公開日:2020年2月1日 更新日:2024年7月1日
今月の新着
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新着図書
『電子仕掛けのラビリンス』
石川宏千花/作 理論社
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中3の夏子は、クラスで唯一SNSの無料アプリHOOPをしない少数派。けれど、幼なじみのユキナは、最近度を越している。美大に通っているニルと名乗る人と、朝までHOOPをして、学校も休み始める。なぜ、やめられないの?心配な夏子はニルに会い、ユキナとの時間を減らすように説得するが、逆にその分の時間を夏子が埋めるならと条件を出される。困惑している夏子のもとに、「ニルは危険だ、近づくな。」と警告する少年エリが現れる。ニルとエリは何者なのか?何のためにユキナに付きまとうのか?依存症を描きながらも、ファンタジーな雰囲気のある一冊です。
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『死の森の犬たち』
アンソニー・マゴーワン/作 尾崎愛子/訳 岩波書店
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ナターシャの7歳の誕生日に、子犬がやってきた。ひとつの目は氷のように冷たい青色で、もうひとつの目はやわらかな茶色の、オオカミの血を引く犬だった。喜びでいっぱいのナターシャは、その犬にゾーヤと名付けた。ところが、その夜、最悪の事態が起こった。チェルノブイリ原子力発電所が爆発したのだ。パパとママとナターシャは、キエフ行きのバスに乗り避難することになるが、ペットは連れて行けない。ナターシャは、バスの中から森へ消えてゆくゾーヤの姿を泣きながら見つめていた。野生のオオカミやクマの住む森に置き去りにされた子犬のゾーヤは、どうやって生きてゆくのか。ナターシャとは再会できるのか。野生動物たちの命をかけた過酷な日々と、数奇な運命の物語。
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『世界ぐるぐる怪異紀行 どうして“わからないもの”はこわいの?』
奥野克巳/監修 奥野克巳/他著 河出書房新社
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この本では、世界各地で出会った怪異体験や現象が、9人の文化人類学者たちによって紹介されています。ペナンの妖術師やヴァヌアツの魔女。中央オーストラリアの人喰いマムなどが、今でも暮らしの中で生きていています。そして、原因の分からない不運な事が起きると、それらの仕業にして、自分を納得させているようです。日本でも厄払いをしたり、縁起をかついだりすることを考えると、案外近い感覚を持っているのかもしれません。最後まで興味深く読めます。
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