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公開日:2021年2月16日 更新日:2023年9月16日

扁額「三宮神山」(へんがく「さんぐうしんざん」)一面

■足立区登録有形文化財(書跡)〈昭和59年11月14日登録〉
■勝専寺(千住2-11) 【地図】(外部サイトへリンク)
■公開
扁額「三宮神山」
勝専寺の山門に掲げられた扁額には表に「三宮神山」「菱潭」、裏に「明治十有二年己卯第五月造天野徳翁刻」とあり、明治天皇の当寺御巡幸を記念して掲額されたと伝わります。
三宮神山の山号は、かつて観世音、稲荷神、毘沙門天の三神が併祀されていたことによるといわれています。
扁額は縦65.5センチ、横187センチ。装飾のない大きな一枚板で、書は巻菱潭(まきりょうたん)の揮毫であり、天野徳翁の彫刻です。
菱潭は弘化3年(1846)の生まれで、長じて巻家の養子となった人物で、義父の巻菱湖(まきりょうこ)は親しみやすいその書風から、俗に菱湖流と呼ばれ書道界に大きく貢献した人です。菱潭はその書風を守り育て、明治時代初期の三筆の一人に数えられ、隷書では当代随一と言われています。
なお、勝専寺は、「木造千手観音立像」・「兜附具足」・「木造閻魔王坐像」および板碑3基が文化財に登録されています。

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