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公開日:2019年6月13日 更新日:2023年6月29日
水運がおもな交通手段だった江戸時代、隅田川、荒川、中川などの川に囲まれた足立では、流通の良さもあいまって、大勢の職人たちが移り住み、生活必需品や暮らしに彩りを添える工芸品などが盛んに生産されました。
時代が移り、人々のライフスタイルが変わっても、足立の職人たちは、「粋」で「納得のいく手しごと」にこだわりつつ、日夜研鑽を続けています。
【匠の伝承】籐の声を聞きながら曲げていくんです
両腕と膝を使いながら自由に折り曲げながら形成していく籐工芸。見事な曲線美は、竹本義道さんの手によって生み出されました。
【匠の伝承】仕事に大切なのは、心の勉強です
繊細にして優美。木彫刻家の佐藤岩慶さんは主に寺社や個人宅に収める仏像を手がけています。
【匠の伝承】木彫刻は、人のこころを癒してくれる存在
伝統的な木彫刻の技を駆使した愛らしい作品は、年齢や国籍を問わず、多くの方々を魅了しています。
【匠の伝承】鋏が、すべてを物語ってくれる
華道、盆栽などの世界では、「國治(くにはる)」の名で知られた川澄巌さんの鋏。物がすべてを語るという川澄さんに、ものづくりの神髄に迫ります。
【匠の伝承】人の手の一部になるような刃物を作りたい
温度や湿度で形を変える鋼を操り、江戸時代から続く打刃物に仕上げる松村政明さんの仕事場に密着。
【匠の伝承】この仕事は、手の感覚だけが頼りです
釘をほとんど使わないで作る江戸指物一筋50年の飯岡一夫さんの技を支えているのは、自身の手の感覚です。
【匠の伝承】この音色、日本人の心にぐっとくるでしょ
あくまで楽器なので音をどう作り出すかが一番難しいと、篠笛職人の大塚敦さん。
【匠の伝承】最近かな。弾く前に出来がわかるようになったのは
棹作りを中心に製作する鈴木勇二さんの三味線はすべて手づくり。「手づくりは音が違う」と評判です。
【匠の伝承】銀が持つ、独特な艶に魅せられて
誰にも負けないつもりでやっていると語る佐古壮男さんの銀器には、愛情がぎっしり詰まっています。
【匠の伝承】銀の器の厳かな雰囲気と愛らしさが共存
浅野盛光さんは、「へら絞り」の技法を用いて美しく滑らかなフォルムを持った銀器を作り出す達人です。
【匠の伝承】仏壇は人が手を合わせるものだから、こだわる
唐木材を使用して作られる東京仏壇。置栖忠明さんは40年以上も仏壇を作り続けています。
【匠の伝承】“縫う”だけでは、単なる作業でしかないから
針を手に50年。江戸刺繍職人の辻口良保さんは、今も刺繍の可能性にチャレンジし続けています。
江戸刺繍の伝統を継承する竹内功さんの作品には、絹糸よりも細やかな心遣いが無数にちりばめられています。
【匠の伝承】常に新しいものに取り組む
松崎光正さんが生み出す人形たちは、愛らしく、どこかユーモラスな表情が特徴です。
【匠の伝承】他の染色方法では味わうことの出来ない独特の風合い
阿部晴吉さんが日本独自の「注染(ちゅうせん)」の技法を用いて作る「東京本染ゆかた・てぬぐい」
6月・12月:足立伝統工芸品展(詳細は、あだち広報および専用ページでお知らせします)
令和2年11月 | 東京銀器 | 浅野 盛光 | 瑞宝単光章を受章しました。 |
令和2年11月 | 東京打刃物 | 川澄 巌 | 黄綬褒章を受章しました。 |
令和元年12月 | 東京打刃物 | 川澄 巌 | 文化庁長官表彰を受けました。 |
平成28年11月 | 東京打刃物 | 川澄 巌 | 「卓越した技能者(現代の名工)」表彰を受けました。 |
足立区伝統工芸振興会「会員名簿」/令和5年5月(PDF:278KB)
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