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公開日:2020年7月22日 更新日:2021年11月18日

Game Changerプロジェクト -パラスポーツで社会を変える-
足立区×オランダ連携プロジェクト事業 第4弾!!

 GAMECHANGER

第4弾 オランダからパラリンピック銅メダリストが来日

令和元年7月2日にオランダから、リオパラリンピック競技大会走り幅跳び銅メダリストMarlene van Gansewinkel(マルレーネ・ヴァン・ガンセウィンケル)選手、オランダオリンピック委員会・スポーツ連合(NOC*NSF)事務局障がい者スポーツ専門家Rita van Doriel(リタ・ファン・ドリエル)氏が来日。

今回、参加した子どもたち全員が競技用のブレードで走るパラ陸上選手との短距離走を楽しみました。

オランダスタッフ紹介

Marlene van Gansewinkel(マルレーネ・ヴァン・ガンセウィンケル)選手

マルレーネ選手
提供:オランダオリンピック委員会・スポーツ連合

リオパラリンピック競技大会走り幅跳び銅メダリスト、2018年欧州世界選手権100m、200mともに1位

Rita van Driel(リタ・ファン・ドリエル)氏
 障がい者スポーツプログラムマネージャー

Rita van Driel
提供:オランダオリンピック委員会・スポーツ連合

オランダオリンピック委員会・スポーツ連合(NOC*NSF)
 障がい者スポーツプログラムマネージャー(2008年-現在)
◆オランダ国内
 オランダパラリンピック委員会事務局長(2008年-現在)
◆国際パラリンピック委員会(IPC)
 IPC理事会理事(2009-現在)
 IPC開発委員会委員長(2010年-現在)
◆国際オリンピック委員会(IOC)
 2022年大会調整委員会メンバー(2016年-現在)

小・中学校交流事業

花畑地域の中学校で、パラ陸上選手による講演会、実技体験会を実施しました。

【日時・場所・参加校】
第4回小中学校交流事業・人数

第4回小中学校交流事業・歓迎場面・花保中(花畑小・花保小)   第4回小中学校交流事業・講演会・花保中(花畑小・花保小)
子どもたちの大歓迎             まずはやってみることが大切

第4回小中学校交流事業・実技体験会・花畑北中(桜花小・花西小)   第4回市小中学校交流事業・給食・花畑北中(桜花小・花西小)
メダリストから走り方を学びました      おいしい給食を食べながら交流しました

今回は、校庭で、参加した子どもたち全員が、パラアスリートに走り方のレクチャーを受けました。最後は、学校ごとの選抜チームでマルレーネ選手も参加するリレー対決に挑戦しました。

パラ陸上競技について

陸上競技には、100m競走やハードル種目のようなトラック種目、走り幅跳びや棒高跳びのようなフィールド種目、そしてマラソンのようなロード種目があります。東京2020パラリンピック競技大会では、肢体不自由、視覚障がい、知的障がいの選手が出場し、オリンピックでは見られない競技用義足(ブレード)や、競技用車いす(レーサー)などパラアスリートの魅力が満載です。

小・中学校、特別支援学校交流事業

特別支援学校と小・中学校の児童・生徒とスポーツを通じた交流事業を実施しました。

【日時・場所・参加校】
第四回新・小中学校特別支援学校・人数

第4回小中学校、特別支援学校交流事業・ブレード・城北特支(花畑中・花一小・南花畑特支・足立特支)  第4回小中学校、特別支援学校・講演会・城北特支(花畑中・花一小・南花畑特支・足立特支)
パラ陸上で使用するブレードの紹介     上手な体の使い方のお手本

 

講演会では、マルレーネ選手により、スポーツを通じて困難を乗り越えてきた体験談や、モチベーションの保ち方などのお話を聞きました。また、共生社会の先進国でもあるオランダの健常者と障がい者がともにスポーツを楽しむ文化について学びました。

