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公開日:2024年3月22日 更新日:2024年6月25日

足立区基本計画ライブミーティング開催結果

区制100周年までのあだちの未来像を描く、新たな基本計画(令和7年度から令和14年度まで)の策定にあたり、足立区にかかわるみなさまの声を反映していくため、会場でのディスカッションと動画の生配信による意見交換を同時に行う「ライブミーティング」を令和6年5月26日(日曜日)に開催しました。

当日の様子は、足立区公式YouTubeチャンネル「動画deあだち(外部サイトへリンク)」からご覧いただくことができます。

スクリーン画像

集合写真

 

開催趣旨

足立区基本計画は、「足立区基本構想」で掲げた将来像「協創力でつくる 活力にあふれ 進化し続ける ひと・まち 足立」を実現するために、区のあらゆる施策を整理し、目標を掲げたもので、区の方向性を指し示します。

現在の基本計画は、令和6年度までを計画期間としており、区では令和7年度から令和14年度を計画期間とする新たな基本計画の策定作業に取り組んでいます。

策定にあたっては、足立区にかかわる多くの方の意見が必要です。このため、「足立区基本計画審議会」で新たな基本計画について議論をいただいているところですが、さらに多くの意見をいただくため、会場でのディスカッションと動画の生配信による意見交換を同時に行う「ライブミーティング」を開催しました。

開催日時・会場

(1)開催日時  令和6年5月26日(日曜日) 午後2時から午後4時まで

(2)会場  足立区生涯学習センター 4階 講堂

プログラム

(1)基本計画に関するご説明

(2)近年の足立区の姿のご紹介

(3)足立区基本計画審議会での議論のご紹介

(4)ディスカッション

(5)まとめ

(6)写真撮影

出席者

パネリスト

(1)長谷川 勝美 副区長

(2)宮本 みち子氏(足立区基本計画審議会 会長)

(3)石阪 督規氏(足立区基本計画審議会 副会長)

(4)区政策経営部長

※ 近藤やよい区長の登壇を予定していましたが、都合により長谷川勝美副区長へ変更となりました。

来場者数

23名

ライブ視聴者数

349名 ※ 最大同時視聴者数 69名

基本計画ライブミーティングの視聴

当日の様子は、足立区公式YouTubeチャンネル「動画deあだち」からご覧いただくことができます。

動画deあだち(外部サイトへリンク)

当日取り上げることができなかった意見への回答

当日取り上げることができなかった意見等について回答を掲載します。

※ 質問内容については、原則として原文のまま記載しています。

子ども・若者について

Q1 若年者がチャレンジできる環境整備について

若い人たちがチャレンジできる環境を整えてほしい。仕事もそうだし、自分の住んでいる地域のためにも何かをしたい人はたくさんいると思う。

【A1】自分の好きなこと、得意なことを活かして「やってみたいこと」にチャレンジできる場として「あやセンターぐるぐる」がありますので、ぜひ一度訪れてみてください。
また、足立区では、令和5年度を若年者支援元年と位置付け、「働きたい・学びたい・チャレンジしたい」若者たちへの様々な支援を開始し、環境整備を進めております。令和6年度も、若者の「やりたい」をさらに実現できるよう、若者が主体となって考える「若者会議」を開催し、当事者の声を聴いていく予定です。そこで伺った意見も踏まえ、若い人がチャレンジできる環境づくりに努めていきます。

Q2 不登校児童・生徒への支援について

・子供の生活に対して
不登校児童の行き場所を増やす
近くに立ち寄れる場所を作る、公民館や児童館など
声掛けの勘違いを無くす
心配すること、注意すること、自身の不満をいうことの違いを大人が理解すること
実情の把握と認識
不登校や子供食堂利用者等は単に病気や、低収入が原因でなく、親や周りの大人の圧カ、両親共働きによるコミュニケーション不足、「多様性」の履き違いなど、多様であることを大人が理解していないことが問題

