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公開日:2023年11月1日 更新日:2024年9月19日
食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまった食品のことです。
日本全体の食品ロス量は、年間約472万トンも発生しており、このうち食品関連事業者から発生した量は236万トン、家庭から発生した量は236万トンとなっています。(農林水産省HP食品ロスの現状令和4年度推計値より)(外部サイトへリンク)
この問題を解決するためには、家庭だけでなく、食品を取り扱っているお店でも食品ロスを減らす工夫が必要です。
今回は、「食品ロスを減らすためにお店はどんな取り組みをしているのか」をテーマに、区内の飲食店を取材してきましたのでご紹介します!!
【場所】足立区東伊興4-14-4 コミュニティKoenてらまちハウス内1階
【電話】03-5647-8251
【HP】https://nigirimusubi.com(外部サイトへリンク)
【取材協力】女将 山本 亜紀子さん
にぎりむすびの女将である山本さんは、地域で取組む子育ての応援と親子の居場所作りを目的とした団体「コミュニティkoen」の代表としても活躍されています。
設立当初は、地域の親子を中心に交流の場を提供していましたが、「親子だけでなく、様々な世代ともつながりたい」と思うようになり、おにぎり屋を開くことを決めたそうです。
「おにぎりは、幅広い世代で好まれ、毎日でも食べられる。おにぎりを通じて交流を深めていきたい」とおっしゃっていました。
山本さん(中央)とにぎり娘(※)のお二人
※「にぎりむすび」に関わっているスタッフたちは「にぎり娘」と呼ばれています。
地域の交流の場として親しまれる「にぎりむすび」ですが、食品ロスの削減にも積極的に取組んでいます。
・ 出汁に使ったかつおぶしや昆布は、おにぎりの具材として活用する。
・ 食べきれなかった料理の持ち帰りに対応している。
・ 残ってしまった惣菜は、SNSやコミュニティに情報発信し、お得に販売する。
地域とのつながりを活かした「にぎりむすび」ならではの取組みもあり、食品ロスを出さない様々な工夫を知ることができました。
「にぎりむすび」では、地域の子どもたちへの食事支援として「にぎりむすびギフト」という独自の活動をしています。(詳しくは「にぎりむすび」ホームページへ)(外部サイトへリンク)
食事を必要とする方々に食事が届けられるこの活動は、フードドライブのように食品ロスの削減に大きく貢献しています。
お店に到着すると子供たちのはしゃぎ声が聞こえてきました。にぎり娘の方々は親しみやすく、とてもにぎやかで和やかな空間でした。そんな場所で食べるおにぎりは美味しいこと間違いなしです!!ぜひ食べに行ってみてください!!
今回の取材を通して、食事を提供する方々がどんな工夫をして食品ロス削減に取り組んでいるか知ることができました。お店を利用する私たちも「残さず食べること」「食べきれる量に調整する」などちょっとした心がけで食品ロスを減らしていくことができます。
ぜひこの機会に食品ロスについて考えてみてくださいね。
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