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公開日:2021年7月8日 更新日:2021年7月8日

~足立大好きインタビュー~ボクシング日本代表・森脇唯人さん

「スピード」と「迫力」を、ぜひ見てほしい

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 ボクシングを始めたのは高校からです。中学校までは空手をやっていました。もともと年末の格闘技を父、母、弟と観に行くほど、家族全員格闘技が好きで、それで空手を始めたのですが、ボクシングにも興味があったので高校からボクシングに転向しました。格闘技は、何も道具を使わずに本能的に戦うスポーツなので、そこに魅力を感じます。
 テレビで放映されるボクシングはプロのタイトルマッチが多く、ラウンド数は3分×12ラウンドですよね。試合のペースとしては1ラウンド目からペース配分しながら進んでいくという感じですけど、アマチュアボクシングは3分×3ラウンドと、プロよりラウンド数が少ないので最初から打ち合いが激しく、9分間ずっと打ち合っていることもあります。さらに自分の階級はミドル級(69~75kg)で、体の大きな外国の選手と拳を交えることが多いので、迫力もあって魅力的な競技だと思います。
 祖母は、「負けてもいいからケガしないで帰ってきなさい」って、いつも言うんです。いや、負けちゃダメだろって思うんですけど(笑)。心配してくれるのは嬉しいですけどね。東京2020オリンピックをきっかけに、ボクシングを観るのに抵抗のあった方たちにも面白いと思ってもらえたら良いなと思っています。祖父は、あまり格闘技が好きじゃなかったのですが、僕が高校で始めてからボクシングが好きになったみたいです。弟も大学で今ボクシングをやっているんですけど、自分の孫がやっているので、タブレットを買って、試合の動画を見てくれているみたいで。それも嬉しいですね。

大学時代のターニングポイント。そして何事にも、ポジティブシンキングで

 大学2年生のときのチーム戦で、僕が勝っていればチームが1部リーグに残れるという大事な試合があったんです。サッカーで言うとJ1の残留争いのような。大事な試合で最後の最後に僕が負けてしまって、2部リーグに落ちてしまった。そのときはボクシングを始めてから初めてショックを受けました。しかも、僕に勝った選手は大学の日本代表にも選ばれました。あまり泣いたことないんですけど、初めて泣きましたね。チームを背負っていたので、降格してしまったことが本当に悔しかったです。そのころから日本代表とか、オリンピックを意識し始めるようになりました。そこがターニングポイントですね。そこから自分の中で気持ちの持ち方が変わったなと感じます。それがあったからここまで来られたとも思います。2
 子どものころは嫌なことがあるとすぐにやめてしまう性格でした。でも、ボクシングを始めてから、気づいたら何でもポジティブに考えるようになっていました。試合中に1ラウンドとられても、「なんとかなるでしょ」って。セコンドの方のアドバイスを聞いて、自分なりに飲み込んで、次のラウンドを戦うという感じ。そういう試合の積み重ねで、ポジティブ思考が身についたのかもしれません。東京2020オリンピックが
1年延期になったことも、「もっと強くなるための準備期間がもう1年できた」と思えました。モチベーションという面では全くブレはなかったですね。
今から新しいことやっても試合には生かせないので、ケガに気を付けて、今までやってきたことを出すだけ。いつどこで開催されても、自分の出せるベストを尽くして、戦うだけです。
(写真提供:自衛隊体育学校)

足立区の自宅から離れたくないんです

 足立区は下町っぽさもある都会で、住んでいて居心地いいなと思いますよ。西新井アリオもよく行きましたし、公園も多いですし、本当に住みやすいですね。公園でトレーニングすることも多くて、特に舎人公園は走りやすいです。ほかにも魅力的な所も多いと思います。
 今、自分の住所は自衛隊の寮にあるのですが、特別に実家から通勤させてもらっているんです。朝、自衛隊朝霞駐屯地に来て、練習して自宅に帰っていくという感じ。だから朝霞と足立区をずっと行き来しています。
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それでも実家に帰りたい。落ち着きますし。練習した後もリラックスできますし、母のおいしいごはんもありますしね。
 個人的な意見になりますけど、日暮里・舎人ライナーがすごく便利だなって思っています。自宅が日暮里・舎人ライナー沿いなので、日暮里に出るときは助かります。
 それと、竹の塚のワールドスポーツボクシングジムには学生のときからお世話になっていて、自衛隊体育学校に所属してからも、自衛隊での練習が終わって帰ってきてワールドスポーツボクシングジムで練習をしていました。ただ、コロナで行けなくなってしまって。そのときは、父が自宅にジムを作ってくれて、練習に付き合ってくれました。家の中にサンドバックをぶら下げて、父にミットを持ってもらって。ですので、練習という面ではコロナ禍でも支障はなかったですね。国内で試合ができなかったってことはありましたけど、ボクシングは不自由なくできました。

「ボクシングって面白い」と思ってもらえるようなパフォーマンスを

 オリンピックは世界的にも一番大きいスポーツイベントだと思いますし、スポーツをやっていない人でも分かりやすい世界一を決める大会で、メダルをめざして頑張る価値ある大会だと思います。
 村田諒太さんが2012年のロンドンオリンピックで金メダルとったとき、僕はボクシング始めて2カ月くらいだったので、日本人がミドル級でオリンピックの金メダルをとるというすごさがよく分からなかったんです。でも、いざ自分が競技にのめり込んで、経験や知識が増えていくと、どれだけ難しくてすごいことかというのが分かりました。
「ボクシングって面白い」 

 国際大会で外国の方と試合をすると、駆け引きのうまい選手もいますし、オリンピックになると雰囲気も注目のされ方も違いますよね。特に今回は、地元東京での開催。過度な意識はしていないですが、生きていて一度あるかないかぐらいのことだと思いますし、自分がそれに出られるのは嬉しいです。せっかく東京でやるので、色々な方に観てもらいたい。ボクシングって面白い競技だなって思ってもらえたら一番嬉しいので、そう思ってもらえるようなパフォーマンスをしたいです。
(写真提供:自衛隊体育学校)

足立区代表として、恩返しは「金メダル」で

 日本代表としてはもちろんですけど、自分は「足立区代表」として、区民の皆さんに勇気を与えられたらと思っています。自分1人でやってきたわけではない。色々な人の支えがあってこうやってオリンピックのスタートラインに立たせてもらっているので、お世話になった方々に、結果で恩返しをしたいです。

 速いテンポで鋭いパンチを打てることが自分の武器なので、ぜひ試合を見てほしい。そして、この機会にたくさんの方にボクシングの面白さを知ってもらえたら、嬉しいです。

 

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森脇唯人(もりわき ゆいと)

1996年生まれ
江北小学校・江北中学校(現 江北桜中学校)出身
自衛隊体育学校所属
全日本ボクシング選手権大会3連覇(2017年~19年)
2018年、ロシア国際トーナメント銅メダル獲得

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