高校生世代応援支援金スタート

　令和7年度の新事業の一つに、「高校生世代応援支援金」があります。区立の小・中学校卒業後に途切れがちだった区の支援を高校生まで延長。部活動や習い事、資格取得などにチャレンジする若者の応援が目的です。

　一定の所得基準はありますが、年間5万円を保護者、または高校生本人の口座に振り込みます。支給後に使途がわかる領収書を提示していただき、確認します。

　4月末時点ですでに185件の申請がありました。そのうち23件（12.4％）は高校生本人からの申請です。

　使途を見ると、部活・クラブ活動費、検定・資格試験受験料、参考書代、進学・就職に係る経費と続いています。

　「二十歳の集い」実行委員の皆さんからも、「クラブ活動には意外とお金がかかります。シューズやユニホーム等、一度買えば終わりではなく、買い替えも必要なので、支援はありがたい」との声がありました。「将来の進路を具体的に考え始める時期。色々な大学や専門学校へ見学に行くので、交通費もバカになりません」との声も複数頂戴しました。

　令和6年度に始まった「アダチ若者会議」の中で出てきた若い世代の意見が形になったのが本事業です。申請状況を見ながら、さらなる改善策を検討していきます。