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公開日:2020年2月1日 更新日:2025年11月1日




こたえ 〇
酉の市で売られるくまではそうじに使うものではありません。ここで売られるくまでは、宝船(たからぶね)や福の神でかざりつけられ、とくに商売をしている人びとが、お店が繁盛(はんじょう)するようねがい、玄関(げんかん)などにかざります。
酉の市は11月の酉の日に行われる祭りで、足立区花畑の大鷲神社(おおとりじんじゃ)が始まりです。
酉の日は年によって日がちがい、一回目から順に一の酉、二の酉、三の酉といい、三の酉がない年もあります。
東京の浅草(あさくさ)にある鷲神社(おおとりじんじゃ)の酉の市がもっとも有名で、境内(けいだい)やまわりの路上にたくさんの市が立ちます。
江戸時代(えどじだい)の中ごろからは、役者や料理屋(りょうりや)など、客を相手にする人びとがよく参拝(さんぱい)しました。
市では、くまでのほかに、ヤツガシラ、アワもちも売っていました。くまでは落ち葉などをかき集める道具であることから、福や金をあつめるとされ、ヤツガシラは人の頭(かしら)にたてるよう、出世をねがう意味がこめられ、アワもちはこがねいろであることから、金持ちになるとされました。
【参考文献】
『総合百科事典ポプラディア 11 つ て と 第3版』 ポプラ社
『ベスト図解百科 11』 学研ネクスト
『かこさとしこどもの行事しぜんと生活 11月のまき』 かこさとし/文・絵 小峰書店
『東京市暦』 川端誠/作 リブロポート
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