障がい者スポーツ指導者ワークショップ

オランダ連携プロジェクト第3弾で、リタ氏より出されていた各ブロックで障がい者スポーツの取り組みを提案するという宿題に対して、成果を発表しました。

【日時・場所・参加校】
第4回障がい者スポーツ指導者ワークショップ・確定版

第4回障がい者スポーツ指導者ワークショップ  第4回障がい者スポーツ指導者ワークショップ・リタさん
グループごとに成果を発表         リタ氏からアドバイスをいただきました

各ブロックの発表では、障がい者スポーツについて「現在できること」「これからやれること」「将来やってみたいこと」の3つのテーマで提案をまとめ、リタ氏からそれぞれについてコメントをいただきました。

各グループの主な提案

1グループ

提案:地域の小・中学校や、大学とのかかわりを密にしていく。

リタ氏からのコメント:大学生のボランティアは有効

2グループ

提案:ボッチャ広場を実施する。地域の施設が協力すれば多くの機会を提供できる。
リタ氏からのコメント:ボッチャの取り組みは、素晴らしい。もっと広げていきましょう。

3グループ

提案:知的障がい者のグループでサッカーチームを結成する。活動場所の不足は、指導者が施設に出向くことで解決できる。
リタ氏のコメント:異なる施設のコミュニケーションが大切です。

4グループ

提案:プール施設と障がい者施設が繋がり、障がい者たちがプールに通うようになった。
リタ氏のコメント:まずは、できることから始めましょう。

5グループ

提案:体育館で車いすバスケットの体験会などを積極的に実施する。
リタ氏のコメント:この地域は、特別支援学校を拠点に推進できる。

6グループ

提案:第2回のオランダ連携プロジェクト事業で実施した、障がい者スポーツフェスティバルでのメニューを継続していくようにする。
リタ氏のコメント:ソフト面を重視してください。人のかかわり合いが大切です。

 

オランダ連携プロジェクトとは?

オランダ連携「Game Changerプロジェクト -パラスポーツで社会を変える-」は、2017年から2020年までの4年間、足立区、江戸川区、西東京市の3自治体が、共生社会の先進国であるオランダとの連携により、パラスポーツ(障がい者スポーツ)の力を活用して各自治体の地域における社会課題の解決を図る連携事業です。

足立区では「学校」「地域スポーツ(総合型地域クラブなど)」「スポーツイベント」3つのフィールドで学習や体験活動を行います。

「学校」

都立特別支援学校がある花畑地域で事業を実施。
地域の区立小・中学校にオランダのアスリートが訪問。スポーツの持つ力やモチベーションの保ち方などの講演やスポーツ体験を通して、子どもたちのたくましく生き抜く力を育みます。
都立特別支援学校と区立小・中学校の交流により、子どもたちの障がい者理解を育み、地域でいっしょにスポーツを楽しめるような社会を目ざします。

「地域スポーツ」

区内に9か所ある総合型地域クラブを中心に、パラスポーツ事業を推進。学校以外でスポーツをする環境や機会が限られていた障がい者にスポーツの場を提供。さらに地域との交流を図ります。
オランダの障がい者スポーツ普及の取り組みや、スポーツサービスポイント(SSP)を参考に区内を6ブロックに分けた地域スポーツミーティングを立ち上げ、障がい者が気軽に運動や、スポーツを楽しめる方法について検討を始めました。

「スポーツイベント」

パラスポーツの体験・交流事業を実施。パラスポーツの魅力を伝えるとともに、障がい者との交流を推進します。
オランダ連携プロジェクトのパネル展示等を行い、広く事業をPRしていきます。

「Game Changer」とは

試合の流れを大きく変える選手のこと。
転じて社会の仕組みやルールを大きく変革する取り組みや人のことを指しています。

共生社会

これまでかならずしも十分に社会参加できる環境になかった、障がいや様々なハンディキャップのある方々が、地域による助け合いや、バリアフリーなどの整備によって積極的に参加できる社会。

関連リンク

 

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ファクス:03-3880-6028

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