【A2】現在は、不登校支援に関して、主に以下の事業を実施しています。今後も不登校児童・生徒や家庭に寄り添いながら、様々な支援を検討してまいります。
・教育相談員やスクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーによる相談事業
・学校以外の学びの場として、チャレンジ学級を西新井、綾瀬、竹の塚の3箇所、あすテップを第十中学校と花保中学校の2箇所、居場所を兼ねた学習支援事業を4箇所で実施
・外出が困難な児童・生徒へのアウトリーチ支援として、不登校児童・生徒のための家庭学習支援事業
・仮想空間(メタバース空間)を活用したオンライン支援事業

Q3 中学生以上の子どもを持つ世帯への支援について

学生の母親として、小さなお子さん、お母さん達の相談の場所や支援が認知されているかと思います。実際、中学生以降の世帯へのサービスにも目を向けて欲しいです。小さな子ばかりでなく、学費を捻出しなければいけない中間層がいるということ、地域の参加をしたくても仕事で出来ない現実があります。もう1つ!、義務教育である中学入学制服その他の出費多いです。どうにかなりませんか!

【A3】義務教育にかかる様々な費用の支援制度として、所得の要件はございますが、就学援助という制度があります。所得審査を行い、認定になった場合には、学年ごとに定められた学用品費をはじめ、修学旅行費や校外活動費を援助します。
小学校6年生時に認定になった場合は、中学校の制服購入等に充てていただくための入学準備金も援助しています。他にも、大学等への進学にかかる費用の支援制度もありますので、まずは学務課(03-3880-5977)までお問合せください。

高齢者について

Q4 高齢者の活躍の場を増やすことについて

・高齢者の活躍の場を増やす
清掃活動
街の美化、散歩による健康維持、コミュニケーションづくり
子供の預かり(公民館や児童館で一緒に過ごす)
世代間の融和・活気・教育、施設・人手不足の緩和
子育て世代への助言(公民館や児童館で一緒に過ごす)
区主催で専門講師を必要とせず、気軽に過ごす場所の提供

【A4】高齢者が、住み慣れた地域で日常生活を楽しくいきいきと過ごすことができるよう、地域住民や様々な活動を行なう団体等と連携し、人や地域とつながるための機会の確保、創出に努め、高齢者が活躍できる場を増やしてまいります。

外国人について

Q5 外国人住民との共生のためのルールづくりについて

外国人移住の件に関して、適正なルールづくりをしてもらいたい。特にゴミ出しのルールをもう一度再構築してほしい。ゴミの捨て方が非常にいいかげんになってきた感があるので、そこは強化して欲しい。

【A5】ゴミ出しをはじめとした生活上のルールについて、外国人向けの独自ルールをつくることはできませんが、「ゴミの出し方リーフレット」を多言語で作成し、転入手続き時に外国人へ配布するなど、現在のルールを守っていただくよう取り組んでおります。引き続き、生活マナーやルールの遵守について分かりやすく外国人に伝えられるよう工夫し、日本人も外国人も住みやすいまちになるよう努めていきます。

地域コミュニティについて

Q6 町会・自治会への若い世代の加入について

町会で育った時代もあったので、本日のテーマに結びつくこともあったのではないかと思います。若い世代の必要を一番感じているのは、町会だと思います。

【A6】若年世帯の加入促進のため「未加入世帯も参加できる子ども向け事業助成」、町会・自治会活動の周知や加入促進のチラシ作成のため「活動周知・加入勧奨支援助成」により、加入促進の支援を行っております。引き続き、地域の活性化に向け町会・自治会を支援してまいります。

Q7 地域のつながりの希薄化について

地域の声掛けが減った。かかわらないようになっている。

【A7】誰もが住み慣れた地域において、人と人、人と社会のつながりの中で安心して暮らし続けられるよう、福祉分野からも、様々施策を講じていく必要があると認識しています。令和6年度から、重層的支援体制整備という新たな事業に取り組んでおり、この事業のなかの一つに「地域づくり事業」があります。属性や世代を超えて交流できる機会や場所の整備や、地域における多様な人と団体をコーディネートするなど、社会福祉協議会とともに、今後段階的に進めていきます。

