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公開日:2012年8月1日 更新日:2026年2月17日
狂犬病は、狂犬病ウイルスを保有する犬や野生動物に咬まれたり、ひっかかれたりしてできた傷口からウイルスが侵入するなどして感染する病気です。
現代の医学でも有効な治療法がなく、感染して発症してしまうとほぼ100パーセント死亡してしまいます。
日本では、昭和32年以降国内での発生はありません。しかし、世界では、今でも年に5万人前後の人が亡くなっています。特にアジア地域で多く、アメリカ、ヨーロッパなどでも発生しています。
日本国内で犬を飼う場合は、狂犬病予防法により、犬の登録及び狂犬病予防注射が義務付けられています。
狂犬病に感染した犬は、平均約1か月で発症します。情緒不安定な状態(目的もなく動き回ったり、吠えたりする)になり、目に入るものは何でも咬みつくようになります。物をうまく飲み込めなくなり、やがて全身の麻痺により立ち上がって歩くことが困難となります。ほとんどが2週間程度で、昏睡状態となり死亡します。
人が感染した場合、平均1、2か月で発症します。発熱、頭痛、倦怠感、食欲不振など、風邪のような症状で始まり、咬まれた箇所の痛みや知覚異常があります。次に、興奮状態や不安感、錯乱、麻痺などの神経症状が現れ、数日後に呼吸停止となり死亡します。
まず、傷口を石けんと水でよく洗い、すぐに医療機関を受診してください。狂犬病に限らず、犬の口の中にはさまざまな雑菌もあるので、傷口の消毒などの処置が必要です。また、発症を抑えるために、ワクチンや血清などが投与されることがあります。
犬の飼い主が分かる場合は、狂犬病予防注射を毎年接種しているかを確認してください。予防注射を受けている犬であれば、狂犬病ウイルスを保有している可能性はほとんどありません。
飼い犬が人を咬んだときは、発生した場所を管轄する保健所等に届け出る義務があります。詳しくは、「飼い犬に関する手続き」をご覧ください。
日本は、世界でも数少ない、狂犬病の発生のない国です。これは、昭和25年に狂犬病予防法が施行され、犬の登録と狂犬病予防注射、輸出入時の検疫が義務付けられたためです。
しかし、人や動物、物の国際交流が盛んな現代では、日本に狂犬病が侵入する可能性は常に存在します。
犬に狂犬病予防注射を接種することで、愛犬への感染を防ぐとともに、犬から人への感染を防ぐことができます。
渡航先の国が狂犬病の発生国かを確認しておきましょう。また、渡航先では、不用意に犬・猫や野生動物に近づいたり、手を出したりしないようにしてください。
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