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公開日:2022年1月28日 更新日:2022年1月28日

【協創info】Vol.6 ―協創があだちを変える―

 区民、団体、企業など地域の多様な主体がつながり、自主的・自立的に地域課題の解決や魅力創出に取り組む「協創」は広がっています。皆さんに「協創」を身近に感じていただくため、協創活動の事例を「協創info」としてご紹介していきます。

 Vol.6は「無印良品」の運営などを手掛ける『株式会社良品計画(以下「良品計画」といいます)』による児童養護施設で暮らす子どもたちへの協創活動をご紹介します。

 足立区内にある児童養護施設クリスマス・ヴィレッジ(以下「クリスマス・ヴィレッジ」といいます)で暮らす子どもたちへ生活に必要な家具が贈られました。

 

 最近ニュースなどでよく耳にする「SDGs」。今回ご紹介する事例の「SDGs」17の目標は、次の通りです。

 SDGs1 SDGs12 SDGs17

良品計画ならではの支援

 令和3年10月6日(水曜日)、無印良品の家具が良品計画からクリスマス・ヴィレッジへ寄贈されました。この家具は撮影等で使用されたもので廃棄される予定でしたが、「子どもの貧困対策」の取り組みの一環として、児童養護施設で暮らす子どもたちへ贈られました。

 家具寄贈のきっかけは、良品計画が区との連携について足立区シティプロモーション課と協議をしていた中で、同課よりクリスマス・ヴィレッジを紹介され、児童養護施設で暮らす子どもたちの生い立ちや現状を知ったことでした。子どもたちの生活が少しでも豊かになればとの思いから家具を施設へと寄贈し、寄贈された家具は子どもたちが生活をする部屋や共有スペースに設置され、日々の生活で使用されています。

 その他、クリスマス・ヴィレッジの子どもを対象とした「無印良品での職業体験」などが企画されており、今後も子どもたちの支援に取り組む予定です。

家具2 家具3

良品計画から贈られたダイニングテーブル(左)とテレビ台(右)。その他、様々な家具が寄贈されました。

広げよう地域の見守りの輪

 今回は良品計画が行った協創活動をご紹介しました。「無印良品の家具寄贈」というのは良品計画ならではの支援ですよね。支援を必要とする方へ「出来る人」が「出来ること」で支援をする。「小さな出来ること」がたくさん集まり、「大きな支援」の一歩へとつながる。あなたが出来ることで子どもたちへの「協創」の輪に参加してみませんか?

 「施設でのワークショップにボランティア参加」「子どもたちへ経験・体験の機会を提供」「施設へ物品や資金を寄付」「施設の子どもをアルバイト・社員として採用」など、子どもたちへの支援方法は様々です。

施設退所後の困難

 児童養護施設は様々な不安により家族による養育が困難な原則2歳から18歳の子どもたちが生活していますが、子どもたちは進学や就職などを機に施設を出て、自立した生活を送らなければなりません。施設を退所した子どもたちは生活費や住居費を自分で賄わなければならず、経済的な不安から進学を選択できない子も少なくありません。また、頼れる人がおらず生活に余裕のない子どもが体力的・精神的な負担から仕事を辞めれば、就学や就職で行き詰ってしまいます。

 クリスマス・ヴィレッジ自立支援コーディネーターの郡司さんは「施設を退所する際に、退所後の生活について不安をもらす子どもは少なくない。支援してくれる人・頼れる人が周りにいることを実感することが子どもたちの精神的な支えとなるので、支援の輪が一層広がると大変ありがたい」と、お話しされていました。

 児童養護施設で暮らす子どもたちが自立した生活を安定させるには、多くの方の様々なサポートが必要とされています。

郡司さん

家具を受け取る、クリスマス・ヴィレッジの郡司さん

参考

 

 

 

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