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公開日:2012年8月7日 更新日:2012年8月21日

区制50周年顕彰者

(昭和57年10月1日顕彰)

故 大山 雅二(おおやま まさじ)氏

大正12年4月、東京府に奉職し、以来昭和20年まで第一線行政で活躍され、その間、震災救護・農林増産・北海道移民・農産物検査・食糧統制・疎開等の業務に精根を傾けられた。

その後終戦直後の混乱の情況下に都職員歴23年に及ぶ行政手腕と実績を持って、足立区長に就任。以後、公選区長2期を含め、9年余にわたり足立区長を歴任された。

当時は、戦禍激しく世情は混乱の極にあり、足立区もその例外ではなく、激変する都市機能・極端な物資の不足・価値観の変化等で、人心は混乱の渦中にあった。その中にあって、戦災復興という困難な命題に対し、足立区建設に果敢に取り組み本区発展の基礎を築きあげた。

また、数々の功績の中でも、食糧増産対策・住宅確保生活安定・福祉の推進・治水・産業経済の復興・教育振興と施設整備など足立区行政の基盤を確立された。昭和23年4月には、当時戦災にあい、千寿第一小学校に仮住まいをしていた区庁舎を再建し区のシンボルとされた。

このように、足立区長として区発展の基礎を築かれるとともに、昭和30年から18年間、都議会議員として各委員、都監査委員を歴任し、5期にわたり広域行政の視点から本区発展のために身魂を傾けられた。

特に、昭和30年代の高度経済成長期における激しい都市化現象の中で、都心区との格差是正や財政健全化、生活環境の整備に尽力されるとともに、都土地区画整理組合連合会会長として、足立区の地域開発事業に大きな功績を残されている。また、足立区青少年問題協議会会長・足立区観光協会会長・足立区千住防火協会長・足立区消防団運営委員会委員等数多い要職を歴任され、足立区の発展のために尽くされた。

大山雅二氏は、平成9年9月25日に逝去されました。生前の数々の功績に対し敬意を表するとともに、心からご冥福をお祈りいたします。

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