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公開日:2018年5月22日 更新日:2025年1月28日
足立区は、「住んでいるだけで自ずと健康になれるまち」を目指して健康づくり施策を推進しています。
その中で特に力を入れているのが、区民に多い糖尿病対策に重点を置いた「あだち ベジタベライフ~そうだ、野菜を食べよう~」を旗印にした野菜に関する取り組みです。
足立区民に糖尿病が多いこと、そして糖尿病予防で重要な野菜摂取量も少ないこと、この2つの現状を打開するため、「あだち ベジタベライフ~そうだ、野菜を食べよう~」をキャッチコピーに掲げ、野菜が食べやすくなる環境づくりを進めています。
糖尿病対策には、食事だけでなく運動も効果的です。
普段なかなか運動する時間が取れない方は、「家事」「階段を使う」「座りっぱなしをやめる」など、日常でできる活動をちょこっと増やす「ちょこ活」から始めませんか?
足立区では、糖尿病が区民の健康寿命(※)を短くしている大きな要因と捉えており、「糖尿病対策」を健康づくり施策の重点に置いています。
(※)健康寿命:一生の中で、介護等を必要とせず健康で日常生活を送れる期間のこと
血液中の糖分が多い状態が続くことで、全身の血管や臓器に障害が起きる病気です。体質、過食、運動不足、肥満、ストレス、加齢などで「インスリン」という血糖値を一定に保つホルモンをつくる力が弱まったり、効きにくくなるために起こります。
若くても、やせていても発症する可能性があり、重症になるまで自覚症状がないのが特徴です。
詳しくはコチラ
足立区は、糖尿病の一人あたりの医療費が23区で上位に位置しており、糖尿病で人工透析を行っている患者の割合が特別区・東京都を上回っています。
【糖尿病医療費における23区比較】
【年間200万円以上医療費がかかっている被保険者の中で人工透析を行っている患者の割合】
普段の食生活は糖尿病予防として大切ですが、特にポイントとなるのは「野菜」です。
区独自の調査によれば、足立区民の野菜摂取量(1日)は横ばいであり、女性については全国とほぼ同程度となっていますが、依然として男性の摂取量は国との差が大きくなっています。
【推定野菜摂取量の年次推移】
※足立区食習慣調査結果より
調査対象者:20 歳以上60 歳未満の男女1,000 人(外国人を除く)
対象者抽出:住民基本台帳からエリア・生年代別に層化無作為抽出
調査期間:11 月1か月
質問紙:食習慣質問票(BDHQ)を使用 配布・回収:郵送
※ 国のデータ:国民健康・栄養調査による(令和2、3年度は調査中止)
「糖尿病対策」を健康づくり施策の重点に置き、区民の生活の質(QOL)を向上させるとともに、健康寿命の延伸と医療費の抑制を目指すため、平成25年度に「糖尿病対策アクションプラン」を策定しました。
令和6年度からは、健康あだち21(第三次)行動計画の策定に伴い改定した「糖尿病対策アクションプラン2」に基づき、ベジタベライフの取り組みをはじめ様々な施策を展開しています。
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