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公開日:2024年2月20日 更新日:2024年4月1日

コミュニティバス「はるかぜ」の協働事業の実施について

コミュニティバス「はるかぜ」の一部路線について、区民の移動手段を支えるために、区とバス事業者の双方が連携・協働し利用者の多い路線を維持していく「協働事業」を実施します。

コミュニティバス「はるかぜ」は平成12年の「はるかぜ」1号運行開始以来、12路線を5つの事業者による「自主運行」形式で運行してきました。これまで足立区はバス停の整備や車両購入費用の補助を実施してきましたが、バス事業者のみでは路線の維持が非常に困難となってきています。

協働事業へ変更する経緯

1 社会情勢の変化と関連法の改正

(1)社会情勢の変化

➀人口減少等による長期的な利用者の減少に加え、コロナ禍の直撃により地域交通を取り巻く状況が悪化
➁地域公共交通を担う運転士不足の深刻化

上記の問題が全国的に発生しており、民間事業者による運送サービスの提供継続が困難な地域が増加

(2)関連法の改正

上記の社会情勢の変化を受け、地域の連携・協働を通じ、利便性・持続可能性・生産性の高い地域公共交通への再構築を進めるための「地域公共交通の活性化及び再生に関する法律等の一部を改正する法律」が令和5年4月に公布され、同法の施行に向けて「地域公共交通の活性化及び再生の促進に関する基本方針」が変更され、令和5年10月より施行

「地域の関係者が連携と協働を行い、一体となって運送サービスの持続可能な提供を確保ることが不可欠」と新たに基本方針に位置づけ

2 はるかぜ運行事業者へのヒアリング結果

はるかぜを運行するすべての事業者に対しヒアリングを実施した結果、バス利用者の減少や慢性的な運転士不足に加え、2024年問題への対応から利用者の少ない路線を減便もしくは廃止し、限られた人的資源を利用者の多い路線に配置する必要があることが分かりました。

また、日立自動車交通株式会社及び株式会社新日本観光自動車は、運転士不足や経営状況の悪化がより切迫した状況下にあり、「自主運行」形式では運行路線の維持が難しいことも判明しました。

これまで以上に区とバス事業者が連携・協働して路線を維持していくことが必要

区とバス事業者の協働事業について

1 事業の目的

コミュニティバス「はるかぜ」の路線について区とバス事業者の双方が連携・協働を行い移動手段を維持していくとともに、利用実態に合った最適かつ効率的な運行を推進していくことを目的としています。

2 協働事業へ変更する路線

  • 1号(西新井・綾瀬線)(日立自動車交通株式会社)
  • 5号(北千住駅西側地域循環)(株式会社新日本観光自動車)
  • 6号(北千住・鹿浜線)(株式会社新日本観光自動車)
  • 8号(小台・宮城循環)(株式会社新日本観光自動車)
  • 9号(青井・亀有線)(日立自動車交通株式会社)
  • 11号(堀之内・椿循環)(株式会社新日本観光自動車)
  • 12号(西新井・亀有線)(日立自動車交通株式会社)

計7路線

3 協働事業の概要

詳しくは、下記をご参照ください。
(仮称)持続可能なコミュニティバス「はるかぜ」路線の維持事業(PDF:146KB) 

自主運行を維持する路線への支援について

当面の間、自主運行を維持する下記路線についても、車両購入費用の補助をはじめ支援を継続していきます。 

  • 2号(綾瀬・六木線)(朝日自動車株式会社)
  • 4号(区役所・鹿浜線)(東武バスセントラル株式会社)
  • 7号(西新井・六木線)(東武バスセントラル株式会社)
    ※ はるかぜ7号は令和6年度中に運行終了予定

 

車両購入費用の補助についてはこちらをご参照ください。

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