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公開日:2024年3月4日 更新日:2024年8月9日
HPV(ヒトパピローマウイルス)は、一般的には女性の子宮頸がんの原因として知られていますが、男性に対しても、がんや性感染症の原因になるウイルスです。HPVは、性交渉等を通してパートナーへ感染するリスクがあります。男性もHPVワクチンを接種することで、中咽頭がんや肛門がん、性感染症を予防する効果が期待できます。
足立区では、HPVワクチン任意接種について費用を助成し、足立区内の指定医療機関において無料で接種できます。
なお、男性に対してのHPVワクチン予防接種は予防接種法に基づかない任意の予防接種となっております。接種の義務はありません。接種を受けるかどうかは、副反応を考慮したうえで、ご判断ください。
※ すでに自費で接種された方に対しての償還払いの制度はありませんのでご了承ください。
足立区内に住民登録のある小学校6年生から高校1年生相当の男性
※ 2008年4月2日生まれから2013年4月1日生まれ
上限3回・無料
※ 定められた途中からでも助成の対象となります。
1 足立区保健予防課へ予防接種予診票を交付申請する。
母子健康手帳を持参のうえ、お近くの保健センターもしくは、保健予防課予防接種係にお越しください。
その場での発行が可能です。ただし、足立区への転入届出当日はシステムの関係上、その日のうちに発行することができません。翌開庁日に郵送させていただきます。
https://shinsei.city.adachi.tokyo.jp/apply/guide/1126 からご申請ください。
以下の手順でご申請ください。
1 「予防接種予診票郵送申請書(PDF:603KB)」を印刷し、必要事項を記入する。
2 母子健康手帳の予防接種の記録のページをコピーする。
3 1と2を保健予防課予防接種係宛てに郵送する。
※ オンライン申請と郵送申請は、郵便事情により1週間程お時間がかかりますので、ご了承ください
2 医療機関を予約する。
足立区内の指定の医療機関でのみ助成がご利用できます。
1の予診票交付時に接種可能な医療機関一覧を同封します。
3 予診票を使って接種する。
※ 接種後に予防接種予診票の申請をされても助成はご利用いただけません。必ず接種前に予防接種予診票をお受け取りください。
1回目から2か月の間隔を置いて2回目を接種し、1回目から6か月の間隔を置いて3回目を接種します。
現在、男性が接種できるHPVワクチンは4価(ガーダシル)のみです。
接種日当日16歳未満の被接種者の方には、原則として保護者の同伴が必要となっています。また、接種日時点で16歳以上の方は本人が同意の署名を行う必要があります。
ワクチンを接種した後に注射した部分が腫れたり痛んだりすることがあります。注射した部分の痛みや腫れは、体内でウイルス感染に対して防御する仕組みが働くためにおこります。通常は数日間程度で治ります。国内の臨床試験では以下のような症状等が報告されています。
【4価ワクチン】(接種後5日間から15日間の症状調査)
注射部位の疼痛(82.7%)、紅斑(32.0%)、腫脹(28.3%)、そう痒感(6.4%)、発熱(5.7%)、頭痛(3.7%)
重い副反応として、まれに、アナフィラキシー様反応(血管浮腫・じんましん・呼吸困難など)、ギラン・バレー症候群(下から上に向かう両足のまひ)、血小板減少性紫斑病(鼻血、歯ぐきの出血、月経出血の増加など)、急性散在性脳脊髄炎(まひ、知覚・運動障害)があらわれることがあります。
女性のHPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン定期接種対象の方は、HPV(ヒトパピローマウイルス感染症)ワクチン定期接種 をご確認ください。
夏休み(7から9月の休日)を利用してHPVワクチンを接種できる医療機関があります。詳しくは、夏休みにHPVワクチンを接種しませんか?をご覧ください。
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