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公開日:2015年11月11日 更新日:2015年11月11日

小学生の手で「千住ネギ」を復活へ

現在、栗原北小学校・平野小学校・千寿双葉小学校の区内3小学校で、かつて足立区を中心に栽培されていた、江戸東京伝統野菜のひとつである「千住ネギ」の復活事業に取り組んでいます。
「復活といっても、『千寿葱(ねぎ)』はお店で売っているじゃない?」とおっしゃる方もおられるでしょう。現在お店で売っている「千寿葱」は、千住にある葱専門の市場で扱われているネギではありますが、決して区内産という意味ではありません。
「千住ネギ」の栽培にあたっては、足立区農業委員の皆さまからお力とアドバイスを頂き、種は、国立研究開発法人農業生物資源研究所から譲り受けた固定種(※)を使用しています。これにより、何世代にもわたって種を取り、栽培し続けることが可能となることから、上級生が取った種で下級生がネギを栽培し、生命をつないでいくことの大切さや、区の農業の歴史、食の大切さを学んでいくことができます。
長く見守っていきたい取り組みの一つです。

※固定種とF1種(交配種):固定種とは、ある地域で何世代も引き継がれて、その風土に合ったものとして固定化した種のことです。一般に市販されている種は、異なる性質を持つ種を掛け合わせたもので、F1種(交配種)と呼ばれています。F1種は栽培が容易で品質がそろうという長所がありますが、2代目以降に異なった色・形質が現れるなど種の自家採取ができません。

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