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公開日:2020年10月8日 更新日:2022年3月24日

平成31(令和元)年度に実施した大腸がん検診における結果の告知に誤りについて

【衛生部長コメント】
昨年度の事故判明から区民の皆様には多大なるご迷惑とご心配をおかけし、深くお詫び申し上げます。
今回判明した平成31(令和元)年度の大腸がん検診については、昨年度の事故判明時に誤記載の有無の確認が取れたにもかかわらず、発見が遅れたことを深く反省しております。
今後、第三者委員会の答申を受け、組織全体の問題として改善に取り組んでいきます。

足立区では40歳以上の区民を対象とした大腸がん検診(免疫便潜血検査2日法)を足立区医師会に委託して実施しています。足立区医師会の会員医療機関(以下、「医療機関」)において、平成31(令和元)年度の大腸がん検診を受けた区民の方のうち、7名の方に誤って記載した受診票を渡していることが判明しました。

※昨年度に判明した事故につきましては下記関連リンクからご覧ください。

1 平成31(令和元)年度大腸がん検診(免疫便潜血検査2日法)について

(1)対象者:40歳以上の区民(255,462名)
(2)実施期間:平成31年4月1日から令和2年2月29日
(3)受診者数:43,390名

検査の流れ:検診を実施する医療機関(約230医療機関)で検体(便)を預かり、検査会社で検査を実施し、各医療機関に検査結果を通知。結果を受けた医療機関は、受診票に結果を転記し、医師による総合判定を記入し、各受診者に対して検診結果を通知(郵送での結果通知も含む)している。

※ 大腸がん検診は、平成17年度から医療機関で検査を行っている。

2 今回の経緯

[令和2年9月中旬から末日]
区が保有する検査結果データから平成31(令和元)年度大腸がん検診受診者のうち、結果が「陽性」にもかかわらず精密検査の受診確認が取れていない1,879名に対し、精密検査の勧奨通知を区から発送する前に、区データヘルス推進課が誤った検診結果をお知らせしている事案がないか改めて受診票を確認した。
[9月30日(水曜日)]
確認の結果、複数名の受診票において誤記載が疑われる事案が確認された。
[10月1日(木曜日)]
区は、委託先である足立区医師会に誤記載が疑われる受診票に関して確認の依頼を行った。
[10月2日(金曜日)]
足立区医師会から連絡があり、7名の受診票については、検診を行った医療機関で検査結果の誤記載をしていたことが判明した。
[10月5日(月曜日)]
検診を実施した医療機関から今回誤記載が判明した7名のうち6名の方には連絡を取り、謝罪と結果の訂正、精密検査の受診をお勧めした。
[10月6日(火曜日)]
検診を実施した医療機関から今回誤記載が判明した残りの1名について連絡を取り、謝罪と結果の訂正、精密検査の受診をお勧めした。

3 原因

(1)昨年の報道発表から、転記して検診結果を通知する方法には誤記載が起こり得ると認識していたにもかかわらず、区として平成31(令和元)年度の検診結果の点検を行っていなかった。
(2)今回誤記載が判明した医療機関において、検査結果を受診票に書き写す際や、検診結果を記入する際に、記載内容の確認が不十分であった。

4 今後の対応(再発防止策等)

(1)令和2年4月以降の処理については、検査会社からのデータと医療機関からの受診票(過年度分を含む)のパンチデータを付け合わせるシステムを稼働させており、誤記載について区で確認が取れる体制となっている。
(2)今回の誤りの是正を含めて昨年度の誤記載判明後に立ち上げた第三者委員会の答申を受け、改善策を検討していく予定である。

※第三者委員会について
令和元年12月18日(水曜日)に第三者機関である「足立区検診業務調査委員会」を立ち上げ、事実の調査、再発防止策の検討等についての調査・審議について諮問した。令和2年3月までに答申予定であったが、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により調査は中断していた。令和2年10月以降再開し、令和2年度内を目途に答申を受ける予定である。

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