ホーム > 文化・スポーツ > 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会 > オランダ連携プロジェクト > Game Changerプロジェクト -パラスポーツで社会を変える-足立区×オランダ連携プロジェクト事業 東京2020パラリンピックの金メダリストらが来日!!
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公開日:2023年2月27日 更新日:2023年2月27日
令和5年1月19日、オランダから東京2020パラリンピック競技大会の金メダリスト、パラスポーツの専門家の方々が来日し、足立区の子どもたちや、地域の障がい者スポーツ関係者と交流しました。
提供:オランダオリンピック委員会・スポーツ連合
<パラリンピックでの成績>
2021 年(東京):金メダル、2016 年(リオデジャネイロ):金メダル、2012年(ロンドン):金メダル、2008 年(北京):銅メダル 女子クラス7(立位)
提供:オランダオリンピック委員会・スポーツ連合
<パラリンピックでの成績>
2021年(東京):金メダル(100メートル平泳ぎ(SB11)・200メートル個人メドレー(SM11)・400メートル自由形(S11))
提供:オランダオリンピック委員会・スポーツ連合
提供:オランダオリンピック委員会・スポーツ連合
ケリー選手・マヨライン氏が花畑学園を訪問し、体験談などの講演会と児童・生徒との卓球ラリー体験を行いました。
【時間・会場・参加校】
ケリー選手をお迎え ケリー選手・マヨライン氏による講演
ケリー選手と卓球ラリー体験 ケリー選手と卓球ラリー体験
ケリー選手と卓球ラリー体験 花畑学園の生徒からプレゼント
・ケリー選手からは、「障がい者も様々なことができる。障がい者の人が一緒にスポーツをしたいのであれば、ぜひ一緒に楽しんでほしい。」というメッセージが子どもたちに対して伝えられました。
・ケリー選手との卓球体験は、時間の関係で各校の代表しかラリーを体験できませんでしたが、どの学校の児童・生徒も、ケリー選手や各校の代表にエールを送り、「みんなでスポーツを楽しむ」姿が見られました。
ロヒール選手・リタ氏が千寿本町小学校・花畑中学校を訪問。体験談などの講演会を行ったほか、千寿本町小学校では、ロヒール選手による水泳のデモンストレーション披露や代表児童との水泳競争などを行いました。
【時間・会場・参加校】
ロヒール選手の体験等の講演 子どもたちからロヒール選手へ歌と
メッセージのプレゼント
タッピング棒(※)の使い方を体験 ロヒール選手と水泳競争
※タッピング棒・・・水泳競技で、ゴールやターンの際、視覚障がいの選手に、壁が近づいていることをバーで叩いて教えるための道具
・児童からの「視覚障がいの人にどのように接したらよいか」という質問に対し、「話しかけてくれたら嬉しい」と真摯に答えていました。
・デモンストレーションではロヒール選手と代表児童4名が水泳で競争。トップアスリートのフォームのきれいさや泳ぐ速さを体感しました。また、ロヒール選手が日常使用しているゴーグルをつけて、見えない状況で泳ぐということを体験をしました。
ロヒール選手・リタ氏のお迎え ロヒール選手・リタ氏による講演
本物の金メダルを体感 生徒たちから寄せ書きのプレゼント
・代表の生徒がロヒール選手が見ている風景(見えている部分が正面のわずかな点しかなく、視野が極端に狭い状況)を疑似体験。まわりからの声掛けやサポートをどのようにしたらよいのかを考えました。
・東京大会の競技の様子の映像をみながら、「どんな状況になっても諦めなければ結果がついてくる」というロヒール選手の話に生徒たちは耳を傾けていました。
令和2年11月に足立区総合スポーツセンターに設置されたスペシャルクライフコート(https://www.city.adachi.tokyo.jp/sports/special_cruyffcoat.html)や、区内で多くの障がい者が活動しているトランポリンクラブ「NPO法人つばさの会」を訪問しました。
・スペシャルクライフコートでは、花畑学園の生徒や近隣に住む子どもたちとアスリートらが一緒にスポーツを楽しんでいる様子が見られました。
・つばさの会を訪れた際には、障がい者たちが生き生きとトランポリンに打ち込む姿に触発されて、ロヒール選手やケリー選手も果敢に競技にチャレンジ。さすがはアスリート!という姿を見せていました。
民間スポーツクラブや障がい者のスポーツ団体など、パラスポーツの活動に携わる方々が登壇して活動の様子を報告、オランダの方々と意見交換を行い、その模様を地域のスポーツ関係者や障がい福祉関係者が聴講しました。
【時間・会場・主な聴講者】
・登壇された地域のパラスポーツ関係者から、それぞれが障がい者がスポーツできる場や機会を作る取り組みについて発表されましたが、一方で、まだまだこうした場や機会が不足しているという現状についてもお話がありました。
・リタ氏からは、「それぞれの取り組みについて、効果的に周知していくこと、ネットワークを広げていくことが、共生社会の実現に向けて重要なこと」とのアドバイスがありました。
・聴講者からは、「オランダと日本の障がい者に対する考え方の違いを感じた。日本でも、一歩でも二歩でもオランダに近づけるような社会にしていかないといけないと思った。」といった感想が聞かれました。
平成29年度から続いたGame Changerプロジェクト -パラスポーツで社会を変える-足立区×オランダ連携プロジェクト事業も、今回のアスリートらの訪問にて、一区切りとなりました。
プロジェクトは終了となりますが、来日されたオランダのアスリートや専門家の方たちから培った知識や経験は、あだちスポーツコンシェルジュ(https://www.city.adachi.tokyo.jp/sports/sports-concierge.html)、スペシャルクライフコート、地域の方々とのパラスポーツミーティングといったパラスポーツを推進する取り組みにレガシーとして継承されています。
また、学校での交流活動を通じて伝えられた言葉や、誰もが一緒にスポーツを楽しむことの大切さは、子どもたちの心に印象強く刻み込まれたと思います。
今後も足立区では、障がいの有無によらず、誰もが心豊かに生きる共生社会の実現に向けて、着実に歩みを進めてまいります!
今回の交流活動には来日されませんでしたが、過去に足立区と交流し、東京2020パラリンピック競技大会で金メダルを獲得したアスリートの皆さんからメッセージが届きました!
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Game Changerプロジェクト -パラスポーツで社会を変える- これまでの足立区とオランダオリンピック委員会・スポーツ連合(NOC*NSF)との取り組みを「動画deあだち」で配信しています。 ぜひご覧ください! |
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