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公開日:2025年1月1日 更新日:2025年1月1日
としょかんには、たくさんの本があります。
そのとしょかんにある本をつかって、しらべてみよう!
夏の暑さがやわらいで、すごしやすい秋。
「実りの秋」という言葉があるように、おいしい食べ物がたくさん収穫(しゅうかく)される季節です。
今回は、そんな秋の野菜のひとつである「さつまいも」について、調べてみました。
さつまいもは、アサガオと同じヒルガオ科の植物です。
暑さに強い野菜で、水が少ない土地でも栽培(さいばい)することができます。
一方で寒さには弱いため、冷蔵庫(れいぞうこ)ではなく、新聞紙で包んで冷暗所で保存(ほぞん)するのがおすすめです。
さつまいもにはさまざまな品種があり、代表的なものには、あまくてほくほくした食感の「ベニアズマ」、よりあまみが強くねっとりした食感の「安納(あんのう)いも」があります。
品種によって見た目や味はちがいますが、ふっくらしていて重さがあり、皮にツヤがあってあざやかな色のものを選ぶと、おいしそうです。
さつまいもは、中央アメリカの熱帯地域(ねったいちいき)原産の野菜です。
紀元前から栽培されており、その後世界各地に広がりました。
日本にさつまいもがやってきたのは、今から400年くらい前のことです。
中国から沖縄(おきなわ)を経由(けいゆ)して、今の鹿児島県(かごしまけん)にあたる薩摩(さつま)へと伝わり、栽培されるようになりました。
薩摩周辺で多く作られたので、「さつまいも」とよばれるようになったと言われています。
現在(げんざい)でも、鹿児島県はさつまいもの国内収穫量1位となっています。
さつまいもはやせた土地でも栽培できる上に、栄養も豊富(ほうふ)な食べ物です。
そのため、米が作りにくい土地や、食べ物が不足した時代に栽培が広がっていきました。
戦争中は主食にしたり、ごはんにまぜて食べたりもしていました。
焼く、蒸(む)す、煮(に)る、揚(あ)げるなど、さまざまな調理方法があるさつまいも。
おかずだけでなく、おやつとしても人気があります。
なかでも焼きいもは、江戸時代(えどじだい)から食べられているメジャーなおやつです。
ほかにも、いもけんぴ、大学いも、ほしいも、スイートポテト、いもようかんなどに使われています。
ちなみに、さつまいもは70度くらいの低い温度でじっくり加熱すると、あまみがまします。
石焼きいもがあまいのも、そのおかげです。
さつまいもスイーツを作るときの参考にしてみてください。
ここまで、さつまいもについていろいろなことを調べてきました。
身近な野菜ですが、はじめて知る情報(じょうほう)がたくさんあることにおどろきました。
さつまいもの育て方やレシピが書かれている本を、このページの最後に紹介(しょうかい)しています。
みなさんも、おいしいさつまいもで栄養をつけて、秋を楽しんでみましょう。
このページの内容は
1 『まるごとさつまいも』 八田尚子/構成・文 野村まり子/構成・絵 大竹道茂/監修 絵本塾出版
2 『めざせ!栽培名人花と野菜の育てかた 14』 日本農業教育学会/監修 こどもくらぶ/編 ポプラ社
3 『はじめてのやさい プランターでも畑でもじょうずにできる! 4』 藤田智/監修 理論社
4 『すがたをかえる食べものずかん 大豆・米・麦・とうもろこし・いも・牛乳・魚』 石井克枝/監修 あかね書房
5 『はじめての和食えほん 秋のごちそうつくろう』 柳原尚之/著 近藤圭恵/絵 文溪堂
6 『季節をたべる秋の保存食・行事食』 濱田美里/著 藤田美菜子/絵 アリス館
7 『はじめての旬やさいレシピ かんたん・おいしい・栄養まんてん! 秋』 新谷友里江/監修 ほるぷ出版
8 『野菜で食育!おいしいスイーツ 3』 柿沢安耶/監修・著 岩崎書店
9 「令和5年産かんしょの作付面積及び収穫量」 農林水産省
〈https://www.maff.go.jp/j/tokei/kekka_gaiyou/sakumotu/sakkyou_kome/kansyo/r5/〉2024年9月3日参照
を参考に、小学生にもわかりやすいよう、一部編集したものです。
「もっといろいろ知りたいな」という人は、ぜひ図書館に来てこれらの本を読んでみてください。
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