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公開日:2020年9月14日 更新日:2022年11月14日

卒業企業に聞く「千住一丁目創業支援館かがやき」の魅力

千住一丁目創業支援館「かがやき」の魅力について、酒井インキュベーションマネージャー(写真左)と、足立区で活躍する卒業企業のバイツ株式会社の柿澤 慎也(かきざわ しんや)氏(写真右)、株式会社エバーリソースの鵜飼 雄太(うかい ゆうた)氏(写真中央)に語っていただきました。

千住一丁目創業支援館「かがやき」についてはご案内ページをご覧ください。

interview

 

 

 

 

 

起業した理由

酒井IM

起業した理由をお聞かせください。

バイツ 柿澤氏

2013年に足立区の起業セミナーを受講したのをきっかけに、起業に対する思いが強くなり、45歳のときに節目の60歳まであと15年しかないのかと思い、タイミング的にここしかないと、一念発起をして起業しました。

エバーリソース 鵜飼氏

実家が自営業なのでいつかは独立したいなと思っていたのですが、30歳のときに、事業プランもあやふやなまま起業しちゃいました(笑)30歳で起業して5年やってダメでも、やりなおせるという思いもありました。

酒井IM

事業プランもあやふやなので、1日中、付きっ切りで相談に乗っていたのを思い出しますね(笑)

創業支援施設に入居したことによるメリット

酒井IM

創業支援施設に入居したメリットはどんなことがありましたか?

バイツ 柿澤氏

「東京芸術センター」と「足立区」という二つの名前にとても助けられたと思います。起業したばかりで知名度も信用度も低い中で、「東京芸術センター」という立派な建物に、「足立区」という公的機関に認められて入居しているというのは、とても役立ちました。

自社製品を開発した際、値段設定で悩んでいたところ、酒井IMから「商品の価値に見合う適正な価格で販売すること」と言われました。ずっと作る側でやってきた自分の頭には「安ければ安いほどいい」という考えがあったのでとても衝撃的でした。当たり前のことですが、ビジネスをしていくうえでとても大切なことです。

エバーリソース 鵜飼氏

IMと毎月相談ができるというのも魅力です。経営判断については、あくまで経営者である自分が最終決定をしないといけないのですが、客観的に背中を押してくれる専門家がいるというのはとても頼りになりました。また、自分の部屋以外に交流室があるので、外部の方との打合せでよく活用させていただきました。

酒井IM

しかも、使用料と共益費合わせて月額54,000円ってどれだけ足立区は起業家に優しいんだって思いますよね。

足立区はビジネスの場としてどうか

酒井IM

「足立区」はビジネスの場としてどうですか?

バイツ 柿澤氏

都心の方と比べると、足立区というと何かマイナスなイメージを思い浮かべる人がいますが、北千住は5路線が乗り入れており都心へのアクセスが抜群です。北千住には大学が多く、学生たちが多いためか街にパワーを感じます。マイナスなんて全く感じなかったです。

エバーリソース 鵜飼氏

私は、区内の企業と仕事をすることが多かったので、北千住というとみんな羨ましがりました。また、北千住は、都心企業の方が直帰するにはもってこいの場所で、よく夕方に打合せに来てもらいました。打合せ後は、千住の飲み横で親睦を深めることも出来ました。

もし創業支援施設に入居していなかったら?

酒井IM

もし、創業支援施設に入居していなかったらどうなっていたと思いますか?

エバーリソース 鵜飼氏

もうサラリーマンに戻っていたと思います(笑)

創業支援施設は賃料が安く、足立区というブランドも付き、IMによる経営指導もついて至れり尽くせりです。またフロアには同じステージの起業家がいて刺激をもらいました。

バイツ 柿澤氏

足立区内のどこかで事務所を借りて事業はしていたと思うが、信用度の面では相当苦労したと思います。金融機関からの融資を受ける際にも、創業支援施設の入居企業ということがいい影響を与えていたのかなと思います。

これからについて

酒井IM

これからの展開はどう考えていますか?

