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公開日:2025年9月20日 更新日:2025年9月20日
江戸と東照宮を結ぶ「将軍家の参道」として整備された日光道中(街道)。その初宿が千住宿です。
千住宿は寛永2年(1625年)に誕生し、令和7年(2025年)に開宿400年を迎えます。
当時、千住大橋の架橋が陸運と水運の結節点となることで大きく栄えた千住宿は、町衆たちの経済を支え、その経済力が美術や文化に重要な役割を果たすこととなりました。
本展では、千住の地が宿場となった理由からその後の繁栄、教養豊かな商家を中心に宿場の人々が築いた独自の文化や宿場の名残を残す現在の姿に至るまで、千住宿の400年を様々な資料作品と共にご紹介します。
※ 特別展「千住宿400年」に関する情報は、随時このページに追加されます。
2025年10月21日(火曜日)から2026年1月11日(日曜日)まで
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【初公開】千手観音立像 御前立/勝専寺
千住の地名由来で知られる勝専寺の秘仏「千手観音」を、仏像彫刻の名手薮内佐斗司氏(元東京藝術大学教授)が復元制作した作品。
【初公開】黒漆塗仏二枚銅具足/当館蔵
千住地域の旧家が伝来した江戸時代前期の甲冑。兜の内側には常陸の兜鍛冶、早乙女家親(さおとめいえちか)の名前が記されている。千住宿には、商人でありながら、帯刀を許され、警察的な機能を担った武士の身分も持つ、「二重身分」の人々がいたことが一つの特徴で、これを象徴する資料の一つ。
掃部宿小型厨子/個人蔵
千住仲町の旧家が伝来した千住掃部宿の小型の厨子。大山信仰(神奈川県大山寺の信仰)で用いられた精緻な工芸品。他の祭礼具ともども千住宿の美品の一つ。
錦絵 奥羽御巡幸図会 千住駅 御小休之景/当館蔵
明治9年(1876)に明治天皇が東北巡幸に出発するとき御見送りに千住に来られた皇后(のちの昭憲皇太后)に、「しょうぶ」を献上した様子を描いた三代歌川広重の作品。
明治の千住を代表するこの貴重な錦絵は、千住が明治時代においても交通の要衝であったことを伝えている。
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