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公開日:2018年5月22日 更新日:2023年6月28日
足立区では、住んでいれば自ずと健康になれるまちを目指して、「もっと笑顔、もっと長寿 あだち元気プロジェクト(通称:元プロ)」を実行していきます。
その中で特に力を入れて推進しているのが、区民に多い糖尿病対策に重点を置いた「あだち ベジタベライフ~そうだ、野菜を食べよう~」を旗印にした野菜に関する取り組みです。
【ベジタベライフ関連ページ】
【糖尿病対策関連ページ】
足立区民に糖尿病が多いこと、そして糖尿病予防で重要な野菜摂取量も少ないこと、この2つの現状を打開するため、「あだち ベジタベライフ~そうだ、野菜を食べよう~」をキャッチコピーに掲げ、野菜が食べやすくなる環境づくりを進めます。
『足立区民の健康寿命(注1)が都平均より約2歳短い』という事実をご存知でしょうか。この大きな一因となっているのが、偏った食生活が引き起こす生活習慣病です。
足立区は特に「糖尿病に関わる医療費」が23区最多(ワースト1)ということから、糖尿病が足立区民の健康寿命を短くしている最大の阻害要因と捉えています。
(注1)健康寿命:一生の中で、介護等を必要とせず健康で日常生活を送れる期間のこと
足立区における糖尿病の現状(糖尿病対策アクションプランから抜粋)
(国民健康保険加入者のうち、年間200万円以上医療費がかかっている患者を抽出)
糖尿病予防で大切なのは普段の食生活、特にポイントとなるのが「野菜」です。
区独自の調査によれば、足立区民の野菜摂取量(1日)は、健康長寿で知られる長野県よりも約100グラムも少ないことが分かっています。
野菜摂取量(1日あたり) | 塩分摂取量(年間・多い順) | ||
---|---|---|---|
男性 | 女性 | ||
長野県 | 379グラム(全国1位) | 353グラム(全国1位) | 3.681グラム(全国4位) |
東京都 | 299グラム(全国25位) | 291グラム(全国20位) | 1.935グラム(全国39位) |
【平成26年度 足立区民の食習慣調査】
野菜推定摂取量(1日あたり) | ||
---|---|---|
足立区 | 220グラム |
このような現状を踏まえ、足立区は今後10年間の健康づくりを「糖尿病対策」に重点を絞り、区民の生活の質
(QOL)を向上させるとともに、健康寿命の延伸と医療費の抑制を目指すため、「糖尿病対策アクションプラン」を策定しました。
このアクションプランに基づき、ベジタベライフの取り組みをはじめ様々な施策を展開しています。
(平成26年9月に一部内容の改定を行いました)
糖尿病対策の柱である「野菜を食べること」を実践するためには、「歯と歯肉の健康」を保ち、よく噛むことが必要です。
また、近年の研究により、糖尿病から歯周病が悪化するだけでなく、歯周病が糖尿病を悪化させるなど、「糖尿病と歯周病の相互関係」が明らかになってきています。
こうした現状を踏まえ、子どもの頃からむし歯・歯周病の予防に継続的に取り組み、健康な歯と歯肉でよく噛んで食べる習慣を身につけること、そして「生活習慣病予防」「健康寿命延伸」を実現する区民が増加することを目指し、足立区糖尿病対策アクションプラン関連計画として「歯科口腔保健対策編」を策定しました。
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