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公開日:2025年5月13日 更新日:2025年5月13日
「宿場」というと、私は時代劇に登場する旅籠(はたご)をイメージするのですが、千住宿は少々趣を異にしていたようです。旅籠が少なく問屋と呼ばれた卸売りの商家が多かったからです。
交通の要衝に位置し、様々な物産の産地が近かったという地理的条件が、その理由と考えられます。また江戸を出発して最初の宿場でしたので、旅人は足をのばして草加宿や越谷宿に宿泊することが多かったそうです。
地方からの帰り道、江戸に入る前に身だしなみを整える意味から、千住宿には現在の床屋に当たる「髪結(かみゆい)」の数が多かったとも聞きました。
江戸の町屋に見られる板葺きや瓦葺きの建物と、農家風の茅葺きの建物が混在している状況は、江戸や農村の人々が集まった町であったことを物語ります。このあたりは、郷土博物館のジオラマで再現していますので、ぜひご覧ください。
現在、千住には5つの大学が集まり、若者のまちとして賑わっていますが、400周年を単なるお祭り騒ぎで終わらせるのではなく、人と人、団体と団体等の新しいネットワークの構築や、新たな千住ファン獲得に繋がるような1年にしていく考えです。地域の皆様はじめ関係各位のご協力をいただきながら、盛り上げていきます。
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