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公開日:2026年2月5日 更新日:2026年2月5日
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日本の刺繍の歴史は、今から約千四百年前にまで遡る。仏教の伝来と共に刺繍による仏像が作られたのが始まりで、17世紀以降、刺繍入りの着物が町人階級にも普及。江戸刺繍は京風、加賀風に並ぶ日本刺繍の代表格と称されるようになった。制作は依頼人のオーダーを聞くところから始まり、図案や色などを決定。糸は赤一色でも二十種類近いバリエーションがあり、日本の伝統色に精通した職人の色彩感覚が発揮される。多数ある縫い方の中には、糸を駒に巻き、駒をはわせながら綴糸で留めていく駒縫いなど、日本独自の技法も存在する。職人は伝統的な技術を応用した新たな作品づくりに挑戦し、アーティストとしての個性を克明に刻んでゆく。多いときには数万回に及ぶ針数が生み出す細密画の如き作品は、絹糸ならではの光沢を放ち、木綿糸を使用する製品にはない質感を帯びる。角度を変える度に絹糸が輝きを変えることから、絵画や写真とは異なる魅力を持った鑑賞作品としての価値も高い。
引用元:東京都産業労働局ホームページ「東京の伝統工芸品42品目」(外部サイトへリンク)
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