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公開日:2020年8月1日 更新日:2023年9月16日

松本子邦碑(まつもとしほうひ)一基

■足立区登録有形文化財(歴史資料)〈昭和63年11月17日〉
持寺(西新井1-15-1) 【地図】(外部サイトへリンク)
■公開
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松本子邦碑

松本子邦の徳を称えて、嘉永3年(1850)に建立されました。西新井大師の境内に建てられたのは、子邦が弘法大師を敬愛していたことによります。
子邦は、寛政5年(1793)に浅草で生まれ、札差(ふださし:米の換金業)を家業としていました。学問に熱心で、儒者の寺門静軒(てらかどせいけん)と親交が深く、碑文も寺門静軒が書いています。
碑文には、「君、読書を好み、書万巻を購い、別業に庫づくりしてもって貯え、勝鹿文庫と称す」(原漢文)とあり、子邦が読書好きで、たくさんの本を購入して、勝鹿文庫(かつしかぶんこ)を開き、それを寺門静軒をはじめとした多くの人々に読ませたといいます。まさに現代の図書館そのもので、子邦のような篤学で富裕な人物が江戸時代の学問・文化を支えていたのです。
なお、總持寺には、国宝・重要文化財などの寺宝があるほか、「山門」・「三匝堂」・「紙本着色弘法大師修法図」および庚申塔4基が足立区登録文化財となっています。

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