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公開日:2018年5月28日 更新日:2022年7月19日
ハトに関しては「ハトにエサをあげないで!」もご覧ください。
厳しい自然環境の中で生きている野鳥は、何かの原因で弱ったり、うまく飛べなくなることがあります。少し様子を見て、出血やケガなどがなければ、保護したところへ戻しましょう。出血・ケガがある場合や衰弱が激しい場合は、東京都の担当窓口※へご相談ください。状況によっては、動物病院などをご紹介します。なお、カラス、ドバトについては、緑の多い場所へそっと放してあげてください。(鳥獣の保護及び狩猟適正化に関する法律により、許可を得ていない者が野鳥を保護することはできません。)
東京都の担当窓口
東京都環境局自然環境部計画課鳥獣保護管理担当
電話番号03-5388-3505
巣立ったばかりのヒナは、うまく飛ぶことができません。そのため、枝から枝へ移るときなどに、地面に落ちてしまうことがあります。しかし、これらの大半は元気なヒナです。近くに巣が見当たらなくても、親鳥が見ており、鳴き声でコミュニケーションをとりながらヒナのもとへ戻って世話をします。人間がいると、親鳥はヒナに近づけません。そのままにして、そっと離れましょう。
道路上の危険な場所や、ネコに襲われそうな状況であれば、小さな箱に入れて高いところへ置いたり、近くの木の枝先などに移してあげましょう。
私たち人間は、飛び方や、野鳥としてのルールをヒナに教えることはできません。自然の中で自立していけるように育てることは、とても難しいことなのです。
巣を作り始めた時点でゴミとして処分するか、巣を作らせないことが大切です。
巣を作られないようにするためには
なお、ハトの場合は、いったん手すりなどに止まって周囲の安全を確認してからベランダに入る習性があるので、止まるところにテグス(釣り糸)を張るのも効果的です。(注意:テグスに野鳥が絡まないよう、取扱いに気を付けてください。)
また、ハトが巣を作ってしまった場合は、専門業者に有料で撤去してもらえます。下記の団体にお問い合わせください。
公益社団法人 東京都ペストコントロール協会
電話番号:03ー3254ー0014
また、「ハトにエサをあげないで!」も併せてご覧ください。
カラスは繁殖期になると、攻撃的になり、ヒナを守るために威嚇をしてくることがあります。
自己防衛策としては、巣の近くを通行する場合は、傘などの棒状のものを手で持って頭上にあげてください(振り回す必要はありません)。鳥は飛ぶときに翼を広げるため、頭上から突起物が出ていると、そこから下に飛ぶことが出来ません。
被害を解決するためには、巣の撤去が必要です。巣の中に卵およびヒナがある場合は、許可なく巣の撤去および捕獲はできません。また、巣から落ちたヒナの場合も同様です。生活衛生課(03-3880-5375)へご相談ください。
併せて「【3月から7月】カラスの繁殖期です」もご覧ください。
ハトに足環がついていた場合は、レース鳩(伝書鳩)です。足環の記号に基づいて各協会に連絡し、所有者に引き取ってもらってください。
ハト以外の野鳥に足環がついている場合は、国や研究機関が調査のために装着したものです。標識を付けた鳥の情報により鳥類の渡りや生活など様々なことがわかるのです。足環をつけた鳥が元気であれば、足環をつけたまま放してあげてください。死んで見つかった場合は、下記まで連絡してください。
財団法人山階鳥類研究所標識研究室電話番号047-182-1107
ハトにエサをあげないで!
ハトは自然の中で自然のままの食べ物を食べて生きています。人にエサをもらうことに慣れてしまうと、自然の中でエサを取ることを忘れてしまい、自力で生きられなくなってしまいます。また、栄養状態がよくなることにより、一年に何度も繁殖します。数が増えすぎると鳴き声やフンなどにより、私たちの生活環境に被害をもたらします。詳細は、「ハトにエサをあげないで!」をご覧ください。
野鳥は自然のままの状態でいることが一番の幸せです。
皆さんのご理解とご協力をお願いします。
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