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公開日:2023年12月26日 更新日:2024年3月22日
小台一丁目地区は荒川と隅田川に挟まれた水辺環境豊かな地区であり、かつては区内工業の中心地でしたが、平成8年に日暮里・舎人ライナー足立小台駅の開設を契機として、良好な市街地の形成を図っていくため、小台一丁目地区計画が策定されました。
地区計画では、「駅の開設に伴う環境整備や水と緑豊かなまちづくり」を目指し、生産環境と居住環境の調和と市街地環境整備、親水拠点の形成などを図り、土地の有効利用を適切に誘導することとしています。
現在、荒川の一部ではスーパー堤防が整備され、隅田川沿いの一部でも堤防整備が進められています。堤防整備事業と大規模敷地の土地利用転換に合わせて、地区計画整備計画を定めてまちづくりを進めています。
一方、近年は毎年のように全国で甚大な浸水被害が発生しています。足立区は「災害に強い首都『東京』形成ビジョン(令和2年12月)」において、高台まちづくりのモデル地区に設定され、災害に強い拠点づくりとして、高台等を活用した避難場所等の検討を進めています。
このたび、工場跡地の利用転換に合わせて、まちづくりの目標と方針を見直し、一部区域の建物のルールを変更します。
変更内容を地域の皆様にお知らせするため、都市計画法16条に基づく地区計画等変更説明会を令和6年2月2日、3日に開催しました。両日合わせて53名の方にご参加いただき、貴重な意見を賜りました。ありがとうございました。
当日の説明会資料および動画を掲載いたしますので、是非ご覧ください。
・説明会動画 外部サイトへリンク(外部サイトへリンク) (令和6年2月14日から
令和6年8月31日まで視聴することができます。)
※ 説明会動画は原案説明までの内容となっております。
質疑応答の部分については個人情報保護のため公開しておりません。
また、【資料1】の説明会配布資料に説明内容を記載しております。
Q1:今日の説明は、高規格堤防整備事業による盛土の区域のことだけで他の区域は変更
されることはないということか。
A1:対象区域に建物を建てる際のルールや通路などを位置付けたもので、他の区域にお
いて新たな規制はない。
Q2:地区区分について、新たに編入される地区は「業務地区」で既存の「業務・住宅地
区」と名称が異なるのはなぜか。
A2:「業務・住宅地区」は準工業地域、「業務地区」は工業専用地域という用途地域に
指定されている。工業専用地域では、住宅は建てることができないため「業務地区
」としている。また「業務地区」では、隣接する「業務・住宅地区」に配慮し、危
険物を扱うような工場等を建てることができないよう、地区計画の中で制限を追加
している。
Q3:建ぺい率について地区計画で50%に抑えているということだが、建物が建つ際の
高さの制限などはあるのか。
A3:東側の既に整備計画が定められている区域でも、地区計画の制限として高さ制限は
なく、今回追加する区域も同様に高さの制限は定めない。建ぺい率を抑えて、緑地
や通路の指定と、壁面の後退制限により周辺空地を多くとることで、周辺環境に配
慮した敷地計画となるよう制限を定めていく。
Q4:通路1号はマンションの敷地内だが、今回の敷地で通路ができると連続するのか。
A4:地区計画で定められた通路なので一般の人も通るようになるが、その使われ方につ
いては、土地の所有者とマンションと相談しながら決めて行くことになる。
Q5:今後の計画の進行について
A5:本日が地区計画変更原案の説明会となり、都市計画の手続き、都市計画審議会を経
て8月に決定・告示予定である。また、盛土工事のスケジュールについては、国土
交通省が行なっているが、令和6年度いっぱいかかるとのことである。その後、令
和7年度より土地所有者により建物の工事が始まると聞いている。
※ 説明会後、国から盛土工事以外の道路工事は令和7年度も実施と報告されてい
る。
Q6:盛土工事によって、堤防上の道路から堤防下に下りられなくなっているが、いつま
で下りられないのか。
A6:令和7年度までには堤防下に下りる道路(坂路)が完成すると聞いている。
※ 説明会後、国から坂路復旧は令和7年6月頃を見込んでいると報告されて
いる。
Q7:避難先となる高台へ高齢者や車いすの方が避難できるスロープ等を設置する予定は
あるのか。
A7:現在工事中のため、北側にあった歩行者・自転車が降りられる斜路付き階段は閉鎖
されているが、少し西側にずらして設置する予定である。車いすの方は、南側の隅
田川沿いのスロープがある経路を活用して高台へ避難していただきたい。
※ 説明会後、国から斜路付き階段の復旧は、別途お知らせすると報告されて
いる。
Q8:「業務地区」としたことで車の出入りが多くなる建物が建つと想定されるが、北側
の道路は盛土工事で西側へは降りることができないので、車両の通行が東側や江北
橋に集中すると思われる。今後、道路の整備が進むとまた西側に行けるようになる
のか?
A8:車両の出入り部分の道路の形状については、設計者の国土交通省とともに安全性を
考慮して警察と協議中である。車の土手上から土手下への移動は、将来的にはもう
少し西側に坂路ができるので、そこから降りることができる。
Q9:盛土された際に、今回の敷地はどのくらいの高さになるのか。
A9:隣接のホンダカーズの地盤面と同じ高さになるように計画されている。マンション
とは法面部分に緑地の緩衝帯はあるが、最大3m程度段差ができる。
説明会で皆様からいただいた貴重なご意見を踏まえ、都市計画の手続きを経て、地区計画等の変更に向けて取り組んでいきます。
時 期 | 内 容 |
---|---|
令和6年 6月頃 | 案の告示・縦覧及び意見の受付 |
令和6年 7月頃 | 足立区都市計画審議会にて審議 |
令和6年 8月頃 | 都市計画決定の告示 |
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