花畑地域における地域内交通の検討状況について

花畑周辺地域では、足立区総合交通計画（令和元年１１月改定）に基づき、交通不便地域解消のため、令和３年１０月から令和６年３月まで「社会実験バス　ブンブン号」の実証運行をしていましたが、目標収支率に達せず、運行終了となりました。（ブンブン号の詳細はこちら）

そのため、現在は『足立区地域内交通導入サポート制度』を活用した、将来に渡り持続可能な移動手段確保のため、足立区・地域住民・交通事業者で連携・協力しながら、限られた地域内を運行する交通手段導入の検討を進めています。

運行計画の作成のため、地域との意見交換を行いました。いただいた主な意見は以下のとおりです。

医療施設への利用が可能な時間帯を運行時間を検討します。また、社会実験バス「ブンブン号」の利用状況や、職員による乗降調査結果より、午後３時以降利用者がかなり少ないこと確認できているため、それらを踏まえた運行時間を設定します。

地域の皆様から提案のあった利用頻度が多い施設を中心に運行ルートを設定していきます。

（提案いただいた利用頻度が高い施設はこちら（PDF：386KB））

予約を必要とするAIデマンドタクシー等ではなく、路線バスのような決まった時間で決まった経路を運行するような運行方法を設定していきます。

地域からいただいた上記の意見やブンブン号の利用実績を参考に以下のとおり運行概要（案）を設定しました。

バス交通のように、予約不要で決められた経路や時刻で運行する路線定期型（定時定路線）での運行

運  行  日：週３日

運行時間：午前８時から午後３時

運行間隔：１時間に１便程度

１回の乗車につき１００円

車両タイプ：ワンボックスカー

乗　客　数：最大５人

地域へのヒアリングより、地域内の利用が多い施設（病院やスーパー等）を確認しました。

今後は、地域・交通管理者（警視庁）・付近のバス路線を運行する事業者と調整を重ね、上記の施設を経由する運行経路及び停留所について検討を進めていきます。

令和７年秋頃から半年間の実証実験を予定

ブンブン号の運行が終了した後の移動手段確保について、地域の皆様に対し、バス業界の現状や「地域内交通導入サポート制度」についての勉強会を開催しました。（詳細はこちら）

地域からいただいた意見や利用頻度の高い施設を参考に設定した、２通りの運行経路での試走会を実施しました。
実際に地域の方にもご乗車いただき、経路等について改めて様々なご意見をいただきました。

第一回の試走会で出た意見を参考に、第二回の試走会を実施しました。
今回の試走会では、停留所として想定している箇所に実際に停車し、停留所予定地の現状などを地域の皆様と一緒に確認しました。

運行経路の確定や停留所の設置確認、運行事業者の選定等を地域と連携しながら進めていきます。

足立区地域内交通導入サポート制度
常東地区における地域内交通の検討について
社会実験バス ブンブン号