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公開日:2025年10月6日 更新日:2025年10月6日
食品ロスとは、まだ食べられるのに捨てられてしまった食品のことです。
令和6年度足立区ごみの組成分析調査によると、家庭から出た未利用食品の廃棄量は、区の燃やすごみ全体の4.1%を占めており、年間約4,600トンになることがわかりました。これは、区民1人あたり年間約7kg(お茶碗約44杯分)の食品が手つかずのまま捨てられていると推計されます。
ちなみに、日本全体の食品ロス量は、年間約464万トン(農林水産省食品ロスの現状令和5年度推計値参照(外部サイトへリンク))発生しています。
この問題を解決するためには、家庭だけでなく、食品を取り扱っているお店でも食品ロスを減らす工夫が必要です。
今回は、「食品ロスを減らすための取り組み」をテーマに、区内の店舗を取材してきましたのでご紹介します!!
「デニーズへようこそ!」でお馴染みのファミリーレストランチェーン、デニーズでは、食べ物を捨てない社会を目指し、「mottECO(モッテコ)」という取り組みをはじめとする様々なSDGsに取り組んでいます。
そんな「mottECO(モッテコ)」を全国のデニーズのなかで初めて導入したデニーズ梅島店にお邪魔し、食品ロスの削減に向けた取り組みを取材してきました!
【店舗名】デニーズ梅島店
【住所】足立区中央本町1-12-7
【電話】080-3457-3367
【ホームページ】https://shop.dennys.jp/map/21930/(外部サイトへリンク)
デニーズでは、食品ロス削減のため飲食店で食べきれなかった料理を利用客が自己責任で持ち帰る「mottECO(モッテコ)」の普及啓発に取り組んでいます。
「mottECO」には、「持って帰ろう」と「もっとエコ」の意味が込められているとのこと。
容器のサイズは、人気メニューの高さや幅に合わせて試行錯誤を重ねて作られています。さらに、油などでお客様のバッグを汚さないために、容器の内側にコーティングが施されています。それに加えて、資源ごみで捨てられる環境にやさしい容器で作られているのです!
食品ロス削減のため、食べきれる量を注文していただくことが大切ですが、どうしても食べきれないお料理は環境にやさしい容器でお持ち帰りしてはいかがでしょうか。
デニーズ梅島店では、他にも食品ロス削減に取り組んでいます!
「過去の売上・メニュー販売実績」と「未来の売上予測・メニュー販売予測」をもとに7日後までの食材発注数を自動で算出しているそうです。
豊富な品揃えのファミリーレストランだからこそ、食品ロス削減には欠かせないシステムですね!
メニューの改定などにより使用しなくなった一部の食材を、フードバンクを通じて福祉施設などへ寄贈しています。
また、レジ前での食品の販売開始に伴い、個包装食品の裏面に「食品表示」が記載されるようになりました。これにより、個包装された食品もフードバンクへの寄贈が可能となりました。
お客様に満足してもらう多彩なメニューを実現する一方で、食品ロス削減に配慮した取組が行われているのですね!
※ 店頭販売している商品の一例です。
デニーズ梅島店では、ライスの「少なめ」対応や、ミニサイズ(ハーフサイズ)のメニューを用意しています。
食べきれない料理を持ち帰ることも食品ロス削減には有効ですが、食べ残しを防ぐことができる小盛メニューも選択肢に入れてみましょう!
通常のオムライスの半分の量で提供しています。
トマトピラフと卵の一体感が絶妙です!
デニーズ梅島店ではコーヒー豆かすの再利用にも取り組んでいます!
店舗で排出されるコーヒー豆かすを飼料化し、その飼料で育てた牛から採れる牛乳を仕入れ、ホワイトソースに加工しメニューとして提供しているそうです。
皆様も環境に寄り添ったデニーズこだわりのコーヒーをぜひお試しください!
お客さんとのやりとりひとつを見ても非常に丁寧な接客でとても好感が持てました。
そんな誰もが知る身近なファミリーレストラン「デニーズ」ですが、食品ロス削減にも積極的に取り組んでいる姿を知ることができました。
また、デニーズは「mottECO普及コンソーシアム(※)」に中心企業として参加し、多様な業界と手を取り合いながら「社会全体で取り組む食品ロス削減」を実践しています!
皆さんもデニーズ梅島店を訪れた際には、美味しい料理を楽しみながらも、もしもの時には「mottECO(モッテコ)による持ち帰り」を活用してみてくださいね。
※ 外食産業やホテル事業、自治体や大学等の様々な業界の団体からなる、食品ロス削減推進を目的とした産官学連携アライアンスのこと
<mottECO普及コンソーシアムのメンバーと>
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