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更新日:2016年5月10日

江戸東京野菜「千住ネギ」復活へ!!

区内小学生が「千住ネギ」を復活させます!

かつて、足立区を中心に栽培されていた、江戸東京野菜の「千住ネギ」。平成27年8月31日(月曜日)、区内小学校3校の児童が「千住ネギ」復活へ向け、種をまきました。

使用する種は固定種なので、何世代にもわたって種を取り、栽培し続けることが可能です。ネギ栽培に携わった児童が種を採取し、下級生へ譲り渡していくことで、生命を繋いでいくことの大切さや、足立区の農業の歴史、食の大切さを学びます。

※一般に市販されている種は「F1」と言われ、一代限りの交配種です。

種

【実施校】※学年は種まき時

  • 平野小学校(5年生)
  • 栗原北小学校(4年生)
  • 千寿双葉小学校(4年生)

農業委員会では、農業委員が各学校で直接児童に栽培上のアドバイスを行います。

農業委員が各学校で直接児童に栽培上のアドバイスしているところ

「千住ネギ」とは??

天正年間(1573年から1593年)に大坂からの入植者が砂村(江東区)で栽培したのが江戸のネギ栽培の始まりです。当時のネギは青い部分を食する葉ネギでしたが、江戸の気候が関西に比べて寒く霜枯れするため、土に埋まっている白い部分を食するようになり、さらに白い部分を長くするため土寄せして、現在の根深ネギの形態になりました。これが隅田川を遡り、江戸北方(足立や葛飾)で栽培され、「千住ネギ」と称されるようになりました。一般に千住ネギは、軟白部分が長くて締まりも良く煮くずれしない、熱を加えると甘みが出ることから、鍋物に好んで使われました。
一方、「千寿葱」と漢字で表記されるネギも存在します。これは、千住にある葱専門の市場で取り引きされる、白ネギのブランドのことです。かつては千住ネギも市場で扱われていましたが、現在は近県で栽培されたネギが取引されています。

種を入手するために

区内では、かつて栽培されていた「千住ネギ」の種を入手することは困難です。そのため、「国立研究開発法人農業生物資源研究所」のジーンバンクから入手した固定種「千住一本太」の種を使用しています。固定種なので、生育したネギから種を取り、次年度の作付けに使用できます。

「種まき」から次の「種まき」まで

1 種まき

平成27年8月31日(月曜日)に3校一斉に校内のプランターに児童が種まきをしました。プランターに敷き詰めた土に手で小さな畝(うね)を作り、畝の底に等間隔で1粒ずつ種をまきました。

畝

当日は、千住ネギ復活に携わる児童に、「江戸東京・伝統野菜研究会」代表・大竹道茂氏により、江戸東京伝統野菜と千住ネギに関する特別授業を実施していただきました。大竹代表、ありがとうございました!

講演風景

※授業の様子は、大竹代表のブログ(外部サイトへリンク)をご覧ください。

種まき以降、学校によって生育に差が出ました。一日中、太陽が当たる環境で育った苗は、種まきから1ヶ月半で20センチから30センチ程に成長しました。中には、ネギを好む虫に食われてプランターごと全滅してしまうものも発生してしまいました。

苗 

病気

2 定植

ネギをプランターで栽培し続けると、成長を妨げてしまうため、広い場所に植え替える(定植)作業をしなければなりません。平成27年10月20日(火曜日)に栗原北小学校と平野小学校で、26日(月曜日)に千寿双葉小学校で、プランターから各学校の畑へ定植が行われました。プランターと同じように畑にも畝を作るため、各学校には事前に深さ20センチ程の畝を作っていただきました。

畝

当日は、種まきに携わった児童が農業委員の指導のもと、畝の底に割り箸で穴を開け、プランターからネギの苗を1本ずつ取り、開けた穴の中に入れて土を軽く寄せる作業をしました。

指導2

児童からの声

「種は匂いがないのに、今はネギの香りがする!収穫が待ち遠しいです!」

「どのくらい大きくなるか成長が楽しみです!」

農業委員会・荒堀会長から児童へ

「野菜は『足音で育つ』と言われています。足繁く、畑に通ってネギの様子を見てください。そうすれば、きっと立派なネギに成長します。いずれ学校の給食で食べていただければと思っています。」

定植

定植3

3 土寄せ・日常管理

ネギを長く成長させるには、日常の管理と「土寄せ」という作業が欠かせません。畝の底に植えたネギの苗は、土の下に向かって成長するのではなく、苗の上にそびえる畝の山を切り崩す(土寄せする)ことで、ネギが上へ向かって成長していきます。

各学校では、毎日2人一組で様子を見る当番を決めて、水やりや肥料やりをして成長を見守りました。雑草が生えてくると、作物の成長を鈍らせてしまうため、除草するなどの日常管理、また、収穫用と採種用のネギの畝を決め、収穫用のネギの先端に「ネギ坊主」という種を実らせる球形に咲く花が実ってくると、ネギそのものが硬く食べづらくなるため、ネギ坊主をもぎ取るなど管理をしました。管理の様子を写真に撮り、観察日誌で記録に取り組む学校もありました。

4 収穫

当初2月頃と予定していたネギの収穫は、1ヶ月以上延びてしまいましたが、平成28年3月23日(水曜日)に栗原北小学校、4月15日(金曜日)に平野小学校、4月22日(金曜日)に千寿双葉小学校の3校すべてで無事に収穫することができました。

栗北小収穫3

栗北小収穫4

平野小収穫1

平野小収穫2 

千寿双葉小3

千寿双葉小1

児童からの声

「種はすごく小さかったのに、こんなに大きく成長してビックリです!」

「ずっと成長の様子を見てきて、今日収穫できたことに喜びを感じました。」

収穫したネギは、学校によって栽培に携わった児童が調理実習を通じて試食したり、各家庭に持ち帰り、様々な食べ方で児童やその家族が味わったことでしょう。

5 種の採取と下級生への種の伝達

ネギが成長すると、ネギの先端にネギ坊主が咲き、ネギ坊主の中から種がこぼれ落ちてきます。5月以降に、種を採取し、今回、栽培に携わった児童から下級生へ種を伝達します。

6 種まき

今年の夏休み前に種の伝達式と合わせて、上級生から伝達された種をまき、生命を繋ぐ大切さを学びます。

お問い合わせ

農業委員会事務局

電話番号:03-3880-5866

ファクス:03-3880-5605

Eメール:sangyo@city.adachi.tokyo.jp

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