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公開日:2025年10月14日 更新日:2025年10月14日
令和7年10月21日(火曜日)から令和8年1月11日(日曜日)まで、足立区立郷土博物館で開催する特別展「千住宿400年」。千住宿の三大特徴を「歴史の継承」「交通の要衝」「文化の繁栄」ととらえ、約70点の展示資料でその真髄に迫ります。
今回の特別展で初公開となるのが千住の地名の由来となったとされる秘仏・千手観音立像の参拝用の、いわゆる「御前立」と呼ばれる仏像です。閻魔様で有名な千住、勝専寺(※)の所蔵です。
もう1点の初公開は黒漆塗仏二枚胴具足(くろうるしぬりほとけにまいどうぐそく)。千住の旧家に伝わる甲冑で、武士と百姓・町人の二重身分の人々が少なからずいたという千住地域の特質を今に伝える貴重な資料です。
その他、明治天皇陛下が1876年東北地方へ巡行の際、千住の行在所(あんざいしょ:お出かけの際の仮御所。現在の千住三丁目付近)までお見送りに来られた皇后陛下(後の昭憲皇太后)が千住の子女から菖蒲の献上を受ける様子を描いた浮世絵も見どころの1つです。こちらは、千住が明治時代においても、交通の要衝であったことを伝える資料でもあるのだとか。
私が興味を覚えた展示品は掃部宿小型厨子(かもんじゅくこがたずし)でした。厨子とは仏像などを安置する扉付きの箱型収納具ですが、興味深いのは「この厨子に一体何を入れたのか」です。現在の神奈川県伊勢原市の大山に参拝し、持ち帰った御神酒や名水を納めるために特別につくったもので、区の文化財に登録しています。いくら名水とはいえ、お水のために厨子を作ってしまうところが、さすが千住の旦那衆だと驚きました。
(※)勝専寺の「専」の字は旧字体ですが、表示の都合により新字体を使用しております。
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