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公開日:2020年2月14日 更新日:2024年10月21日
男女参画プラザでは、DVおよびデートDVの予防と被害者支援を目的とした普及啓発と被害に悩む方への相談を行っています。
DV(ドメスティック・バイオレンス)は親密な男女の間で起こるもので、配偶者間だけでなく、恋人同士の間でも起こります。なかでも若い恋人同士の間で起こるDVを「デートDV」と呼びます。内閣府の調査では、交際相手からなんらかのDVを受けたことがある人は、女性では2割強、男性では1割強にものぼっています。
デートDVの被害者にも加害者にもならないためには、若いうちからデートDVについて知っておくことが、とても大切なことです。
暴力というと、殴ったり、蹴ったりという身体的なものをイメージしがちですが、「心を傷つけられる」ことや、精神的に「支配される」ことなども含みます。
また、多くの場合、DVは複数の種類の暴力が重なって起きています。
身体的暴力 | 殴る、蹴る、物を投げ付ける、首を絞める、刃物を突き付けて脅す など |
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精神的暴力 | 怒鳴る、ののしる、無視する、大切な物を捨てる・壊す、意見をいつも否定する など |
性的暴力 | 性行為を強要する、避妊しない、無理やりポルノ雑誌やビデオを見せる など |
社会的暴力 | メールや電話で常に行動を把握しようとする、人に会うのを制限する など |
経済的暴力 | お金を貢がせる、プレゼントを強要する など |
デートDVが起こる要因のひとつに「男らしさ」「女らしさ」という考え方があります。「○○らしさ」を相手に押し付けることは、相手の人格を傷つけ、デートDVにつながりやすくなります。
また自分でも「○○らしく」あろうとして無理をして、しだいに自分らしさを失ってしまいます。その結果、恋人同士の関係だったものが、いつの間にか主従の関係になってしまうことがあるのです。
男らしい 強い たくましい 守る リーダーシップがある 仕事をする お金を稼ぐ など |
← ??? → 本当に正しいか 考えてみましょう ← ??? → |
女らしい 弱い 控えめ 守られる 気が利く 人に従う 家事をする など |
区内の教育機関(中学校・高校・大学など)やPTAなどからのご要望により、出前講座も開催していますので、ご利用ください。詳しくは出前講座のご案内をご参照ください。
DVは別れ際に激しくなる傾向があり、つきまといやひどい場合には殺人事件へ発展することもあります。「もしかしてデートDVかもしれない」と思ったら、決して1人で解決しようとせず、信頼できる大人や専門機関に相談してください。
男女参画プラザでは、女性相談(DV相談)・男性相談(DV相談)を実施しています。
専門の相談員が、じっくりとお話を伺いながら、問題の解決方法を一緒に考えていきます。秘密は厳守しますので、安心してご相談ください。
詳細は以下のリンク先をご参照ください。
女性相談(DV相談)・男性相談(DV相談)のご案内(保育付き)
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