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公開日:2019年12月20日 更新日:2025年2月19日
都市計画道路とは、私たちの地域の骨格を形成し、活力あるまちづくりや、安心して暮らせる基盤を創出する都市施設です。
人や物の流れを円滑にして交通渋滞を緩和することに加え、電気・ガス・電話・水道・下水道など私たちの生活に欠かせないインフラの収納スペースとしての役割を担っています。また、災害時の避難経路や救援ルート、火災の延焼遮断帯としても機能し、より安全で快適な暮らしを支えています。
東京都および23区は、東京を取り巻く多様な状況を考慮しながら、「活力・防災・暮らし・環境」を目標に、区部における都市計画道路全体の整備方針(第4次事業化計画:平成28年度から令和7年度)を定めています。区では、この整備方針や区のまちづくり事業に基づいて都市計画道路を整備しています。
区が施行している主な道路は、以下のとおりです。
補助第138号線は、区内の環状7号線にほぼ並行(南側約800m)に位置する、足立区江北二丁目と葛飾区東金町二丁目を結ぶ道路です。
区内における計画上の道路延長は8,620mあり、このうち綾瀬川以東の一部並びに梅田五丁目及び関原三丁目の一部が完成しています。
現在、区では、関原三丁目から梅田五丁目の区間で整備を行っているほか、江北地区で用地取得を、興野地区で用地測量を実施しています。また、興野一丁目地内(本木新道から尾竹橋通り)や中央本町一・二丁目及び綾瀬新橋付近において東京都が事業を進めています。
平成26年5月30日、補助第138号線その2工区において事業認可を取得しました。これまでに電線共同溝(電線や電柱を地中化するための施設)整備工事、電線事業者による電線共同溝への電線類の入構工事を行いました。令和6年度には街築(歩道と車道)整備工事を実施し、その後、令和7年度早期の交通開放を目指しています。
区間:関原三丁目23番から梅田五丁目19番
事業期間:平成26年度から令和6年度(令和7年度に延伸予定)
延長:280m
計画幅員:16m(両側歩道3.5m、車道9m)
補助第138号線その2工区道路予定地写真及び完成イメージ図
補助第138号線江北地区では、病院開設に伴うアクセス向上等のため、令和5年9月25日に事業認可を取得しました。現在、用地取得を実施しています。
<関連リンク>補助第138号線江北地区の事業認可を取得しました
区間:江北四丁目9番から江北一丁目32番(東京女子医大通りから尾久橋通り)
事業期間:令和5年度から令和12年度
延長:390m
計画幅員:16m
補助第138号線(環七南通り)江北地区の位置図
補助第138号線興野地区では、延焼遮断帯の形成のため、令和7年度中の事業認可の取得を目指しています。現在は、令和5年度から用地測量を実施しています。
区間:扇三丁目18番から西新井本町四丁目2番(尾久橋通りから本木新道)
延長:940m
計画幅員:16m
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補助第138号線(環七南通り)興野地区の位置図
補助第255号線は、竹の塚七丁目から梅島一丁目までを結ぶ延長3,530mの道路です。竹の塚七丁目から島根三丁目まではすでに完成しており、環状七号線から旧日光街道までの区間は、第四次事業化計画(平成28年度から令和7年度まで)の優先整備路線に選定されています。
沿道周辺地区は、防災機能を備えた公園や避難路となる道路が必要な地域となっています。道路を整備することで、災害時に周辺への延焼を防ぎ、また、避難経路・緊急輸送路を確保することができます。
令和3年度に現況測量を実施、令和4年度には用地測量や基本設計に着手し、現在、令和7年度中の事業認可の取得を目指しています。
区間:梅島三丁目地内
延長:680m
計画幅員:16mから27m
補助第255号線位置図
補助第256号線は、四家交差点(中央本町三丁目)から花畑大橋(花畑五丁目)を南北方向に結ぶ延長4,180mの道路です。
環状七号線から花畑大橋までの北側の区間は、区画整理事業の施行に伴い完成しました。
環状七号線から四家交差点までの南側の区間では、令和2年2月28日に事業認可を受け、用地取得に着手しています。令和5年度末で用地取得割合は55.41%であり、取得済みの用地には、歩行者空間を確保するため暫定歩道を整備しています。
区間:中央本町三丁目11番から青井六丁目25番先(四家交差点から環状七号線)
事業期間:令和元年度から令和15年度末
延長:840m
計画幅員:15mから15.2m(両側歩道3m、車道9m)
補助第256号線(花畑大橋通り)位置図及び暫定歩道を整備した写真
区画街路第9号線は、東武伊勢崎線西新井駅西口とけいさつ前通りの交差点を結ぶさくら参道の一部です。地域拠点としての交通利便性の向上を目的として、西新井駅西口周辺地区の防災まちづくりと連携し、駅前交通広場との一体的な整備を目指しています。
平成16年に都市計画決定を行いましたが、その後、交通需要の変化に伴い、平成27年に都市計画変更を行いました。用地測量や基本設計を経て、令和4年4月18日に事業認可を取得しました。現在、用地取得を実施しています。
区間:西新井栄町一丁目及び西新井栄町二丁目地内
事業期間:令和4年度から令和11年度
交通広場の面積:5,468平方メートル
街路部分の延長:23.5m
計画幅員:22m
区画街路第9号線位置図
区画街路第14号線は、東武伊勢崎線竹ノ塚駅西口の駅前交通広場とその北側に位置する補助第261号線を結ぶ道路です。竹ノ塚駅では、駅付近の連続立体交差化や駅前交通広場の整備を通じて、交通結節機能の向上や回遊性のある歩行者空間の確保、さらには、地域の防災性の強化を目指しています。
事業認可を平成23年12月20日に取得し、排水施設(下水道)の整備や電線共同溝(無電柱化)に関わる工事等を実施しました。街路部を整備後、令和7年2月、駅前交通広場の暫定整備の完了に伴って交通開放を行う予定です。
※バスの停留所の位置は開放前と変更ありません。
※駅前交通広場の本整備は、都で事業中の補助第261号線の整備に合わせて行います。
区間:西竹の塚二丁目(駅前から補助第261号線)
事業期間:平成23年度から令和6年度
交通広場の面積:4,249平方メートル
街路部分の延長:97m
計画幅員:18m(両側歩道4.5m、車道9m)
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北綾瀬駅では、平成31年3月に東京メトロ千代田線が北綾瀬駅を始発とした代々木上原方面への直通運転を開始したことを契機に、駅の利用者や、子育て世代を中心とした周辺地区の人口の増加が顕著になっています。
令和3年7月に策定された北綾瀬駅周辺地区まちづくり計画では、駅前交通広場の整備による安全で便利な駅周辺の交通環境の確保を掲げており、令和3年4月19日に都市計画決定、令和3年9月8日に事業認可を取得しました。現在、令和7年度の交通開放を目指して、駅前交通広場及びペデストリアンデッキ整備工事を行っています。
区画:谷中四丁目8番
事業期間:令和3年度から令和7年度
交通広場の面積:2,117平方メートル
街路部分の延長:7.6m
計画幅員:19m
区画街路第15号線位置図
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