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公開日:2019年10月9日 更新日:2024年9月27日

区民評価の結果について

足立区では、基本計画や重点プロジェクト事業を行政評価制度により進行管理しています(行政評価制度の概要)

令和6年度足立区区民評価委員会活動報告書(令和5年度事業実施分)について、その概要を紹介いたします。

答申写真

藤後悦子区民評価委員会会長から区長へ報告書提出

区民評価委員会の活動経過

  1. 活動期間:令和6年4月25日から令和6年8月23日まで
  2. 活動回数:延べ24回(全体会、公募委員対象事前説明会、各分科会)
  3. 評価の対象:重点プロジェクト事業(20事業)、一般事務事業(7事業)
     

 重点プロジェクト事業の評価結果

評価の対象・視点

評価対象となる重点プロジェクト事業は、その進捗状況や区を取り巻く環境変化に即応するため、毎年度ラインナップの見直しを実施しています。

令和6年度の区民評価委員会の評価活動は、ヒアリングのさらなる充実をねらいとして、区民評価を行う事業を精査し、43の重点プロジェクト事業のうち、20事業を評価しました。

「前年度の評価結果を事業改善に生かしているか」「区の取組が成果の達成にどれだけ貢献したか」「短期的な予定、中長期的な方向性が、より多くの成果をあげられるものとなっているか」の3つの視点で評価を行いました。

評価の基準

令和3年度から、より適切な評価につなげるため、全体評価だけでなく各視点別の評価についても「0.5」刻みの評価点を追加しました。

「5段階評価」の結果

重点プロジェクト事業における5段階評価の平均点は、以下の表のとおりです。

 

平成5年度

(令和4年度実施分19事業)

令和6年度

(令和4年度実施分20事業)

令和5年度比

ひとと行財政

3.58 3.64 +0.06

くらしと行財政

4.00 3.93 ▲0.07

まちと行財政

3.36 3.25 ▲0.11

 区民評価委員会からの主な提言(重点プロジェクト事業)

1 「進化し続ける 足立」を目指して

  • 多様性の時代となり、社会状況の変化も激しい昨今、これまでに効果を上げていた方法が必ずしも有効であるとは限らない。まずは事業をよりよいものとするために的確な課題分析を行い、その結果を踏まえて、より適切な方法に躊躇なく取り組んでいただきたい。

2 情報発信の質向上を目指した取組みの推進を

  • 情報発信では、SNSの発信回数が重視されがちであるが、区民にとって重要なのは、受け取った情報が具体的な行動に結びつくかどうかである。そのため、発信の質や工夫に注目し、区民が実際に行動に移せる成果を確認できるような取組の推進に挑戦してもらいたい。

3 世代を横断した地域コミュニティの強化

  • 地域コミュニティの強化については、住民を巻き込んだオープンな意見交換の場を増やすことで、世代・属性間、行政と区民の垣根を越えた新たな発想が生まれてくるのではないか。地域活動の参加への敷居が高いと思われている現状の打破に期待したい。

一般事務事業の評価結果

一般事務事業は足立区では約650あり、毎年各部の内部評価を実施したうえで、全事業を3年ごとに庁内評価の対象としています。さらに区民評価委員会による評価について、令和6年度は7事業実施しました。

区民評価委員会からの総括意見(一般事務事業評価)

1 共通課題への対応

  • いくつかの事業において、地域コミュニティ(町会・自治会やボランティア団体、子育て活動の自助グループ等)の活動低下等が、事業目的達成の妨げになっているという共通課題が確認された。
  • 地域コミュニティに対して、事業の担当所管の積極的な働きかけが必要となるが、それとともに、時代の変化に合わせた柔軟な対応(例:関係機関との連携をさらに進めることや、同じような機能を持つ組織の集約等)が求められる。

2 事業内容・指標設定の改善

  • 事業目的と事業内容が必ずしも合致していない事業が見られた。
  • 事業目的の達成につながる指標設定がされていない事業や、達成が安易な指標が設定されている事業が確認された。
  • 事業目的に沿った「事業内容の見直し」「指標設定の精査」を適切に進めてほしい。

 足立区区民評価委員会活動報告書(PDFファイル)

令和6年度足立区区民評価委員会活動報告書(1/4)(PDF:1,903KB)(1.足立区区民評価委員会の概要、2.重点プロジェクト事業の評価結果)

令和6年度足立区区民評価委員会活動報告書(2/4)(PDF:8,699KB)(2.重点プロジェクト事業個別評価調書)

令和6年度足立区区民評価委員会活動報告書(3/4)(PDF:8,976KB)(2.重点プロジェクト事業個別評価調書)

令和6年度足立区区民評価委員会活動報告書(4/4)(PDF:2,966KB)(3.一般事務事業の評価結果、4.表彰事業、5.資料)

●令和5年度以前の報告書は、以下のとおりです。
※令和4年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、区民評価委員会の活動を休止しました。

 ※報告書の冊子は、区役所2階区政資料室及び区立図書館にて、ご覧いただけます。令和6年度分は、令和6年10月下旬に配架する予定です。

行政評価制度の概要

行政評価によるマネジメントサイクル

行政評価は、「区役所が行う様々な活動を、一定の基準・視点にしたがって定期的に評価し、そこで得られた評価結果を次の計画立案や事業改善へと反映させる一連の作業」と定義し、実施しています。重点プロジェクト事業評価は、PDCAマネジメントサイクル(図1)におけるC(評価)の部分であり、A(事業の改善・改革)への流れを促進していきます。

一方、一般事務事業の評価は、過去と現在(前年度決算と今年度予算)を踏まえ、予算計上に無駄がないか、など事業予算そのものに対する評価であり、PDCAマネジメントサイクルにおけるP(計画)の部分を評価するとともに、事業そのものの効果や意義についての評価を実施します。

(図1)行政評価のPDCAマネジメントサイクル

PDCAサイクル

区民評価委員会の位置付け

自己評価(各部の評価及び庁内評価委員会の評価)を行うとともに、学識経験者や公募の区民代表の方々で構成された区民評価委員会(委員数17名)による評価を行っています。現在は、区から諮問を受けた「重点プロジェクト事業」および「抽出された事務事業」について評価を行い、事業改善につなげるための提言を行っています。

(図2)行政評価の流れ

行政評価の流れ

 

区民評価委員会による事業ヒアリングの様子

ヒアリング

  • ヒアリングは、評価調書に加えて、パワーポイントを中心とした補足資料を活用して事業ごとに実施しました。
  • オンライン会議システムを活用し、委員の方にはリモートでもご参加いただきました。

関連情報

問い合わせ先

  • 行政評価制度に関する問い合わせ
    政策経営部政策経営課
  • 各事業に関する問い合わせ
    各担当課(各個別調書に記載されています)
  • 区役所代表電話
    03-3880-5111

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政策経営部政策経営課政策経営担当

電話番号:03-3880-5811

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