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公開日:2019年5月20日 更新日:2024年4月1日

熱中症にご注意を!

毎年、熱中症による救急搬送人員数は多く、熱中症による健康被害も数多く報告されています。

令和5年1月から12月にかけて、足立区内の熱中症による救急搬送者数は426名となっています。

熱中症の予防法や対処法について正しく理解し、熱中症による健康被害を防ぎましょう。

熱中症とは?

熱中症とは、室温や気温が高い中で、体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、体温の調整機能が働かなくなり、体温上昇、めまい、体のだるさ、ひどいときには、けいれんや意識の異常など、様々な障害をおこす症状のことです。

熱中症は、症例によっては急速に進行して重症化し、死に至る可能性がありますが、予防や対処法を知っていれば発症又は重症化を防ぐことができます。

熱中症予防のポイント

部屋の温度をこまめに測って、エアコン・扇風機を使用して、気温の上昇に気をつけましょう。

炎天下や非常に暑い場所での長時間作業やスポーツは、なるべく避けるようにしましょう。

水分をこまめに補給しましょう。

たくさん汗をかいたらスポーツドリンクや薄い食塩水で塩分も補給しましょう。

体調が悪い時は無理をしないようにしましょう。

こまめに休憩をとるようにしましょう。

外出時は帽子をかぶる、または日傘をさすなど、なるべく直接日光に当たらないようにしましょう

現在の暑さ指数やこれからの暑さ指数(環境省熱中症予防情報サイト)(外部サイトへリンク)をチェックしましょう。

環境省が発表する暑さ指数が「危険水準」に達すると予報されたときは午前8時に、実際に「危険水準」に達したときは随時、A-メールでお知らせします。

なお、エアコンの買い替えを検討されている場合、東京都では省エネ性能の高い製品を購入された方に商品券などに交換可能な「東京ゼロエミポイント」を実施しています。最新モデルに切り替えることで年間電気代の大幅な節約やCO2の排出削減となり、地球温暖化対策の貢献にもつながります。

詳しくは環境政策課の以下のページをご参照ください。

「家庭のゼロエミッション行動推進事業【東京都】」(個人向け)

高齢者と子どもは注意が必要です

高齢者について

高齢者は、暑さを感じにくい、汗をかきにくい、のどの渇きを感じにくいことから、体温を下げるための体の反応が弱くなっており、自覚がないのに熱中症になる危険性があります。また、夜間のトイレの心配から水分の摂取を控えたり、冷えの心配から過度にエアコンの使用を避けられている方もいますが、熱中症につながる危険性も高まります。次のことに注意しましょう。

  • 部屋の温度をこまめにチェックし、部屋の暑熱環境を把握しましょう。
  • 暑さを感じなくてもエアコンを使って温度28度、湿度70%を超えないように調節しましょう。
  • のどが渇かなくてもこまめに水分補給をしましょう。

子どもについて

子どもは、地面の照り返しにより高い温度にさらされ、汗腺などが未熟であることから体温調節機能が十分でないため、熱中症にかかりやすくなります。次のことに注意しましょう。

  • 子どもを十分に観察しましょう
  • 黒色系の服は避け、吸汗・速乾素材の服装を選びましょう。
  • こまめにスポーツドリンクなどの水分を飲ませましょう
  • 日頃から暑さに慣れさせましょう。
  • 急激に温度が上昇する炎天下では、わずかな時間でも絶対に車内にとり残さないようにしましょう

乳幼児は特に注意が必要です!

晴天時には地面に近いほど気温が高くなります。大人が暑いと感じたときには、ベビーカーに乗せられた乳児や身長の低い幼児はさらに高温の環境にいると考えてください。また、汗腺をはじめとした体温調節機能がまだ十分に発達していないうえ、「暑い」と周りの人に伝えることができません。このように乳幼児は熱中症のリスクが特に高くなることを知っておきましょう。

熱中症の分類と対処方法

自力で水が飲めない、意識がない(おかしい)場合は、すぐに救急車を呼びましょう!

医療機関へ搬送するときは、検査や治療が迅速に開始できるよう、その場に居合わせた最も状況のよくわかる人が医療機関まで付き添って、発症までの経過や発症時の症状などを伝えるようにしてください。

重症度

症状

対処

医療機関への受診

軽症

めまい・耳鳴り・強い立ちくらみ
筋肉痛・筋肉の硬直
大量の発汗
涼しい場所へ移動
衣服を緩める
安静
水分補給
 

中等症

激しい頭痛・不快感
吐き気・嘔吐
倦怠感・虚脱感
集中力・判断力の低下
涼しい場所へ移動
衣服を緩める
安静
体(首筋や腋の下、太ももの付け根)を冷やす
十分な水分と塩分補給

症状が改善すれば受診の必要なし

自力で水分摂取できない場合や症状の改善が見られない場合は救急車(119)を要請

重症

意識障害
痙攣
手足の運動障害
高体温
涼しい場所へ移動
衣服を緩める
安静
体が熱ければ保冷剤などで首筋や腋の下、太ももの付け根を冷やす

ためらうことなく救急車(119)を要請

呼びかけへの反応がおかしい場合も救急車(119)を要請

東京消防庁救急相談センター(24時間受付)

救急車をよんだほうがいいかどうか迷ったとき等、毎日24時間、看護師などから適切なアドバイスを受けることができます。応急手当アドバイス、医療機関案内も行っています。

電話番号#7119(携帯電話、PHS、プッシュ回線)、03-3212-2323(ダイヤル回線)

アドレスhttps://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/lfe/kyuu-adv/soudan-center.htm(外部サイトへリンク)

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