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公開日:2020年7月22日 更新日:2021年11月18日
令和元年11月19日にオランダからパラ陸上選手Gert Jan Schep(ゲルト・ヤン・スケップ)選手、パラリンピック・スポーツ・エキスパートHeleen Moes(ヘレーン・ムース)氏、そしてオランダオリンピック委員会・スポーツ連合(NOC*NSF)事務局障がい者スポーツ専門家Rita van Doriel(リタ・ファン・ドリエル)氏が来日。
今回、初めて区内の大学との交流が実施されました。
提供:オランダオリンピック委員会・スポーツ連合
アテネパラリンピック競技大会で競泳200m個人メドレー5位、50m自由形5位、そして100m平泳ぎ6位という成績を残す。2007年200m平泳ぎ世界記録保持者、2008年に大きな怪我のためスポーツができなくなるが、リハビリを経て2015年から陸上競技を始める。2016、2017年パラ陸上400mオランダチャンピオンになり、2018年ヨーロッパ世界選手権(ドイツ/ベルリン)パラ陸上では、400mで2位という成績を残している。
提供:オランダオリンピック委員会・スポーツ連合
2013年から2016年までオランダ陸上競技連盟でパラリンピック陸上競技タレントプログラムナショナルコーチとして活躍し、現在はNOC*NSFで障がいのある若者が様々なスポーツを体験できるプログラムに携わっている。
提供:オランダオリンピック委員会・スポーツ連合
オランダオリンピック委員会・スポーツ連合(NOC*NSF)
障がい者スポーツプログラムマネージャー(2008年-現在)
◆オランダ国内
オランダパラリンピック委員会事務局長(2008年-現在)
◆国際パラリンピック委員会(IPC)
IPC理事会理事(2009-現在)
IPC開発委員会委員長(2010年-現在)
◆国際オリンピック委員会(IOC)
2022年大会調整委員会メンバー(2016年-現在)
パラアスリートによる講演会や、スポーツ体験会を実施しました。
【日時・場所・参加校】
獲得した銀メダルを見せてくれました パラアスリートの技術を目の前で見学
校庭でのスポーツ体験会では、参加した生徒全員が自分たちのできる限りの力で楽しそうに走る姿が印象的でした。また、講演会ではゲルト・ヤン選手が、知的障がいのある生徒に、決してあきらめずに障がいを乗り越えてチャレンジしていく大切さを伝えました。
花畑地域の小・中学校でパラアスリートによる講演会や、実技見学会を実施しました。
【日時・場所・参加校】
オランダの国歌を合唱するサプライズ! 何事もあきらめない大切さを学びました
白熱したリレー対決! 給食では子どもたちから踊りのプレゼントも
走り方教室では、参加者全員がゲルト・ヤン選手に走り方を教えてもらいました。リレー対決では、パラアスリートとの真剣勝負に子どもたちは大盛り上がりでした。
オランダとの連携事業で初めて、区内の大学生を対象とした取り組みをスタートしました。将来、理学療法士を目指す学生たちに、障がい者がスポーツを楽しむために、オランダでは理学療法士が大きな役割を担っていること。そして、学生一人ひとりがこれから障がい者のスポーツを通じた社会参加に活躍してほしいとの激励を受けました。
【日時・場所・参加学科】
講演会の様子 学生から多くの質問がでました
講演会後には、帝京科学大学の教授と意見交換会を実施し、リタ氏の「日本では障がい者は、何ができないかに着目するが、オランダでは何ができるかを考える」という意見に新たな視点を得たという感想もいただきました。
理学療法士とは、病気やけが、身体に障がいのある人のために体操や運動などのプログラムや、マッサージを実施し、基本的な運動能力の回復を図るリハビリのスペシャリストです。主に病院のリハビリテーション科や障がい者福祉施設、そしてプロスポーツ団体などで活躍しています。
リタ氏を中心に、障がい者のスポーツ参加について、障がい者本人の視点と提供・サポートする側の視点、そして両者をマッチングさせる総合相談窓口の役割の重要性について講演を実施しました。
【日時・場所・参加者】
リタ氏による講演の様子 パラアスリートが相談の様子を実演
オランダ連携「Game Changerプロジェクト-パラスポーツで社会を変える-」は、2017年から2020年までの4年間、足立区、江戸川区、西東京市の3自治体が、共生社会の先進国であるオランダとの連携により、パラスポーツ(障がい者スポーツ)の力を活用して各自治体の地域における社会課題の解決を図る連携事業です。
足立区では「学校」「地域スポーツ(総合型地域クラブなど)」「スポーツイベント」3つのフィールドで学習や体験活動を行います。
都立特別支援学校がある花畑地域で事業を実施。
地域の区立小・中学校にオランダのアスリートが訪問。スポーツの持つ力やモチベーションの保ち方などの講演やスポーツ体験を通して、子どもたちのたくましく生き抜く力を育みます。
都立特別支援学校と区立小・中学校の交流により、子どもたちの障がい者理解を育み、地域でいっしょにスポーツを楽しめるような社会を目ざします。
区内に9か所ある総合型地域クラブを中心に、パラスポーツ事業を推進。学校以外でスポーツをする環境や機会が限られていた障がい者にスポーツの場を提供。さらに地域との交流を図ります。
オランダの障がい者スポーツ普及の取り組みや、スポーツサービスポイント(SSP)を参考に、区内を6ブロックに分けた地域スポーツミーティングを立ち上げ、障がい者が身近な地域で気軽に運動や、スポーツを楽しめる方法について検討を始めました。
パラスポーツの体験・交流事業を実施。パラスポーツの魅力を伝えるとともに、障がい者との交流を推進します。
オランダ連携プロジェクトのパネル展示等を行い、広く事業をPRしていきます。
試合の流れを大きく変える選手のこと。
転じて社会の仕組みやルールを大きく変革する取り組みや人のことを指しています。
これまでかならずしも十分に社会参加できる環境になかった、障がいや様々なハンディキャップのある方々が、地域による助け合いや、バリアフリーなどの整備によって積極的に参加できる社会。
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