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公開日:2023年5月29日 更新日:2024年1月11日

ノロウイルス(感染性胃腸炎)に注意しましょう!

1 感染性胃腸炎

主にウイルスなどの微生物を原因とする胃腸炎の総称です。ノロウイルス以外にロタウイルスなどでも起こります。

2 原因・感染経路

ノロウイルスはヒトの体内で増殖し、便やおう吐物に排出されます。主に次の経路で感染します。

ノロウイルスを含む便、おう吐物が直接または間接的に手指等に付着し、口からウイルスが入って感染
おう吐物の飛沫や乾燥した汚物中のウイルスが空中に浮遊し、口からウイルスが入って感染
ノロウイルスに汚染したカキ等二枚貝を生または加熱不十分で喫食(食中毒)

3 症状

感染後24時間から48時間でおう吐、下痢、腹痛、脱水症状、軽い発熱等が出現し、通常1から2日ほど続きます。感染すると、便とおう吐物にウイルスが排出されます。症状がない場合や回復後も1週間程度、便中に排出されているので周囲の人にうつさないよう注意が必要です。

4 治療・予防

特効薬などはないため、治療は症状に応じた対症療法になります。おう吐や下痢などが続くときは、脱水にならないよう水分補給に注意し、医療機関を受診しましょう。またおう吐がある場合、気道に吐物がつまり、窒息の危険があります。仰向けではなく横向きで寝るようにしましょう。

5 家庭内感染予防

自宅内での感染の予防のため、特に帰宅したとき、調理や食事の前、トイレやオムツ替えの後は必ず石鹸でしっかりと手を洗ってください。また家庭内に感染者が出た場合は、以下ご参照ください。

消毒

キッチン用品(調理器具、ふきん、スポンジ等)は熱湯で消毒(85℃ 1分以上)または0.02%塩素消毒液に浸します。
トイレ(ドアノブ、レバー、便座等)は0.02%塩素消毒液を浸したペーパータオル等で拭きます。
衣類・リネン類はウイルスが飛び散らないように静かにもみ洗いし、熱水洗濯(85℃ 1分以上)または0.02%塩素消毒液に浸します。

※塩素系消毒液が金属製品に付着すると、サビや変色を起こすことがあります。消毒後の薬剤の拭き取りを十分にするよう注意してください。

吐ぶつやふん便の処理の仕方

大量のノロウイルスが含まれています。床等に飛び散った患者の吐ぶつやふん便を処理する時には、使い捨てのガウン(エプロン)、マスク、手袋を着用し、汚物中のウイルスが飛び散らないように、吐ぶつやふん便をペーパータオル等(市販される凝固剤等を使用することも可能)で静かに拭き取ります。
拭き取った後は、0.1%の塩素消毒液で拭き、その後水拭きをします。

風呂

下痢をしている人は、一番最後に入浴してください。
タオル、バスタオルの共用は避けてください。
風呂の水は毎日換え、浴槽、床、洗面器、椅子等は毎日洗浄してください。

調理

手や調理器具等からの食品汚染を防ぐため、手洗いや手袋着用、器具の洗浄・消毒を徹底してください。

 東京都リーフレット等

リーフレット「家庭でできるノロウイルス対策」都民向け(外部サイトへリンク)
ノロウイルス対策のためのおう吐物処理の方法(動画)(外部サイトへリンク)

6 感染性胃腸炎に関する報告と健康相談

同一施設より一週間以内に10人以上の患者発生があった場合は、所管課に報告の上、保健所にもご連絡をください。区民の方からの健康相談もお受けしております。

お問い合わせ先

足立保健所感染症対策課防疫係 03-3880-5378(平日午前9時から午後5時まで)

関連情報

ノロウイルス食中毒に注意
ノロウイルス予防の決め手はしっかり手洗い
ノロウイルスに関するQ&A(厚生労働省)(外部サイトへリンク)

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お問い合わせ

足立保健所感染症対策課防疫係

電話番号:03-3880-5378

ファクス:03-3880-5371

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