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公開日:2024年1月1日 更新日:2024年1月1日

かこのテーマでしらべる 2023年10月

あだちくりつとしょかん「こどもぺーじ」

 

しらべる見出し

としょかんには、たくさんの本があります。

そのとしょかんにある本をつかって、しらべてみよう!

今回のテーマ 

楽器

秋といえば、芸術(げいじゅつ)の秋。
絵画を見たり音楽を聞いたりするのにぴったりのきせつです。
今回は「楽器(がっき)」について調べてみることにします。

鍵盤(けんばん)ハーモニカやリコーダー、ピアノ、バイオリン。
学校の音楽の時間やクラブ活動、習い事で、楽器をさわることもあるかと思います。

楽器は演奏(えんそう)のしかたやしくみによって、いくつかの種類(しゅるい)に分けられているようです。

弦楽器(げんがっき) 

バイオリン

弦楽器は、弦をふるわせて音を出す楽器です。

バイオリンのように、弓で弦をこすって音を出す弦楽器を「擦弦楽器(さつげんがっき)」といいます。
ビオラやチェロ、コントラバスも擦弦楽器です。

ギターのように、指や「ピック」という小さな板で弦をはじいて音を出す弦楽器を「撥弦楽器(はつげんがっき)」といいます。
古代から使われていたハーブや、日本の楽器である三味線(しゃみせん)、箏(そう)も撥弦楽器です。

管楽器(かんがっき)

ホルン

管楽器は、管に息をふきこんで音を出す楽器です。「木管楽器」と「金管楽器」の2つの種類があります。

管にあけられたあなをあけたりふさいだりして、音の高さをかえる管楽器を「木管楽器」といいます。「笛」ともよばれています。管に息をふき入れて鳴らすものや、「リード」といううすい板を息でふるわせて音を出すものがあります。
名前の通り、木管楽器はもともと木で作られた笛を指す言葉でした。
今は素材(そざい)ではなく音の出るしくみによって種類を分けているので、フルートのように金属(きんぞく)で作られたものや、学校で使うリコーダーのようにプラスチックで作られたものなど、木で作られていないものも木管楽器とよんでいます。

くちびるのふるえを「マウスピース」という道具で管につたえて音を出す管楽器を「金管楽器」といいます。「ラッパ」ともよばれています。
管の長さをかえたり、くちびると息のスピードを調節(ちょうせつ)したりすることで音の高さを変えます。
金属で作られたものが多いですが、動物の角や貝で作られたものもあります。
ホルン、トランペット、トロンボーンなどが金管楽器です。

打楽器(だがっき)

トライアングル

打楽器は、道具や手でたたいたり、ふったりこすったりして音を出す楽器です。
楽器の中でいちばん歴史(れきし)が古く、世界中にさまざまな種類(しゅるい)があります。

金属や木など、楽器そのものがふるえて音を出す打楽器を「体鳴楽器(たいめいがっき)」、はられた皮がふるえて音を出す打楽器を「膜鳴楽器(まくめいがっき)」といいます。
また、「ドレミファソラシド」のように一定の音律(おんりつ・音の高さ)をもつものと、一定の音律をもたずリズムのみのものがあります。

体鳴楽器で音律ありの楽器には鉄琴(てっきん)や木琴(もっきん)、音律なしの楽器にはトライアングルやカスタネット、シンバルがあります。
膜鳴楽器で音律ありの楽器にはティンパニ、音律なしの楽器には小太鼓(こだいこ)や大太鼓(おおだいこ)、タンブリンがあります。

鍵盤楽器(けんばんがっき)

ピアノ

鍵盤楽器は、指で鍵盤をおして音を出す楽器です。鍵盤は音階順(おんかいじゅん)にならんでいます。
音域(おんいき)が広くさまざまな表現(ひょうげん)ができるピアノや、学校の音楽の時間でも使われている鍵盤ハーモニカ、オルガン、アコーディオンなどが鍵盤楽器です。

ピアノは鍵盤をおしたときに小さなハンマーが中にはられている弦をたたくことで、音を鳴らします。
そのため、「打弦楽器」のひとつでもあります。

鍵盤ハーモニカやオルガン、アコーディオンは、鍵盤をおしたときに中に空気がおくりこまれ、リードをふるわせて音を出します。

鍵盤楽器は鍵盤を持つという見た目は同じですが、音を出すしくみは楽器によってちがうのです。

さいごに

楽器の種類について調べてみましたが、知っているものはありましたか?
実際(じっさい)にどのような見た目をしていてどんな音が出るのか、これだけではわからないかと思います。
気になった方は、下にのせた本を手にとってみてください。
ここでは書ききれなかったほかの楽器がのっていたり、CDやQRコードから楽器の音が聞けたりしますよ。

 

このページの内容は

1 『音楽をもっと好きになる本 楽しく読めてすぐに聴ける 2』 松下奈緒/ナビゲーター 学研プラス

2 『オーケストラ・吹奏楽が楽しくわかる楽器の図鑑』全5巻 佐伯茂樹/著 小峰書店

3 『楽器ビジュアル図鑑 演奏者が魅力を紹介!』全6巻 国立音楽大学/監修 国立音楽大学楽器学資料館/監修 こどもくらぶ/編 ポプラ社

4 『山田和樹とオーケストラのとびらをひらく』 山田和樹/著 松本伸二/著  日本フィルハーモニー交響楽団/企画協力 大川陽子/イラスト アリス館

5 『音の大研究 性質・役割から意外な活用法まで』 戸井武司/監修 PHP研究所

 

を参考に、小学生にもわかりやすいよう、一部編集したものです。

「もっといろいろ知りたいな」という人は、ぜひ図書館に来てこれらの本を読んでみてください

 

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