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公開日:2021年1月12日 更新日:2021年1月12日

庚申塔(こうしんとう)とは?

足立区では、寺社や路傍など、色々な場所で庚申塔を見つけることができます。現在、154件で計168基の庚申塔が文化財として登録されています。
庚申塔は、庚申待(こうしんまち)という行事と密接に関係するものです。庚申待は、江戸時代の庶民が60日に一度おとずれる庚申の日に、皆で集まって一晩中酒食を共にする行事で、中国の民間信仰である道教に由来します。
道教では、三尸(さんし)の虫という三匹(上尸・中尸・下尸)の虫が人間の体内に住んでおり、庚申の日の夜に、睡眠中の人の体から抜け出てその人の罪を天帝に密告するといわれ、密告された人の寿命が縮むと信じられています。そのため、人々は一晩中起きていることで、密告されるのを防ごうとするようになりました。これが庚申待です。そして、庚申待を三年間継続すると、その記念に皆で庚申塔を立てるようになりました。
庚申の「申」という字は、「しん」のほかに「さる」とも読み、これは「猿」に通じます。そのため、多くの庚申塔に三猿(みざる・いわざる・きかざる)が彫られています。また、青面金剛(しょうめんこんごう)が邪鬼を踏みつけている姿も多くの庚申塔に彫られています。その他にも、地蔵や観音、鳥などが彫られた庚申塔もあり、彫られたものを見るだけでも十分に面白い文化財です。

三尸の虫 庚申塔

       三尸の虫

   (左から下尸・中尸・上尸)

※『太上除三尸九虫保生経』をイラスト化

   典型的な庚申塔
(青面金剛が邪鬼を踏みつけ、

最下部には三猿が彫られている)

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