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公開日:2021年1月29日 更新日:2023年3月23日

足立区予算(令和3年度当初予算 予算編成のあらまし)

乗り越え、そして踏み出す。あだちから Get over and go beyond COVID-19

はじめに

 

 コロナに始まり、コロナに暮れたといっても過言ではなかった令和2年が終わりを告げ、いよいよ令和3年の幕明けだと思った矢先、飛び込んできたのは「国が関東一都三県に対し緊急事態宣言の発出を検討中」というニュースでした。当区においても、年末年始のコロナ感染の激増に歯止めがかからず、医療現場のギリギリの状態はこの原稿を書いている1月中旬現在も続いている以上、発出「やむなし」の思いです。

 

1 歳入減はおよそ113億円を見込む

 

 そうした状況下で発表する令和3年度予算案。一般会計は3,120億円と7年連続で過去最大となりましたが、その主な原因は学校改築等の投資的経費が膨らむ時期に当たったことにあります。歳入は特別区税がリーマンショック時を参考に新型コロナの影響から34億円の減収、財政調整交付金は都の見通しを勘案し79億円の減収を、それぞれ見込んで策定しました。

 

 こうした厳しい財政状況に対処するため、一度内示した予算の一律削減とともに、「(仮称)江北健康づくりセンター」や福祉事務所の新築工事を先送りするなど事業の見直しを行い、約84億円の財源を捻出しました。

 

2 歳出面の柱はコロナ対策

 

 歳出面の中心はなんといっても新型コロナ対策。PCR検査体制の充実や病床数の確保など、医療最前線を支える施策を継続します。

 

 また1月の区議会臨時会で債務負担行為をお認めいただきましたので、新年度当初予算に計上はありませんが、高齢者に対するワクチンの優先接種実施に向けた体制も動き出しました。現在のところ、不確定な情報を手掛かりにした手探り状態ではありますが、専管部署を中心に、庁内一丸となって対応してまいります。

 

3 コロナ渦中にある区内経済を下支え

 

 コロナ禍にあっても困難な状況を乗り切って、なんとか勝機を見出していこうと悪戦苦闘されている製造業の方々に対しての販路拡大支援、売り上げ減少で苦しんでおられる飲食業をはじめとする様々な事業者への支援として、区内初となる3割のプレミアム付き商品券の発行などを柱に区内経済を支えます。

 

4 エリアデザインは一つのピークへ

 

 またコロナから目を転じると、令和3年度は文教大学の開学、東京女子医科大学新東医療センターのオープン、竹ノ塚駅付近の踏切の解消と、街づくりの大きな節目となる事業の完成が続きます。千住の街が大学進出を契機に大きく変化したように、施設や駅などの拠点を中心とした具体的な街づくりの青写真を描き、飛躍の道筋をしっかりとつけていきます。

 

5 コロナ禍のその先へ「あだちから」

 

 超高齢社会を背景に、区政の懸案事項の一つであった区内の交通不便地域の解消に向けたバス便の検証運行や、はるかぜの減便や廃止に歯止めをかけるための車両購入費補助制度を新たに導入します。スタートに際しては、費用対効果をしっかり検証し方向性を確認しつつ進めていきます。

 

 コロナを契機として新たな区民サービスの向上策に、積極的に足を踏み出すのも令和3年度の特徴の一つです。マイナンバーカードの普及拡大に力を注ぐ一方、来庁されなくとも自宅等でオンラインで申請が可能、税や保険料のスマートフォンアプリによる決済など、利便性向上策を着実に進めます。

 

 眼前のコロナとの闘いはまだまだ続きますが、視線をその先へしっかり向けることも忘れずに、「あだちから」で区民の皆様の負託にお応えしてまいります。

 

足立区長 近藤 やよい

 

詳しくは、下記の資料(予算編成のあらまし)をご覧ください。
令和3年度予算編成のあらまし(82ページ)(PDF:8,736KB)

令和3年度補助金・助成金予算一覧表(PDF:685KB)

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