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公開日:2024年8月13日 更新日:2024年8月13日

特定外来生物、クビアカツヤカミキリの被害が急拡大

 クビアカツヤカミキリとは、サクラ、モモ、ウメなどのバラ科樹木に寄生し、幼虫が木の内部を食べて枯らしてしまう外来のカミキリムシです。日本では2012年に愛知県で最初の被害が確認されて以来、徐々に全国へと被害が広がってきました。東京都では、2015年に福生市とあきる野市で、23区では2020年に当区で初めて被害が確認されました。

 今年度に入って、区内での被害が急拡大しているとの報告を受けました。昨年度は、花畑地域のみで被害が確認されていましたが、今年度は7月末時点で既に古千谷本町、花畑、大谷田、東綾瀬の4地域で発見されています。

 専門家の話では、気温上昇により樹木が弱体化し、樹液で幼虫を溺死させる力がなくなり、被害が増加していると考えられるとのことです。温暖化の影響はこのようなところにまで及んでいるのかと、驚くばかりです。

 幼虫が木の内部を食べた後のふんと木くずが混ざったものを「フラス」といい、これが木の幹や根元に出ていないかをチェックすることが発見への近道だと言います。「もしや?」と思われた方は、お問い合わせコールあだち(03-3880-0039)にお電話いただくか、下記の関連リンク内にあるクビアカツヤカミキリ通報フォームからお知らせください。

 繁殖力や拡散能力が高いことから、ご自身の樹木だけにとどまらず、広域的な被害となる恐れがあります。対象となる樹木を所有されておられる方は、改めてご確認をお願いします。

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