バイツ 柿澤氏

昨年、足立区のIT・IoT導入補助金を活用して3Dプリンターを導入しました。今まではOEMが多かったのですが、これからは自社製品をどんどん開発していきたいです。「バイツと言えば、千住のあそこの会社だよね」といわれるようになりたいです。

エバーリソース 鵜飼氏

私は、中小企業診断士を目指して大学院に通っていて順調にいけば3月には資格がとれます。経営のわかるITコンサルタントとして区内企業のIT化を手助けしていきたい。「ITのことで困ったら、エバーリソースに言えばなんとかしてもらえる」といわれるようになりたいです。

創業支援施設への入居を検討している方へのメッセージ

バイツ 柿澤氏

入居が決まって、初めて部屋に入ったときにここから始まるんだなと何か改めてスイッチが入ったのを覚えています。部屋の中には、会社員の時には当たり前のように用意されていた机も椅子もボールペン1本すらない。オフィスを一から作り上げて行く中で経営者としてこれからやっていくんだという自覚がわいてきました。

エバーリソース 鵜飼氏

入居すると毎月IMと面談があります。前回の面談時に指摘されたことを実行しないといけないというプレッシャーもありますが、相談できる環境があるのはとてもよかったです。足立区では中小企業向けの補助金・助成金も充実しています。入居していると、区から最新情報がメールで来ます。本当にいいことだらけで、もう一回自分が入居したいくらいです。

酒井IM

足立区の創業支援施設は、安定志向ではなく成長志向のある企業を求めています。充実した創業支援体制で、皆様の事業運営をサポート致します。この足立区から、力強くインパクトのある商品・サービスを共に創り出していきましょう。

今回の対談者

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(写真右)

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バイツ株式会社 代表取締役 柿澤 慎也(かきざわ しんや)氏

大学卒業後、20年にわたり玩具企画・製造の仕事に携わる。2017年に千住一丁目創業支援館「かがやき」に入居、バイツ株式会社を設立。大手玩具メーカー・出版社・印刷会社から商品企画・設計・製造を受託、主に電子知育玩具や雑誌付録の設計・製造を中国工場にて行う。また、自社商品として「名前で歌うバースデーカード」をECサイトにて展開。かがやきを退出後の現在も、足立区内に事務所を構え活動拠点としている。本人も足立区在住。今、はまっている趣味は大型バイクでのまったりツーリング。

http://www.bites.jp/(外部サイトへリンク)

 

(写真中央)

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株式会社エバーリソース 代表取締役 鵜飼 雄太(うかい ゆうた)氏

大阪生まれ、大阪育ち。 近畿大学理工学部卒業後、大手電機メーカの子会社に入社。一営業マンとして製造業向けにIT関連の製品やソリューションの導入を担当。その後組織改編で親会社の事業部門に出向⇒転籍となり、全国の営業拠点や販売代理店との統括を実施。また、新事業の立上げにも関わり、企画から携わった製品(ソリューション)を自ら客先に出向いて販売し、実績を作りだす。33歳の時に株式会社エバーリソースを設立し、千住一丁目創業支援館「かがやき」に入居する。現在は中小企業診断士の資格取得を目指して勉強中。

https://ever.co.jp/(外部サイトへリンク)

 

(写真左)

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足立区インキュベーションマネージャー 酒井 勇貴(さかい ゆうき)氏

老舗の産業資材メーカーで新製品・生産技術開発に携わった後、独立系ベンチャーキャピタルグループにて投資支援先の新商品企画・新規事業立ち上げのハンズオン支援を行う。2014年より足立区のインキュベーションマネージャーとして活躍し、現在は、新規事業企画・Webマーケティング戦略立案を中心としたハンズオン支援のほか、大学・公的支援機関のインキュベーションマネージャーとして創業支援も行っている。売上アップやマネジメントの原理原則をわかりやすく解説した経営セミナーにも定評がある。

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