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公開日:2025年6月25日 更新日:2025年8月25日

六町駅前区有地事業撤退の申し入れに関する説明会を開催しました。

六町駅前区有地の活用事業者である「東神開発株式会社」(以下、活用事業者)と事業継続に向けた協議を重ねてまいりましたが、令和7年7月に書面で「工事費高騰により事業収支が見込めず撤退したい」との申し出がありました。

つきましては、近隣住民説明会を下記のとおり開催しました。

説明会の開催

開催日時

実施回 開催日時 参加者数
第1回 令和7年8月1日(金曜日)午後6時30分から8時まで 56名
第2回 令和7年8月2日(土曜日)午前10時から11時30分まで 50名
合計 106名

会場

加平小学校体育館(六町三丁目3-11)

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内容

  1. 事業撤退に至った経緯(東神開発株式会社より説明)
  2. 今後の方針(区から説明)

配布資料

説明会動画

※ 説明会動画は、説明部分のみとなっており、質疑応答については個人情報保護のため公開しておりません。

会場の様子

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主な質疑

今後の予定に関する質問

質問1:再公募の時期はいつ頃か。

回答1:事業者へのヒアリング結果を踏まえて実現可能な条件整理を進めていくが、建設工事費が高止まりしている状況では、事業者から魅力的な提案が引き出せない可能性がある。建設工事費や物価の動向を注視し、公募の時期を判断していく必要がある(足立区)。

質問2:規模を縮小してでも早期に建設を進めるのか、時間をかけてでも当初のような規模の施設を目指すのか、区の方針はどうか。

回答2:当初の規模よりも低層な施設であれば建設可能な事業者がいることは把握しており、地域の皆さまのご意見を伺いながら検討を進めていく(足立区)。

事業要件緩和に関する質問

質問1:東神開発が要望する全ての事業要件を区が緩和した場合は、事業継続が可能だったのではないか。

回答1:要望した全ての事業要件を緩和したとしても、事業継続が困難な状況となった(東神開発)。

質問2:東神開発が事業を進められる条件は何か。

回答2:賃料や保証金の緩和もあるが、現在想定している工事費で請負ってくれるゼネコンが現れることである(東神開発)。

質問3:今後、条件を柔軟にして再公募するべきではないか。

回答3:事業者が公募に参加しやすいように可能な限り条件の見直しを検討する(足立区)。

建物の規模に関する質問

質問1:提案施設を低層にしたら、事業継続の可能性はあったのか。

回答1:3階建てだけでなく様々なパターンを検討したが、6階建ての方が、収益性が高いと判断していた(東神開発)。

質問2:上層階をホテルやマンションとして活用されることは検討したか。

回答2:容積率の制限があり、東神開発のプランでは、用途を追加する余裕は限られていた。また、区画整理によって創出した区有地をマンションとして活用することは、地域の皆さまの理解が得られるかという課題もある(足立区)。

質問3:駐輪場と公園を一体化した渋谷区の「宮下パーク」のような構想や駅前広場を含めて一体的に活用する構想はあるのか。

回答3:技術的には可能だが、都市計画の変更手続き等、時間と費用がかかる。いただいたご意見は公募条件の検討の参考にする(足立区)。

工事費高騰に関する質問

質問1:「ららテラス北綾瀬」と1年しか計画に違いがなかったが、それでも事業を進められない理由は何か。

回答1:1年の差であっても、工事の高騰が急であった影響が考えられる(東神開発)。

質問2:東神開発の事業に対して、足立区が補助金を出す考えはないのか。

回答2:公益性の高い施設であれば補助金を出せる仕組みはあるが、利益を求める施設に対して、区として補助金を出すことは考えていない(足立区)。

駐輪場に関する質問

質問1:六町駅前の区営駐輪場の現状と今後の計画を教えてほしい。

回答1:現在、定期利用約1200台、一時利用約600台の収容が可能である。事業計画に伴い、一時的に定期利用の新規受付を停止していたが、駐輪場の新規受付を再開し、併せて南側のJA用地(約400台)、都道沿いの歩道(約87台)に新たな駐輪場を準備している(足立区)。

東神開発の今後の関与について

質問1:事業中止となった場合の違約金等の定めはなかったのか。

回答1:基本協定には、やむを得ず事業を中止する場合の精算金及び事業者の履行状況が悪い場合の損害賠償金に関する取り決めが定められている。今回の事業撤退は、著しい市況の変化が原因のため、精算金での対応で協議を進めている(足立区)。

質問2:今後も東神開発と施設開設に向けて協議を続けてほしい。

回答2:今後もスキームの検討や事業者ヒアリングの際に協力をお願いする(足立区)。

質問3:東神開発は今後の公募から除外するべきではないか。

回答3:東神開発は真摯に検討し、努力を尽くしており、再公募で除外することは考えていない(足立区)。

参加者からの一口メモ集計結果(回答件数:90件)

1.年代

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20代 5%
30代 31%
40代 17%
50代 14%
60代 13%
70代以上 20%
2.居住エリア

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六町エリア 40%
六町周辺エリア 38%
足立区内他 4%
足立区外 18%

※ 六町エリア(六町一丁目から四丁目)

※ 六町周辺エリア(南花畑、東保木間、保塚町、一ツ家、加平、西加平、神明南、北加平町)

3.今後希望する方針

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規模を縮小しても良いので、早期の施設完成を希望 38%
ある程度年数をかけてでも、同規模以上の施設を希望 33%
その他 27%
未回答 2%
※ その他(規模を縮小せずに早期の施設完成を希望、六町公園や駅前広場を含めた活用の希望等)
4.今後の方針に対する主な感想・意見
  • 複合商業施設の早期実現を期待している。
  • 実現可能な計画となるよう柔軟に対応してほしい。
  • 区民の暮らしが豊かになるような計画を期待している。

 

今後の方針

今後は、複合商業施設の誘致を前提に、改めて民間事業者へのヒアリングを実施し、事業者にとって実現可能な活用条件を改めて検討のうえ、市況を見極めながら対応してまいります。

これまでの経緯

年月 内容
令和5年3月 東神開発株式会社を六町駅前区有地活用事業者に決定(令和5年7月議会報告)
令和5年7月 六町駅前区有地活用に係る複合商業施設及び駐輪場の整備・運営に関する基本協定書締結
令和5年8月 近隣住民説明会開催(新施設の計画)
令和5年11月 活用事業者と計画一部変更(地下フロアの増設等)の協議書締結
令和6年3月 活用事業者より工事費高騰のため、整備計画延伸の相談(令和6年3月議会報告)
令和6年5月 近隣住民説明会開催(整備計画延伸)
令和6年6月 活用事業者と土地引渡し日等変更の協議書締結
令和6年8月 活用事業者より整備計画見直し状況の報告(令和6年10月議会報告)
令和6年12月 活用事業者より整備計画見直し状況の報告(令和7年1月議会報告)
令和7年2月 活用事業者より事業の再延期及び事業要件緩和の相談(令和7年3月、4月議会報告)
令和7年8月 近隣住民説明会開催(事業撤退の申し入れ)

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