防災・減災について

Q8 旧江北小学校跡地への水害に対応した避難施設の設置について

江北小学校跡地に、公園ができると伺いました。その公園には災害時に仮設住宅ができると説明会で聞きましたが、地震には対応しているが、水害には対応していない事を聞きました。あの地域で心配なのは水害です。小学校がなくなり、避難場所も遠くなりました。地域住民の命を守るためにも、水害に対応した避難ができるものを是非検討していただきたい。

【A8】現状、旧江北小学校跡地の公園に、水害に対応した避難所等を設ける予定はありませんが、分散避難の推奨や全水害時避難所での訓練の実施、浸水深表示の設置等、水害時の逃げ遅れゼロを目指した取組みを進めております。
今後も引き続き、全区民の皆様の命を守るための方策を検討していきます。

Q9 気候変動リスクを踏まえた防災・減災対策について

足立区は、気候変動適応策と災害対策に関して、足立区外から高く評価されるべきだと思います。地域における気候変動リスクを踏まえた防災・減災対策を検討されてはいかがでしょうか。

【A9】現在、気候変動による異常気象に対応するため、水害時の逃げ遅れによる犠牲者をゼロにすることを目的に、「いつ・誰が・何をするか」を定めた事前防災行動計画であるコミュニティタイムラインの策定を、荒川沿川の水害リスクが高い地区を重点的に支援しています。
今後は、「コミュニティタイムライン作成の手引き」を新たに作り、区内他地域での策定を支援していく予定です。
そのほか、今後も引き続き、気候変動リスクを踏まえた防災・減災対策を検討していきます。

生活保護について

Q10 生活保護の適正化について

生活保護基準、定期審査 団地に住んでいる外国人が高級車を乗っている。

【A10】生活保護を受給されている方には、毎年、資産状況を報告いただいております。その際、車の保有が判明した場合には、保有の可否を判断しております。
生活保護の不正受給について、福祉事務所に情報提供いただいた際は、調査の上、適切に対応させていただきます。

ごみのポイ捨て・喫煙等について

Q11 竹ノ塚駅前のごみのポイ捨てについて

竹の塚エキアが出来たが放置ごみが増える。

【A11】「足立区歩行喫煙防止及びまちをきれいにする条例」により、ごみのポイ捨てを禁止しており、違反した場合は2万円以下の罰金に処すると定めています。
この条例の規定に関する情報をあだち広報やSNSで周知していくとともに、マナーの啓発を行っていきます。

Q12 禁煙特定区域外での喫煙等の取り締まり強化について

ビューティフルウインドウズ運動をしているが、例えば禁煙区域でも喫煙していたり、駅でのトイレに長くいたり、喫煙所から外れて喫煙をしたりしている人が多いので、足立区としても取り締まりの強化や罰則の厳格化をしてほしい。

【A12】足立区では主要6駅(北千住・綾瀬・西新井・竹ノ塚・梅島・五反野)周辺の人通りの多い特定の道路を禁煙特定区域に指定していますが、ご意見にありましたとおり、禁煙特定区域以外で喫煙している方の情報が多く寄せられていることから、令和6年度中に主要6駅周辺(半径500メートル程度)の全ての道路を禁煙特定区域に加えることを検討しています。

公共交通・自転車置き場等について

Q13 日暮里・舎人ライナー、つくばエクスプレスの運賃への補助について

埼玉県で行われている再開発等をやっていって、企業と協力していきながら、舎人ライナーやつくばエクスプレス等の沿線にこれから住んでくれるという方には運賃が高い路線なので、補助金などを出していくべきと思った。

【A13】一部の区内鉄道について、運賃が高いといったご意見をいただくこともありますが、現時点では利用者に対して補助金を出すことは、公平性の観点からも考えておりません。
なお、つくばエクスプレスに関しては利便性の向上のため、運営する首都圏新都市鉄道株式会社へ東京駅延伸に関する需要調査や、通学定期乗車券の運賃引き下げについて、沿線自治体と連携して要望しています。引き続き、区民の利便性向上のため、鉄道事業者へ必要な要望をしてまいります。

Q14 自転車置き場の不足について

自転車置き場の不足

【A14】駅周辺につきましては、適地がないことが多いことから、今後のまちづくりの動きに合わせて、駐輪場整備について検討を進めてまいります。さらに、民営駐輪場への補助制度を活用した整備誘導を図り、少しでも駅周辺駐輪場の利用環境が改善するよう取り組んでまいります。

