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公開日:2023年10月1日 更新日:2023年10月1日
としょかんには、たくさんの本があります。
そのとしょかんにある本をつかって、しらべてみよう!
7月10日は「7(なっ)10(とう)」のごろ合わせから、「納豆(なっとう)の日」です。そういえば、テレビか何かで「納豆は偶然(ぐうぜん)できた食べもの」と聞いたことがあったような気がするので、調べてみることにしました。
納豆の豆は大豆(だいず)です。納豆は、大豆と納豆菌(なっとうきん)だけというシンプルな材料(ざいりょう)でできています。大豆はそのほかに、みそ・とうふ・きなこといったものの材料でもあります。
いくつか説(せつ)があります。
ひとつは、950年ほど前の平安時代に「源義家(みなもとのよしいえ)」が東北地方でいくさをしていたとき、馬に乗せて運んでいた煮豆(にまめ)がくさってしまったが、いいにおいがしたので食べてみたらおいしかった、というものです。
ほかには、聖徳太子(しょうとくたいし)や加藤清正(かとうきよまさ)が見つけた説や、「2000年ほど前に中国大陸(ちゅうごくたいりく)から伝(つた)わった」という人もいて、実際(じっさい)のところはなぞのようです。
納豆の材料である大豆には、成長(せいちょう)や健康(けんこう)にかかせない「たんぱく質(しつ)」がたくさんふくまれています。このたんぱく質は消化吸収(しょうかきゅうしゅう)されにくいのですが、納豆菌がたんぱく質を分解(ぶんかい)しながらふえるので、大豆のまま食べるより、納豆を食べる方が多くのたんぱく質をとることができます。また、納豆菌は大豆の栄養素(えいようそ)を分解するときに、さまざまなビタミンも作り出したり、納豆菌そのものが腸(ちょう)を整えたり、消化をたすけたりと、からだによいはたらきをします。
納豆のはじまりは、なぞだということがとても意外でした。そして、いくつもの説があることもわかりました。ねばねばしているのに、はじめに食べようとした人はすごいですね。
納豆の作り方、大豆の育て方、世界の納豆についてなど、くわしく知りたい人は下に書いた本を読んでみてくださいね。
このページの内容は
1 『めん文字で楽しむ今日は何の日? 調べ学習、学級新聞、自由研究、校内放送のヒントがいっぱい 789月』 「今日は何の日?」編集委員会/編著 赤木かん子/監修 誠文堂新光社
2 『おくむらあやおふるさとの伝承料理 3』 奥村彪生/文 農山漁村文化協会
3 『なっとう菌』 木村啓太郎/監修 高部晴市/絵 農山漁村文化協会
4 『納豆の本』 全国納豆協同組合連合会/総監修 宮崎祥子/編 岩崎書店
5 『ダイズの絵本』 こくぶんまきえ/へん うえのなおひろ/え 農山漁村文化協会
6 『世界の納豆をめぐる探検』 高野秀行/文・写真 スケラッコ/絵 福音館書店
を参考に、小学生にもわかりやすいよう、一部編集したものです。
「もっといろいろ知りたいな」という人は、ぜひ図書館に来てこれらの本を読んでみてください。
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