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公開日:2023年1月26日 更新日:2023年9月1日

多様な交通手段の導入に向けた取組状況について

 令和4年度に実施した交通需要調査アンケート集計結果等に基づき、現在検討を進めている、入谷・鹿浜地区におけるデマンドタクシー実証実験(案)について、お知らせします。

バス以外の多様な交通手段の導入について

 平成30年2月に、区内全域で実施した「足立区の交通に関する意識調査」において、「交通不便度が高いものの、その解決手段としてバス交通のニーズが低い」地区は、区内に7地区(下図の赤枠で囲まれた黄色着色部分)あります。

 令和元年10月に改定した足立区総合交通計画では、上記7地区において、バス以外の多様な交通手段の導入を検討していくものとしています。

HPtizu

 足立区総合交通計画については、下記のリンク先からご覧になれます。

足立区総合交通計画を改定しました

入谷・鹿浜地区での取り組み状況について

町会・自治会でのヒアリング

足立区西部の入谷・鹿浜地区は、「不便を感じる」と回答した方の比率が他地区より高く、令和3年度より、町会・自治会を中心にどのような点で日常の移動に不便と感じるのか等、ヒアリングを進めてきました。そこで挙げられた意見からは、以下の特性が見られました。

・日頃利用する駅やバス停、近隣のスーパー、病院など目的地が広域に渡って点在しており、バスのような定期運行型では運行距離が長くなり、定時制や採算性が劣る可能性が高い。

・自家用車を所有しているため、公共交通の利用頻度自体が少ない方も多い。

・高齢者からは、足が悪く、駅やバス停まで遠くて大変という意見が多い。

⇒利用したい方が、利用したい時に、自宅から乗車できる、タクシーに近い交通手段が入谷・鹿浜地区の需要に合っているのではないかと考えられます。

交通需要調査(アンケート)の実施

 更に対象者を増やし、バス以外の交通手段の導入の必要性等について検討を行うため、地域にお住まいの方を対象に「公共交通の利用等に関するアンケート調査」を実施しました。

 (1)調査方式

   Webもしくは紙でのアンケート方式

 (2)配布方法

   区職員が直接、各住戸に投函

 (3)ポスティング範囲

   ・入谷地区(入谷一丁目から入谷九丁目)

   ・鹿浜地区(鹿浜地区町会・自治会連絡協議会管内)

 (4)ポスティング数

   世帯数の約2割

 (5)回答期間

   令和4年12月14日(水曜日)から令和5年1月13日(金曜日)まで

 (6)配布物

   以下のとおり

 ・ アンケート調査依頼文 (PDF:672KB) 

 ・ 別紙(バス以外の「新たな交通手段」について)(PDF:831KB)

 ・ アンケート調査票(PDF:776KB)    

交通需要調査結果

(1)回答数

HP1

(2)回答者の年齢

     紙回答N=566         Web回答N=257

   HP2

(3)回答者の職業(N=823)

          HP3

(4)新たな交通手段(デマンドタクシー)の利用意向

      入谷地区N=217      鹿浜地区N=603

   HP4  

 ※ 両地区で「利用したい」が半数以上となったが、今は困って

  いないが、免許を返納したら利用するかもしれない等の理由で、

  「わからない」という回答も3割と多い。

(5)利用意向に関する簡易分析 別紙1(PDF:1,128KB)

デマンドタクシー実証実験の概要(案)について

1 デマンドタクシーに関する意見等について

これまでに挙げられた、地域の方やタクシー事業者からの主な意見等は、以下のとおりです。

(1)地域の方から挙げられた意見(アンケート調査等)

   ア どの世代も利用しやすいものにしてほしい。

   イ 電話だけでなく、アプリでも予約できるようにしてほしい。

   ウ タクシースタイルなら、運賃は1台あたりとしてほしい。

   エ 公平となるよう、遠距離の場合は運賃を高くすべき。

   オ 高齢者などは、運賃を安くしてほしい。

(2)タクシー事業者から挙げられた意見

   ア 乗務員が混乱しないように、料金体系はシンプルにすべき。

   イ 既存のタクシーアプリでも配車できるが、精算方法が課題である。

   ウ 8時から9時は、電話予約が多く、オペレーターにつながりづらい。

(3)本格運行している他自治体からの助言

   ア 利用時間や料金など、周辺の公共交通に影響が出ないようにすべき。

   イ 公平性を保つために、利用回数に制限をかけた方が良い。

   ウ 利用者数と公費負担は、比例関係にあり、バランスを取るべき。

2 デマンドタクシー実証実験の概要(案)について

1で挙げられた意見等や他自治体の事例を参考に、令和6年6月からの実証実験開始に向けて以下のとおり検討を進めています。※今後、変更になる可能性があります。

(1)実証実験の目的

交通不便度の高い入谷・鹿浜地区を対象にデマンドタクシーの実証実験を行い、その利用状況や既存の公共交通に与える影響等を調査し、足立区におけるデマンドタクシー導入の有効性や課題等を検証します。

(2)実証実験期間

令和6年6月から令和6年12月(予定)

(3)想定の利用者数

他自治体の実証実験では1か月あたり地域人口の約4.0%の利用者数となったことから、それを参考に入谷・鹿浜地区の人口(約43,000人)で算出し、1,720人/月を想定の利用者数とします。

(4)実証実験の概要(案)および共通乗降場候補について

令和4年度に実施した「公共交通の利用等に関するアンケート調査」結果をもとに、地域の方が日常利用する施設等を対象とした25か所を、候補地とします。

詳しくは、添付ファイルをご覧ください。

デマンドタクシー実証実験の概要(案)(PDF:123KB)

入谷・鹿浜地区 共通乗降場候補一覧(PDF:266KB)

入谷・鹿浜地区 共通乗降場候補位置図(PDF:786KB)

今後のスケジュールについて

  sukeju-ru    

参考資料

入谷・鹿浜デマンド交通ニュース(PDF:731KB)

入谷・鹿浜デマンド交通ニュースvol.2(PDF:1,091KB)

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