都市整備等について

Q15 豊かで快適なパブリックスペースの整備について

舎人公園や見沼親水公園など足立区北部地域の早期実施により、人の安心と活力となる豊かで快適なパブリックスペースを整備をする。

【A15】都立公園である舎人公園は東京都が整備を進めております。一方、区が管理している見沼代親水公園は、散歩などの憩いの歩行空間として地域の方から親しまれておりますが、整備から約40年が経ち、舗装面の補修など改修が必要な部分もみられています。今後、順次舗装面の改修などを行っていきますが、その際には、誰にとっても豊かで快適なパブリックスペースとなるよう、バリアフリーの視点も入れながら歩行空間の確保を進めていきます。
また、公園以外においても、人々の交流を生み出すパブリックスペースは、まちづくりにおいて欠かせない視点だと考えておりますので、ハード・ソフト両面の事業において、その視点を十分に考慮のうえ、検討を進めていきます。
例えば、竹の塚エリアデザインの中では、竹ノ塚駅駅前広場においても、心地よく歩きたくなる広場やくつろぐことができる広場など、住み暮らす人や働く人、訪れた人の活動によって創られるパブリックスペースを創出していきます。

Q16 西新井駅前の商業施設の充実について

活力の点で意見です。西新井駅は駅ビルもなくなってしまい、急行停車駅でありながら駅前の利便性がだいぶ低く感じます。アリオやソラトカゼトはあるものの、駅からは少し離れているので、ちょうどそこを通らない限りは利用しづらいです。駅前の商業施設の充実をお願いいたします。

【A16】西新井駅西口の駅ビル跡地は、土地所有者の東武鉄道が駅ビルに関する検討を進めています。早期の実現に向け、具体的な計画を明らかにするよう、東武鉄道に働きかけてまいります。

Q17 区営・都営住宅のライフステージに合わせた家づくりの提案について

住み続けられる『まち』の施策として、区営、都営住宅の『ライフステージに合わせた家づくり』を提案します。中間所得層(あまり良い表現ではないと思いますが・・・)は、マイホーム購入で足立区では家を買えないと転出しているものと思います。(活気がないからだけではなく・・・)また、ミーティングにおいても若い方が家賃の高騰を嘆いておられました。購入ではなく、借り続ける事ができる、また、その方が良いと、自分達で決められる(自己決定⇒活力)選択肢を提供しては、いかがでしょうか?
学生、単身者、新婚家庭、育児家庭、シニア家庭、里帰り出産家庭、諸々のライフステージにあった住宅(狭小、ワンルーム、2LDK、3LDK・・2世帯 等々)をつくり、ステージに合わせて、最善の住まいに住む事ができる。ピークに合わせて、高額な大きな住まいを購入するよりも良いと思えるような・・・流動性をもたせる事が、活気につながると思います。民間事業者ではできない・やらない事をやる。都営、区営住宅が多くある足立区ではできると思います。(ここぞ足立というとんがったものになるのでは?別にとんがる必要はなく、ただただ、良いまちにしたいと思うばかりです。)

【A17】足立区に住み続けたい方にとって、区内にさまざまな住宅があることは重要なことだと考えます。
一方で、区営住宅や都営住宅は、所得の少ない方々への提供を目的としているため、低所得で住宅確保に困っている方が多い層(例えば単身高齢者)に向けた住宅整備を優先せざるを得ず、あらゆるライフステージに対応することとは相いれない所があります。
ご提案の手法とは異なりますが、区では空き家の活用が一つの解決策になるのではないかと考えています。区内には約3千棟の空き家(令和5年度調査)があり、これらが区民それぞれのライフステージにマッチしたより手頃な価格で賃貸市場に流通されることになれば、多様な住宅供給にもつながります。
区といたしましては、今後、空き家所有者への働きかけを行い、不動産事業者への橋渡し役を担うことで、魅力ある不動産流通の新たなモデルを形作ることができるよう取り組んでまいります。

