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公開日:2022年1月14日 更新日:2022年1月14日

足立区の「GAME CHANGER」にインタビュー第5弾 スポーツ吹き矢 山﨑道夫さん

第5回目は、パラアスリートの山﨑道夫さんにスポーツ吹き矢の魅力や、地域スポーツミーティング(※1)に参加した際のお話をお聞きしました。

山﨑さんは、オランダ連携プロジェクトで実施した地域スポーツミーティング(※1)に障がい者アスリート(パラアスリート)として参加し、「あだちスポーツコンシェルジュ(※2)」の開設に向けて様々なアドバイスをしていただきました。

(※1)地域スポーツミーティングとは、区内を6ブロックの地域に分け、各地域のスポーツ推進委員や施設の指定管理者、総合型地域クラブスタッフ、パラアスリート、障がい者施設職員、医療関係者などが集まり、障がいのある方への運動・スポーツ普及を議論する会議です。

(※2)あだちスポーツコンシェルジュとは、2020年9月に足立区に誕生した障がいのある方の運動・スポーツ相談窓口です。スポーツ施設や総合型地域クラブなどの活動場所をご案内するほか、見学・体験会への立ち合いやサークル加入の調整など、障がいのある方の運動・スポーツ活動をお手伝いしています。

誰でも楽しめるスポーツ吹き矢

 スポーツ吹き矢を始めた当時、仕事を定年退職しまして、運動をしようと思ってスポーツ施設にトレーニングに行ったんですよ。その時、隣の体育館でスポーツ吹き矢をやっていて、講師の先生にやってみませんかと言われて始めたのがきっかけです。トレーニングするだけじゃ飽きちゃうでしょ。暇だし行ってみるかという気楽な気持ちで始めました(笑)。

 最初は、なかなか矢が飛ばなくてね、私は頸椎を損傷していますから難しいのかなと思っていました。だけど続けていくうちにコツをつかんでだんだん矢も遠くまで飛ぶようになり、上達していきました。的に当てることが本当に面白くて、それからスポーツ吹き矢にのめり込みましたね。もうスポーツ吹き矢を続けて12年くらいになりますよ!

 スポーツ吹き矢の魅力は、障がいの有無にかかわらず誰でも、どこでもできるところだと思っています。車いすの人は130cm、立てるひとは160cmの高さの的を狙うこと以外は、障がい者と健常者でルールは変わりませんからね。私が始めたころは、障がいのある方でスポーツ吹き矢をやっている人が少なかったですけど、今は本当に多くの方が挑戦しています。現在は、新型コロナウイルスの影響で思うように活動ができていませんが、自宅に特設吹き矢場を作るなどいろいろ工夫してスポーツ吹き矢を継続してますよ。仲間と活動できる日をとても楽しみにしています。

山﨑さん1  山﨑さん2

足立区にも障がい者がスポーツができる環境があることを知ってほしい

 地域スポーツミーティングに参加した時、オランダの障がい者スポーツの取り組みを聞いて、「足立区もオランダに負けないくらい障がい者がスポーツをする環境が整えられているな」と思っていました。私がやっているスポーツ吹き矢は、区内で30か所程度練習会場があります。ミーティングでは「スポーツ吹き矢だったら足立区のどこでもできるから、スポーツをやりたい人がいたらどんどん紹介して!」と話したことを覚えていますね。オランダ連携プロジェクトをきっかけにスタートした「あだちスポーツコンシェルジュ」には、スポーツをやりたいと思っている人にどんどん活躍できる場所を伝えていってほしいと思います。

ミーティング  ミーティングで話す山崎さん

地域スポーツミーティング         ミーティングで話す山崎さん

今後挑戦してみたいこと

 2020年11月1日に足立区総合スポーツセンターにオープンした「スペシャルクライフコート」は本当にいい施設だと思っています。コートの完成記念式典に招待していただいて、実際に見学しました。車いすの人でも利用しやすいようにバリアフリーになっていて、私でも楽に利用できると思いました。また、式典に参加した際に、コート内でラダーゲッター※というスポーツをやっているのを見ました。動きが少なく、私にもできそう、機会があったらスペシャルクライフコートでラダーゲッターに挑戦してみたいですね。

※ラダーゲッターとは、ロープでつながっているラダーゲッター用ボールをラダー(はしご)に向かって投げ、オレンジ色の横棒にひっかかると場所に応じて得点が入ります。直接ひっかけると上から3点、2点、1点となり、地面にバウンドさせてからひっかけるとどの場所でも5点となります。

ラダー  ボール

ラダーゲッターのはしご(ラダー)     ラダーゲッター用ボール 

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