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公開日:2024年11月20日 更新日:2024年11月26日

第43回ADACHI障がい者アート展を支える方へインタビュー

「アート作品の商品化」という、ものづくりサービスを創り出した株式会社イデビュ、その商品化に参加していただいた足立区内の障がい福祉施設の支援者の方に、アート作品の商品化に対する思いなどをお話しいただきました。ぜひご覧ください。

 

 

第43回ADACHI障がい者アート展(令和6年度足立区障がい者週間記念事業)トップページに戻る

 

第43回ADACHI障がい者アート展のポスターの画像

 

株式会社イデビュ 代表取締役 関根 健太郎(セキネ ケンタロウ)さん

「新たなる挑戦」

株式会社イデビュ代表取締役の関根健太郎さんの顔写真

 

障がい者アートに注目したきっかけ

「fabme」という仕組みを立ち上げ、商品化を考えていた際、偶然、障がい者アートに出会いました。プロのイラストレーターを起用しようとしていた時、障がいを持つ方々のアート作品に触れ、「これだ!」と強く感じました。特に、障がいを抱えながらも、一生懸命に作品を作り上げる姿に、このアートを商品化して広めたいと感じました。彼らが自分の力で収入を得る機会を作りたいと強く感じ、挑戦したいと思いました。

 

商品化までの工程

「fabme」では、まず作品をデータ化し、アート制作者の気持ちを大切にしながらスタッフで良い見せ方を検討します。データを編集し、デザインを商品に印刷した後に、サイトにアップします。すると、自動的にマグカップやTシャツなど、様々な商品に変わり、販売可能になります。在庫を抱えずに誰でもすぐに始められる仕組みで、多くの方々に喜ばれています。

株式会社イデビュの関根さんの作業風景の写真

 

プロジェクトで難しかったこと

一番の挑戦は、この仕組みを理解してもらうことでした。「本当に無料で商品化できるのか?」という疑問を持たれることが多かったため、足立区障がい者週間記念事業の実行委員会でプレゼンテーションを行い、あだちの里様とあいのわ福祉会様とプロジェクトチームを組みながら、問題解決できるよう丁寧に対応してきました。商品が実際に届き、実行委員会の出席者やアート制作者の方々から喜びの表情や言葉をいただき、私たちの仕組みが多くの人に役立っていると実感しています。

 

皆様に伝えたいこと

このアート展を通じて、多くの方に障がい者アートの魅力を知ってもらい、「fabme」の仕組みを理解していただきたいと思います。この足立区から世界に向けて、障がい者アートをさらに広めていきたいです。ありがとうございました。

株式会社イデビュの関根さんが商品化したグッズを手に持っている写真

 

 

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社会福祉法人あだちの里 西新井ひまわり工房 久保 美樹夫(クボ ミキオ)さん

「新しい視野で、皆さんの活躍がさらに広がる!!」

西新井ひまわり工房の久保さんが商品化されたマグカップを手に持っている写真

 

「障がい者アートの商品化」について 

利用者の皆さんがもっと活躍できる場を提供したいと常に考えていたので、デザインの商品化の話を聞いた時は、とても嬉しかったです。作品がただの展示ではなく、商品として形になり、それが収入に繋がる可能性がある。さらにインターネット上で多くの人に閲覧してもらえる可能性がある。これは、利用者にとって大きなチャンスになると感じています。

 

アート制作者の反応について

最初に商品化の話を伝えた時、正直、彼らはあまり実感が湧いていない様子でしたが、自分の作品がデザインされた商品を手にしながら喜んでいる姿を見て、支援者として大変感激しています。アート制作者は、「このマグカップを使って早くコーヒーが飲みたい。」と楽しみにしていました。

西新井ひまわり工房の久保さんと利用者の方の写真

 

商品化の可能性について

新しい挑戦を通して視野が開けました。普段は受注作業が中心ですが、アートが商品化されてお給料になる可能性があることを知り、利用者とその可能性を共有したいと思っています。自分が好きなことを仕事にし、社会と繋がる機会が広がるのは素晴らしいことです。

商品化されたグッズの写真

 

皆様に伝えたいこと

まずは、障がい者の方々のアート作品を見て、素直に感動していただきたいと思います。そして、試行的に進めている障がい者の作品が、こんな商品にできるんだ!ということを知っていただくということが一番かなと思っています。
ぜひ、皆さん会場までお越しください。

 

 

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社会福祉法人あいのわ福祉会 足立あかしあ園 大沼 拓人(オオヌマ タクト)さん

「利用者さんの作品が社会に出る喜びをもっと支援したい!」

足立あかしあ園の大沼さんの顔写真

 

「障がい者アートの商品化」について 

利用者さんが、休憩時間に何気なく描いた電車や似顔絵の絵が商品化でき、収入につながっていく可能性が広がると感じました。また、アート制作者が「作品を気に入ってもらえる!」という喜びを感じてもらえることが、支援者としても大変やりがいを感じています。

商品化されたグッズの写真

 

プロジェクトで難しかったこと

前例がなかったため、最初はイメージがつかないことが課題でした。実際のサンプルを見せながら商品化の仕組みを共有することで、スタッフや利用者の間でも徐々に理解が進んだと思います。

 

アート制作者の反応について

アート制作者は、商品のデザインを見て自分の描いた部分を指さしたり頷いたりして、とても喜んでいました。その様子を見ながら、アートの持つ新しい価値を再確認し、作品が社会に出る喜びを支援することが大切だと感じました。

足立あかしあ園の大沼さんと利用者の方の写真

 

皆様に伝えたいこと

毎年、障がい者アート展を訪れるたびに、様々な方が努力して作る作品から多くの刺激と感動を受けます。利用者一人ひとりが一生懸命作った作品ばかりですので、ぜひ多くの方に見ていただきたいと思っています。

 

 

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当企画のテーマ「広がれふれ愛」のロゴの画像 アート展を支える方へインタビューのホームページは以上になります。

 

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