Q18 エスカレーターの安全利用に関する条例について

埼玉県ではエスカレーターを歩いてはいけない条例ができたが、足立区でもそういった条例をしてほしい。

【A18】エスカレーターの利用方法に関する条例については、「埼玉県エスカレーターの安全な利用の促進に関する条例」施行の効果等も見極めた上で、制定の必要性を検討してまいります。一方、「エスカレーターに立ち止まった状態で乗る」ことは、事故防止につながると考えますので、SNSやイベント、講座等で区民等に向けて安全な乗り方について発信し、周知・啓発に努めてまいります。

Q19 使い勝手の良いホールの整備について

文化の活力としては、使い勝手の良いホールを作って欲しい。ギャラクシティが改修工事に入ると、活動の場を失う団体が多く(学校を含め)なります。使いやすいというのは、自発的な活動につながります。

【A19】ギャラクシティの大規模改修工事(令和9年度から11年度)では、今後も皆様に最適な環境で施設を利用していただけるよう、老朽化した空調や舞台照明等機器の改修を予定しています。休館中は、例年利用されている皆様には大変ご迷惑をおかけいたします。
また、現段階ではホール機能を有する施設を新たに設置する予定はございません。西新井文化ホールよりも規模は小さくなりますが、梅田地域学習センター、竹の塚地域学習センター及び区本庁舎のホール等の利用をご検討くださいますよう、お願いいたします。

区のイメージ等について

Q20 高い水準の教育などの施策による区のイメージアップについて

低所得者層の区というイメージの脱却のために。所得層の中上クラスの子育て世帯の流入を狙うことが、区のイメージアップにつながっていくと考えます。足立区は低所得層の対策に丁寧に取り組んでいただいていますが、大変重要なことと理解しています。しかし、低所得者層が住みやすい街という区は、低所得層しか定着せず、イメージ向上は難しいと思います。中クラス以上の子育て世帯の選ばれる区になるためには、治安が良く、教育環境が良いことなどがあげられると思います。多様な住民層が住んでいる足立区の全学校に高水準の教育は難しいかもしれませんが、都心に共稼ぎの子育て世帯に選ばれる充実した環境を、モデル校として北千住、西新井、綾瀬の駅近い小学校で整えてはどうかと考えます。足立区は他区に比べて英語教育も遅れています。小学校1年生からネイティブ教員の配置、算数の学力別少人数授業の実施、夏休み選択制夏期講習など「塾いらず」と言えるほどのさまざまな教育を学校で行う。放課後についても、流山市など先進地域を参考に、手厚いサービスを導入して欲しい。区内全校では難しいと思いますが、モデル校に導入する。これにより、足立区全区域で子育てに安心できるとは思われなくても、少なくとも自分の住んでいる地域が安心できれば、選ばれる区になっていくと思います。やがて徐々に範囲が広がっていくのではないかと思われます。転出防止に家賃補助などという低所得者層の政策に偏りがちですが、イメージアップにつながる層が定住もしくは転入するような対策を、もっと充実させるべきだと強く思います。私自身、長く区外に住んでいましたが、子育て期に夫の転勤で都内に戻ってきた際、実家のそばの足立区で子育てする気にならず、練馬区を選びました。中所得者以上の子育て世帯がこの小学校でに通わせたいと思われるような小学校を作ることは大変有効な政策となると思いますので、ぜひ検討を強く願います。

【A20】生活困窮をはじめとした区民生活の困難に寄り添い支えていくことは自治体の責務ですが、一方で区の良い面や区民の可能性を伸ばして魅力を創出し、イメージ向上を図ることで、担税力のある区民を増やしていくことは重要と考えています。
例えば、学校教育においては、学校数が多く新規採用教員が配置される当区の実情を踏まえた専門の指導員による若手教員育成、児童の個別指導のための専門スタッフの配置、基礎基本定着のための全校を挙げた夏季講習を全校で実施するなど区独自の基礎学力の定着に向けた取組みを徹底しています。その一方で、英語学習への強い興味・関心と英語力向上への高い意欲がある中学生を対象としたオンライン英会話や国内プチ留学体験を提供する「英語マスター講座」を実施し、区内から突き抜けていく生徒を支援するなど学校教育の充実に努めております。今後も、更なる教育の質向上に取り組むことで、どのような方にも魅力のある学校づくりを進め、区のイメージ向上を図っていきます。
また、次期基本計画においては、これまで高めてきた区民生活の「安心」に加え、区民の可能性を伸ばす「活力」を高めていくことで、まちの魅力や個性を高め、区民から選ばれるとともに、区外に住む方にとっても活躍の場となることを目指していきたいと考えております。

