ホーム > 区政情報 > 広報・報道 > シティプロモーション > ワケあり区、足立区。 > 足立区が住みやすいワケ > ひと味もふた味も違う、足立の学習支援
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公開日:2024年6月6日 更新日:2024年11月1日
足立区では、子どもたちの「確かな学力の定着」を大きな課題と捉え、2013年(平成25年)に「学力定着推進課」を創設。
「教員の授業力向上」「児童・生徒の個に応じた学習の充実」を柱として、学力定着のために様々な取り組みを行っています。
他とは違う、足立の学習支援の取り組みのほんの一部をご紹介します。
力を入れているのは児童・生徒の学習支援だけではありません。教員の授業力向上にも力を入れています。
「めあてを明確にして、自分で考え、子ども同士で学び合い、学習した内容をまとめて振り返りを行う」問題解決を中心とした授業スタイル「足立スタンダード」を全校で進めています。
足立スタンダードに基づいた「わかる授業」「魅力ある授業」を児童・生徒に届けるため、教員経験豊富で教科指導に秀でた教科指導専門員が教員に指導・助言を行い、授業の改善・充実を図ります。
足立区は、「1人1台タブレット環境」を最大限生かすため、令和4年4月から一人ひとりに応じた問題を出題するAI型ドリル教材「Qubena(キュビナ)」(ウェブアプリケーション)を区立全小・中学校へ導入しています。AI解析により、一人ひとりのつまずきに対応した問題を出題するだけではなく、ヒント・解説機能により自分で学習を進めることができます。また、リアルタイムに生徒の学習状況が把握できるので、教員がいち早く必要な個別指導を行うことができます。子どもたちからは、「解き方が分からないときでも「ヒント」や「解説」を見ることができて、自分でどんどん進めることができる」「どれくらい自分ができたかAからDで判定されるので、結果が良くなった時に達成感がある」といった声が寄せられています。
AI型ドリル教材「Qubena(キュビナ)」がつまづきを分析
学力ポートフォリオ(学習習熟度)をもとに、国語・算数の学習内容の理解につまずきが見られる小学2~4年生を対象に、指導経験豊富なそだち指導員が静かな環境の別教室で1対1の個別指導を行い、つまずきの早期解消と学習意欲の向上を図っています。実際に指導を受けた児童の保護者からは「わかったことで自信がつき、勉強への苦手意識がなくなった。わかる喜びを知り、宿題も前向きに取り組んでいる」、担任の先生からは「つまずきの解消により学習内容の定着が見られ、積極的に発言するなど、どの授業にも意欲的に参加するようになった。自分の考えやその根拠を書けるようになってきた」などの声が届いています。
そだち指導員による個別指導の様子
小学校時代の学習のつまずきを解消するため、数学に的をしぼって中学1年生の夏休み期間に鋸南町で宿泊型の勉強合宿を実施。令和5年度からは、各校へ登校する通所型もモデル実施しています。夏休みに数学の弱点を解消し、その後の学習に繋げていくことを目的に、生徒一人に先生一人というマンツーマン体制のもと徹底した個別指導を実施。「数学が好きになった」「これからは自分で進んで勉強する」などハードな合宿を乗り越えた生徒は苦手を自信に変えています。
足立区では、「使える英語力」を目標に、様々な取組みを行っています。英語に対するつまずきや苦手意識の早期解消を目的とした事業はもちろん、一定レベルの英語力を身につけている子どもへの教育も充実しています。中学生を対象とした「英語マスター講座」では、オンライン英会話を活用して、「聞くこと・読むこと・話すこと・書くこと」の力を伸ばすための講座を展開。福島県にあるブリティッシュヒルズへの国内プチ留学体験を実施し、実践力に更に磨きをかけています。
「間違いを恐れずに、自分の考えを英語で表現できるあだちの子」という目指すべき児童・生徒像に向け、今後も歩み続けます。
勉強も頑張っていて、成績も上位。にもかかわらず家庭の事情等で塾などでの学習機会に恵まれない。そんな子どもたちを応援するため、無料の学習塾を運営しています。
中学3年生を対象にした「足立はばたき塾」では、難関都立高校等受験対策講座を実施。塾生たちは、民間学習塾でもトップクラスの講師のもと、他校のライバルと切磋琢磨。毎年難関高校に多数の合格者を輩出しています。
さらに令和5年度からは高校生版の「足立ミライゼミ」をスタート。難関大学への合格を目指し、勉強に励んでいます。
区立中学校を卒業しても終わらないのが足立区。切れ目ない学習支援により、足立の子どもたちを全力で応援しています。
はばたき塾の指導風景
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