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公開日:2024年1月19日 更新日:2024年1月19日

高齢者孤立死データ分析結果

 足立区では、東京都監察医務院(死因不明とされた方などの死因を明らかにする機関)より提供を受けた平成28年以降のデータを基に、令和2年度から、性別や状況別の高齢者の孤立死状況を分析しています。区独自の取り組みである「孤立ゼロプロジェクト」に生かし、一人でも孤立死を減らせるよう努めるためです。

 この分析では、「孤立死」を「単身者の自宅での死亡」と定義します。

 性別による集計を見ると、孤立死者数は男性が女性の2.2倍、亡くなってから発見までの経過日数は男性が平均14日であるのに対し、女性は平均7.8日、また、30日以上経過してしまうケースの83%が男性との結果でした。

 女性は男性に比べ平均寿命が長いにもかかわらず、男性の孤立死が顕著なことは、例年変わらない現実です。

 区もこの点を重く見ており、男性が参画しやすい企画を地域学習センターや住区センター、地域包括支援センターなどで打ち出し、男性の社会参画を促してきました。しかし、現役時代に地域との関わりが薄い方にとっては、それでもハードルが高く、一歩踏み出すことを躊躇される方が多いのが現実です。お誘いしても拒否される方も一定数いらっしゃいます。

 区内でも単身高齢者は増加傾向にあります。孤立死のリスクを回避すべく、区もさらに知恵を絞ることはもちろんですが、お一人おひとりが、「様々な地域活動に参加する」「お近くの地域包括支援センターに相談する」など、具体的な行動に踏み出していただければと思います。

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