区の情報発信等について

Q21 地域で開催するイベントのSNS等を通じた情報発信について

活力の意見です。まだまだ町内会や地域の人しか知らない商店街などで開催するのフリーマーケットや朝市、盆踊り、地域運動会などのイベントがあるので、地域の掲示板への掲載告知ではなくTwitter(X)やインスタグラムなどで区内から区外へとPRできればいいと思います。

【A21】各イベントの情報発信などに関しましては、各課で実施しています。
毎年、庁内各課を対象としたSNSなどに関する情報発信研修を行っています。今後も継続するとともに、地域のイベント情報などに関する発信も強化するよう、各課に働きかけていきます。

まちの将来像について

Q22 「帰るまち」から「訪れるまち」への転換について

「住む町」→「働く町」「遊ぶ町」のように、帰る町から来る町へ転換してはどうか?

【A22】足立区の人口は69万人を超え、特別区で4番目に人口の多い区となっています(令和6年1月現在)。多くの方がお住まいの「住むまち(帰るまち)」ではありますが、「住みたいまち」を目指すだけでなく、同時に「訪れたくなるまち」を目指すため、エリアデザインをはじめとした区の魅力・個性を高めるための取組みを進めています。
また、次期基本計画においては、関係人口(移住した「定住人口」でもなく、観光に来た「交流人口」でもない、地域と多様に関わる人々)を増やしていくといった視点を持ち、計画を検討していきます。

「協創」等について

Q23 行政からの「協創」の声掛けについて

ある意味【陳情】のような意見もありますが、皆さんの意見を具体的に進めることが「活力」「協創」につながるのだろうと思います。
共にやる人集まりませんか?!といった情報発信を行政からおこなうのもきっかけづくりになると思います。

【A23】協創につながる活動について、行政から発信して人のつながりを生み出すことも有効と考えます。「あやセンターぐるぐる」は、一人ひとりの地域で「やってみたいこと」の実現に向けた伴走支援を行っている施設で、様々な人の「やってみたい」がカタチになっています。これを一つの成功体験と捉え、区内への波及を考えていきます。
また、今後もさらに、仲間づくりなど、活動したい人同士をつなぐ支援に取り組んでまいります。

Q24 特色あるまちづくりのための区民との協創について

本気で23区の中でも、特色ある足立のまちづくりを具体的に区民とともに考えていただきたい!

【A24】多様な区民の方々の「やりたいこと」を応援し、新たな交流が生まれる場を創出していくことが、まちの魅力や個性を高めていくと考えております。その取組みの一つとして、「やってみたいを、やってみる」をコンセプトに掲げた「あやセンターぐるぐる」では、様々な人の想いが実現しています。これを一つの成功体験と捉え、区内への波及を考えていきます。
また、次期基本計画では、さらに区民の方々の可能性とまちの魅力を向上させていくことを掲げていきたいと考えております。

区の施策等への区民の意見反映について

Q25 区民が意見を表明できる機会の確保について

今回のような、基本計画を区民とオープンに議論するのは良い取り組みだと思います。基本計画から次のプロセスについても、できるだけ開かれた議論をお願いいたします。例えば公園(に限らずですが)については、具体的な整備計画が出た時に、区民が意見を表明する機会を設けて頂けると幸いです。

【A25】多様な意見を区政に反映し、区民の視点を活かした政策を行うために、区民参画は非常に重要と考えています。例えば、公園を新たに整備する際には、アンケートや地元説明会などを通じて地域の皆様のご意見を伺いながら計画を進めています。今後も、施策や計画に適した意見聴取等の手段を検討のうえ、区民参画や意見表明機会の確保に努めていきます。

