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公開日:2020年4月6日 更新日:2022年2月2日

佐竹抱屋敷跡(さたけかかえやしきあと)

■足立区登録記念物(史跡)〈昭和57年12月登録〉
■佐竹稲荷神社(梅田6-28-7) 【地図】(外部サイトへリンク)
■公開
(見学の際は、マナーを必ず守ってください)

佐竹稲荷

江戸時代、この辺りは秋田藩主佐竹氏が所有した広さ約5200坪の抱屋敷地(かかえやしきち) でした。抱屋敷とは、幕府から拝領した屋敷ではなく、私邸のことです。延宝8年(1680)には存在し、享保3年(1718)に8代将軍徳川吉宗から取り壊しを命じられるまでは、構堀(かまえぼり)をめぐらす立派な屋敷でした。その威容は、佐竹氏から譲渡された資料を保存している一般財団法人千秋文庫(千代田区)が所蔵する「梅田御屋敷絵図」に描かれています。また、登録有形文化財「千住花又瀬崎辺之図」にも、「佐竹大膳下屋敷」として描かれています。
当社は、この屋敷地の北東隅に位置し、屋敷神として祀られ、「佐竹稲荷」と呼ばれています。現在、屋敷の面影を伝える唯一の遺構です。神田(千代田区)にあった佐竹氏の上屋敷跡地にも佐竹稲荷神社が祀られています。
当初の社殿は、寛政9年(1797)に建立されました。古くから近隣の人々の信仰を集め、寛政 10年の幟 (のぼり)なども保存されています。毎年、2月の初午(はつうま) の祭礼には、参詣者も多く、かつて当社を信仰し、他所へ移り住んだ信者からも献納物が寄せられています。
屋敷の東側を日光道中・奥州道中が通っており、参勤交代などでここを通って上屋敷に入りました。また、江戸で火災が起こると、秋田藩関係者の避難所としても利用されました。
現在は、当屋敷を受け継いだ三谷家が、神社をお守りしています。

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