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公開日:2019年10月4日 更新日:2023年8月2日

展示|足立区立郷土博物館

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令和5年1月から令和7年3月まで(予定)
建物および展示の改修のため休館しています。
また、展示の改修に伴い、リニューアルオープン後は常設展示の内容が一部変更となります。


画像:企画展示バナー:クリックすると最近開催した企画展示について表示します。

 


過去の企画展

 

常設展示:江戸東京の東郊

江戸東京の東郊とは

現在の足立区の原型は、江戸東京という大都市の東郊となったことから始まります。
東郊とは、江戸東京の都心部から広がる近郊地域を東西に分けて、東側の近郊という意味で、現在の足立区、葛飾区、江戸川区とその周辺を示しています。東郊は丘陵の多い西郊に比べて、大河川の下流域にあたる平坦な地域であることが特徴です。このような東郊の特徴が、現在の足立区の発展や生活や文化を形づくっています。

画像:江戸時代の地図にみる
東郊の範囲

郷土博物館と東郊

郷土博物館では、東郊の近代的な発展をご覧いただける展示と資料を常設しています。また、見て触れて遊べる博物館を目指しています。ご来場を心よりお待ちしています。

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第1展示室:江戸東京と結ばれた農村の誕生

稲作農村の成立


農家と耕地の模型

江戸に幕府が開かれると、未開地域が多かった東郊の開発が急激に進み、用水が整備され、水田を中心とした耕地のなかに集落が点在する光景が作りあげられました。

下肥の利用と農業の発展

画像:
肥溜め模型

江戸東京という大消費地を背景に、換金性の高い生鮮野菜や生花の栽培といった近郊農村という地の利を生かした農業が発達しました。また、肥料として都市から出される下肥を豊富に使うことができました。

流通の拠点 千住市場(やっちゃ場)

画像:
問屋の店先に並べられた野菜(模型)

東郊の生産物の流通の拠点となったのは千住市場です。やっちゃ場といわれた青物市場の問屋の店先には、近在の農家の出荷した野菜が並べられました。

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子どもホール

博物館の資料を使って、さまざまな学習のできるコーナーです。
どなたでも、楽しく利用できます。

にぎやかラック:いろいろな資料を紹介しています。

画像:区切られたラックの中に地口行灯、昔の道具などのさまざまな収蔵品が展示されています。

はっけん引き出し:収蔵資料のミニ展示です。

画像:引き出し形式のミニ展示。画像にある絵馬やむかしのお金などが展示されています。

たいけんボックス:さわって遊べる資料や道具が入ってます。

画像;引き出しの中の下駄や湯たんぽ、そろばんなどの道具を実際に履いたり触ったりできます。

パソコンコーナー:資料の検索ができます。

画像:
浮世絵検索画面

ビデオコーナー:伝統技術や祭礼のビデオが見られます

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第2展示室:東郊の変貌

新しいまちの成立

画像:
区画整理模型

戦後の人口急増は、水田の広がる農地であった東郊に、区画整理や団地建設といった大きな開発をもたらせました。道路や上下水道などの生活基盤が整い、商店街や学校といった施設も作られ、伝統的な農村的集落とは異なる新しいまちが誕生しました。

家の中のものづくり

市街地の拡大とともに東京東郊に工業が広がりました。昭和初期の工業は、家の中で家族が行うような小規模な製造業が多く、多くの業種が集まる東京東部の地の利を活かし、昭和時代を代表する産業の一つになっていきました。
工芸品から、機械の部品、玩具や文房具などの生活用品、紙袋などの消耗品、菓子などの食品まで家の仕事として行われ、なかには有力な輸出品となったものもあります。

⇒家内工業と諸産業へ

都営住宅とくらし

人口急増に対して東京都が供給した住宅には、勤め人のほか、住宅を仕事場とする職人も入居しました。また、主婦は内職をする人が多く、近隣の工場の仕事を請け負うなど、地域の産業に溶け込み、新しい住民は、新しいくらしぶりを創り出しました。

画像:
復元都住(外観)

画像:
復元都住(台所)

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 2階ギャラリー:東郊の近代的発展

江戸東京の文化を支える

画像:
五色桜の彩色絵はがき

東郊は都市の人々を迎える観光地として賑わいました。また、年中行事や祭礼を彩る縁起物の生産地を行うなど広く江戸東京の文化を創り上げる役割をしていました。

東郊の近代産業

江戸時代の終わりからの漉き返し紙、窯業、染物などの基盤となった東郊は水利や広い土地、舟運の便利にめぐまれ、東京の工場地帯として発達した。そのため、太平洋戦争では、米軍の空襲目標ともなりました。戦後、人口増加とともに工場での勤め人も増えていきます。しかし、宅地化が進んだことなどにより、工場は郊外へ移転し、大型化するなどの変化も起こりました。

画像:
瓦づくり

画像:

お化け煙突模型

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お問い合わせ

足立区立郷土博物館

電話番号:03-3620-9393

ファクス:03-5697-6562

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