基本計画・基本計画審議会等について

Q26 基本計画における財政に関する施策について

現在の基本計画書では、財政に関する施策が3つしかありません。総合評価書では、財政の施策に関しての10項目の評価で概ねAまたはBとなっています。先日のミーティングにおいても足立区の財政は豊かであるという事に反論がありませんでした。本当に問題がないと理解されているのでしょうか?財政については、現在の指標だけで評価するものではなく、中長期的な見込み指標が大切だと考えます。歳入、歳出共に、今後の動向を考慮、反映したもので評価していくべきだと考えますが、いかがでしょうか?
財政に問題があるとすれば(私はあると考えています)、財政の施策について、もっと具体的かつ多くの事を盛り込む必要があると考えます。
因みに、評価項目『実質収支比率』がD(悪化)判定となっていますが、E(評価困難)ではないでしょうか?

【A26】区の計画のうち、最上位計画である基本計画では、基本的な考え方や方向性などを示し、より具体的な取組み等については、分野別計画の中に位置づけています。財政に関しては、「足立区中期財政計画」をはじめとした分野別計画の中で、より具体的な取組みや中長期的な視点による将来の見通しや目標値等を記述しています。
また、現在の区の財政状況は経常収支比率が適正水準を維持し、実質収支額は黒字となっているため、現時点では問題はないと考えていますが、公共施設の更新に伴う工事費の増加や更なる超高齢社会の進展に伴う社会保障費の増加など、区を取り巻く状況は予断を許さない状況です。引き続き、将来負担への備えとして基金の積み立てを計画的に行うなど、中長期的な視点に立った持続可能な財政運営のための取組みを進めていきます。
なお、「足立区基本計画総括評価書(令和4年度時点)」では、基準値と直近値の比較によりAからEの判定を行っていますが、「実質収支比率」の基準値(平成27年度)は4.1%と望ましいとされる3%から5%の範囲にありますが、直近値(令和4年度)は7.4%と前述の範囲を超えることからD(悪化している)と判定しています。

Q27 基本計画審議会に区内大学の先生が参画していないことについて

なぜ、審議会メンバーに、足立区にある大学の現職の先生が入っていないのでしょうか?協働、協創の観点から、入っているべきではないでしょうか?

【A27】足立区基本計画審議会に参画されている学識経験者は、広く区政に知見がある方という主眼で人選しました。結果的に区内大学の先生ではない方になりましたが、これまで孤立ゼロプロジェクトをはじめとした区の重要施策に関わっていただいており、区の現状や課題に対しても深くご理解いただいていることから、ご参画いただくこととしました。
なお、同審議会は、条例により委員20名以内で構成することとされていますが、できる限り区内関係団体からの選出者や公募により選定された委員にご参画いただくため、学識経験者は2名のご参画とさせていただきました。

Q28 基本計画ライブミーティングに従事している職員が多い

審議会の事務局として、区職員(同じ職責?)が多く出席されていますが、『効果的かつ効率的な区政運営の推進』『戦略的な人事管理、組織運営の推進』の観点から、改善が必要ではないでしょうか?

【A28】今回のイベントは、できるだけ多くの方にご参加いただくため、会場でのディスカッションに加え、インターネットからもご意見をいただく方式とさせていただきました。
同様の事例は区で2例目であり、設営段階から多くの作業が発生すること、ライブ配信中のトラブルに対応することなどを考慮のうえ、人員を配置しました。
今後、業務の習熟度に合わせ、人員配置の見直しなどを進めていきます。

関連情報・取組み

(1)足立区基本計画審議会

足立区基本計画審議会条例に基づき、区民との協働により新たな足立区基本計画を策定することに関し、必要な事項を調査審議するため、区長の附属機関として、足立区基本計画審議会を設置しています。

(2)みんなでまちのみらいをえがいてみよう!

区立小中学校の児童・生徒から、「将来、どんな足立区になってほしいか」などについて意見を表明してもらう取組みです。児童・生徒用タブレットから回答が可能です。

参考資料:「みんなで描こう みらいの足立区(みんなでまちのみらいをえがいてみよう!(概要資料))」(PDF:1,037KB)

 

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