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公開日:2019年10月9日 更新日:2023年11月15日

区民評価の結果について

足立区では、基本計画や重点プロジェクト事業を行政評価制度により進行管理しています(行政評価制度の概要)

令和5年度足立区区民評価委員会活動報告書(令和4年度事業実施分)について、その概要を紹介いたします。

答申写真

藤後悦子区民評価委員会会長から区長へ報告書提出

区民評価委員会の活動経過

  1. 活動期間:令和5年4月20日から令和5年8月22日まで
  2. 活動回数:延べ21回(全体会、各分科会)
  3. 評価の対象:重点プロジェクト事業(19事業)、一般事務事業(7事業)
     

 重点プロジェクト事業の評価結果

評価の対象・視点

評価対象となる重点プロジェクト事業は、その進捗状況や区を取り巻く環境変化に即応するため、毎年度ラインナップの見直しを実施しています。

令和5年度の区民評価委員会の評価活動は、ヒアリングのさらなる充実をねらいとして、区民評価を行う事業を精査し、45の重点プロジェクト事業のうち、19事業を評価しました。

「前年度の評価結果を事業改善に生かしているか」「区の取組が成果の達成にどれだけ貢献したか」「短期的な予定、中長期的な方向性が、より多くの成果をあげられるものとなっているか」の3つの視点で評価を行いました。

評価の基準

令和3年度から、より適切な評価につなげるため、全体評価だけでなく各視点別の評価についても「0.5」刻みの評価点を追加しました。

「5段階評価」の結果

重点プロジェクト事業における5段階評価の平均点は、以下の表のとおりです。ただし、前回(令和3年度)の結果は「参考値」とし、5年度との単純比較はできないことにご注意ください。

※令和4年度は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、区民評価委員会の活動を休止しました。

 

平成3年度

(令和2年度実施分46事業)

令和5年度

(令和4年度実施分19事業)

令和3年度比

ひとと行財政

4.10 3.58 ▲0.52

くらしと行財政

3.97 4.00 +0.03

まちと行財政

3.47 3.36 ▲0.11

【令和3年度を参考値とする理由】

  • 評価対象事業の数が違うため(令和5年度はヒアリングの充実を目的として区民評価対象事業を厳選し、1事業のヒアリング時間を拡大した)

 区民評価委員会からの主な提言(重点プロジェクト事業)

1 「協働・協創」をさらに意識した事業展開に向けて

  • 事業展開にあたっては、国や都の考えに則るだけでなく、足立区独自の視点も交えて多様な関係者と実りある協働・協創を具現化しながら進め、職員それぞれが専門性を活かしいきいきと働ける環境を創っていってほしい。

2 「若い世代に一括り」からの脱却

  • 多くの事業において「若い世代」に向けた取組やアプローチを行っているが、「若い世代」といっても年齢や所属等により状況は様々であり、ニーズや課題をより丁寧に分析すべきである。

3 縦割りを超えた横断的な展開を

  • 個々の事業目標や個別の成果が達成されることは意義深いことであるが、区民の利益や安心・安全性の確保に適っているか、より広い視点で部署間同士、重点プロジェクト事業同士の協業をはかっていただきたい。

一般事務事業の評価結果

一般事務事業は足立区では約650あり、毎年各部の内部評価を実施したうえで、全事業を3年ごとに庁内評価の対象としています。さらに区民評価委員会による評価について、令和5年度は7事業実施しました。

区民評価委員会からの総括意見(一般事務事業評価)

1 近隣自治体との連携等による事業効果の向上

  • 区単独で行う事業において、東京のような区境の居住地が密集している地域においては、近隣自治体でもサービスが利用できれば利便性が高まる。
  • 区内で事業を完結させるのではなく、近隣自治体との連携等を進めることにより、更に事業の効果を高めてほしい。

2 時代にあった柔軟な事業運営・組織運営の推進

  • 社会におけるキャッシュレス化は益々進展することが予想されるため、電子媒体での助成交付、カードやスマホ決済に対応できる事業の在り方等の検討を進めてほしい。
  • 最新の技術を取り入れた事業構築の検討も進めてほしい(例:区民が自身の疾病リスクを知ることができる遺伝子検査に、区が一部費用を助成する等)。
  • 時代にあった事業の変革・進化が望まれるところであり、今後の柔軟な事業運営・組織運営にも期待したい。

 足立区区民評価委員会活動報告書(PDFファイル)

令和5年度足立区区民評価委員会活動報告書〈前半〉(PDF:2,455KB)(1.足立区区民評価委員会の概要、2.重点プロジェクト事業の評価結果)

令和5年度足立区区民評価委員会活動報告書〈後半〉(PDF:3,413KB)(3.一般事務事業の評価結果、4.表彰事業、5.資料)

●令和3年度以前の報告書は、以下のとおりです。

 ※報告書の冊子は、区役所2階区政資料室及び区立図書館にて、ご覧いただけます。令和5年度分は、令和5年11月下旬に配架する予定です。

行政評価制度の概要

行政評価によるマネジメントサイクル

行政評価は、「区役所が行う様々な活動を、一定の基準・視点にしたがって定期的に評価し、そこで得られた評価結果を次の計画立案や事業改善へと反映させる一連の作業」と定義し、実施しています。重点プロジェクト事業評価は、PDCAマネジメントサイクル(図1)におけるC(評価)の部分であり、A(事業の改善・改革)への流れを促進していきます。

一方、一般事務事業の評価は、過去と現在(前年度決算と今年度予算)を踏まえ、予算計上に無駄がないか、など事業予算そのものに対する評価であり、PDCAマネジメントサイクルにおけるP(計画)の部分を評価するとともに、事業そのものの効果や意義についての評価を実施します。

(図1)行政評価のPDCAマネジメントサイクル

PDCAサイクル

区民評価委員会の位置付け

自己評価(各部の評価及び庁内評価委員会の評価)を行うとともに、学識経験者や公募の区民代表の方々で構成された区民評価委員会(委員数17名)による評価を行っています。現在は、区から諮問を受けた「重点プロジェクト事業」および「抽出された事務事業」について評価を行い、事業改善につなげるための提言を行っています。

(図2)行政評価の流れ

行政評価の流れ

 

区民評価委員会による事業ヒアリングの様子

ヒアリング

  • ヒアリングは、評価調書に加えて、パワーポイントを中心とした補足資料を活用して事業ごとに実施しました。
  • オンライン会議システムを活用し、委員の方にはリモートでもご参加いただきました。

関連情報

問い合わせ先

  • 行政評価制度に関する問い合わせ
    政策経営部政策経営課
  • 各事業に関する問い合わせ
    各担当課(各個別調書に記載されています)
  • 区役所代表電話
    03-3880-5111

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政策経営部政策経営課政策経営担当

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