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公開日:2021年1月16日 更新日:2023年9月16日
■足立区登録有形文化財(建造物)〈昭和60年11月12日登録〉
■吉祥院(本木西町17ー5) 【地図】(外部サイトへリンク)
■公開(見学の際は、マナーを必ず守ってください)
吉祥院は、渕江山吉祥院星谷寺(ふちえさんきちじょういんせいこくじ)と号し、真言宗豊山派で、開山の時期には諸説ありますが、室町時代と推定されています。『新編武蔵風土記』によると、徳川家康から五石の朱印地を授与されたといい、その格式により、正月四日に江戸城に年賀のため登城する際、住職が用いた葵紋を付けた駕籠(かご)も現存しています。
旧吉祥院山門は一間一戸の四脚門で、屋根は切妻造の桟瓦葺です。寛保2年(1742)の建立といわれ、大正時代に改築され、平成14年(2002)に現在地(常念坊)へ移築されました。かつては宝鏡院宮(ほうきょういんのみや)の筆による扁額「渕江山」(足立区登録有形文化財)がかけられていました。
なお、吉祥院は、この他に「吉祥院宝篋印塔(寛永五年在銘)」・「木造弁才天坐像」・「大般若経 附・廻村什具」および多数の板碑や庚申塔などが文化財登録されています。
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